NHK山形県のニュース　山形放送局

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賠償の相談に応じる姿勢示す

原発事故の影響で受けた損害について、東京電力の担当者と県内の観光業者が意見を交わす会合が、山形市で開かれ、このなかで東京電力の担当者は「来週以降にも個別に事情を聴かせてもらいたい」と述べ、賠償の相談に応じていく姿勢を示しました。
原発事故による風評被害で、県内の観光業も、厳しい状況に置かれていますが、国が示した観光業における損害賠償の対象に山形県は入っていません。
このため県が、東京電力に県内の観光業者が、みずから、訴える場を設けようと、今回の会合を企画したもので、山形市の会場は、旅館や旅行代理店の関係者など、１５０人を超える人で満席となりました。
このなかで県内の観光業者たちからは「事故と関係ないわけがない」、「賠償を認めるのか認めないのか認めるなら、いつまでに賠償するのか、はっきりしてほしい」などの厳しい声が相次ぎました。
これに対し東京電力の担当者は「現時点で賠償するかどうか断定できない」とした上で、「来週以降にも個別に事情を聴かせてもらいたい」と述べ、山形県の問題に対応する担当を社内に設け、賠償の相談に応じていく姿勢を示しました。

10月21日　18時44分

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