生活保護打ち切りで審査請求　震災義援金を収入認定

　東日本大震災の義援金の一部を収入と認定され、生活保護が打ち切られたのは不当だとして、仙台市の５０代の女性が宮城県に処分の取り消しを求める審査請求を出していたことが２１日、分かった。請求は１９日付。

　審査請求書などによると、女性は住んでいたアパートが津波で全壊し、仮設住宅に入居。義援金として７月２６日に４５万円を、生活再建支援金として８月４日に１００万円を受け取った。

　仙台市の福祉事務所は８月２２日、１４５万円のうち約７５万円を収入と認定し、生活保護廃止を決定した。