10/21 20:04 更新
佐賀県では21日、玄海原発のプルサーマル発電をめぐる裁判が開かれ、原告が「原発の危険性」を訴えました。原告の市民団体は、核燃料を再利用したMOX燃料の安全性に問題があるとして燃料の使用差し止めを求めています。21日の口頭弁論では、原告側は「福島原発は地震で事故につながった可能性が否定できず、津波の影響を考慮した緊急安全対策での原発稼働は許されない」と主張しました。九電の“やらせ”問題をめぐっては、プルサーマル導入前の公開討論会でも“やらせ”が明らかになっています。原告代表は「一からやり直し、これ(公開討論会)が(導入の)根拠になっているので撤回してもらう」と訴えていました。原告らは今後、玄海3号機の稼動差し止めも目指したいとしています。