千葉県内を中心に、乗用車やトラックを繰り返し盗んでいたなどとして、ウガンダ人や日本人など50人を超える窃盗グループが摘発されました。警察はこれまでにおよそ1300台が盗まれ、アフリカなどに輸出されたとみて調べています。
摘発されたのはウガンダ人などの外国人と日本人のグループで、千葉県内などで乗用車やトラックを盗んだり、これらの車を不正に譲り受けたりしたとしてこれまでに56人が逮捕されました。警察は、21日、グループが盗んだ車を解体したり、保管したりしていたとみられる千葉県四街道市の「ヤード」と呼ばれる作業場を捜索しました。警察によりますと、グループは4年ほど前から「ヤード」で解体した乗用車やトラックをアフリカなどに輸出していたとみられ、盗まれたのは千葉県を中心に1都4県で、1300台あまり、金額にしてあわせて19億円以上に上るとみられています。警察はリーダー格とみられるウガンダ人の男らが、アフリカなどで人気が高い車種を指定して日本人の男らに盗ませ、買い取っていたとみてグループの実態についてさらに調べることにしています。