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【プロ野球】

ゴンは超満員ドームが苦手 竜キラーに思わぬ弱点

2011年10月21日 紙面から

並んで練習する内海(左)とゴンザレス=川崎市内で

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 G投が誇る竜キラー2本柱の一角に意外な弱点が発覚した。15日の中日戦(東京ドーム)で7イニングで降板した巨人のディッキー・ゴンザレス投手(32)。マウンドを降りたのは目まいがしたためで、その原因が「大観衆」にあったことを20日、明かした。

 「あの日だけだから大丈夫」と強調したが、クライマックスシリーズ(CS)では超満員必至。思いがけない不安材料を露呈した。

 ゴンザレスは今季の中日戦は5度の登板(4先発)で2勝無敗。31イニングを投げて防御率0・87と完璧な内容を見せ、沢村とともに竜キラーとなっている。この日は川崎市のジャイアンツ球場で行われた練習後、15日の“異変”について首を横に振りながら説明した。

 「あの日は暑かったこともあるし、多くの観客も入っていたからムンムンしたような感じで、少し気分が悪くなったんだ。自分だけではなく、(救援した)越智も同じようなことを言っていたよ」

 15日は優勝に王手をかけた中日が相手だったこともあり、竜党とG党が大挙詰め掛けた。観客席後方の通路にまで人があふれ返り、入場者数は実数発表では東京ドーム最多の46794人。“密室空間”ですし詰めになる満員電車状態だったことが、目まいの原因だったというのだ。

 CSファイナルステージに進出すれば、ナゴヤドームでも同じような空間になる可能性はある。9日、15日と2戦連続で7イニング1安打無失点と竜打線を完全に封じているゴンザレスが自ら明かした意外な弱点。神宮決戦を勝ち抜くことが前提とはいえ、竜党が大挙詰めかけることが予想されるナゴヤドームで、足元がぐらつかなければいいのだが…。 (井上学)

 

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