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【下手でも】詩を書こう【いいじゃない】
- 1 :yanwari:2010/09/12(日) 04:54:39 ID:hAcVV7vh
- サーバーが落ちて今までの詩も消えていましたね。
消える前のスレにて書き込んでくれたみなさん、ふとした心のどこかに残る詩を置いていかれ、
全部保存しておいたらよかったなぁと野暮なことを考えています。
詩を前にした時間。その今という瞬間を切り取るなら、どんな詩を何度目の前にしても
一期一会で、宝石のように角度をかえた時に見る光の反射に同じ輝きを求めるのも寂しい
考えだけど、それでもまた会いたいと願いスレッドを再建します。
- 2 :どはち:2010/09/13(月) 15:51:16 ID:nGidfBiP
- 「君を愛してる」
君を愛してる
沢山詩を書いて
沢山の真実を傷つけて
それでも最後にのこっていた言葉がこれ
愛してる
その言葉の向こう側へ、君と一緒に旅立とう
何も怖がる事なんてない
全ての偽りを吹き飛ばそう
Josh Kalisの360キックフリップみたいにぶっ飛んで
つまらない常識の向こう側に着地しよう
僕らは何だって出来るんだ
君を愛する事も
君と愛し合う事も
愛だけが真実
だれもそれを止める事なんてできない
- 3 :yanwari:2010/09/14(火) 04:24:00 ID:wmVxllD+
-
”秋”
虫の音が響く
仰向けの僕の体にすぅーっと染み込む
ぎりぎり
りりりり
夜の音に響く
人の音は消えて僕は開放感にぼぅーっと溶け込む
きちきち
ちろちろ
夜明けの音へ響く
夜の音は少し遠く僕の寂しさがるぅーっと滲む
昂らない秋の音色に急ぐ気持ちは見当たらない
仰向けの僕の体にすぅーっと染み込む
- 4 :どはち:2010/09/14(火) 04:38:33 ID:CUqUwS2Z
- 君と口付けをしよう
花の蜜を集める蜂のように
君と手を絡ませよう
秋の風が草花を揺らすように
君と見つめ合おう
内気な薔薇の内奥を見つめるように
君とセックスをしよう
二人の絆が、二度と離ればなれにならないように
そして君とキスをしよう
世界が俺と君だけになるように
- 5 :名前はいらない:2010/09/15(水) 18:42:53 ID:IJrUXlRQ
- こんなところに来てはだめだよ
知ったかぶって言う気力もない
責任はひとつにしてどこまでも捨ててしまおうという計画
寒い時期を選んだのは生まれたのと真逆だからとしておこう
滑稽な自分の大義が腐った鎧となり青ざめた顔に癒着する
だから捨ててしまう計画
- 6 :揉みくちゃ華たん:2010/09/16(木) 05:54:46 ID:HJUeAxCa
- 年を重ねたあなたの姿は小さく可愛いらしく
物静かな微笑は 満天の夜空の下 私の心の揺り籠を揺ら揺らさせてとても魅力的です
でもね お義母さん あなたが歩んで来られた道を私は知りません
教えて下さい 病の再発で薄ぼんやりとした瞳の中に光った滴の訳を
教えて下さらないのは何故です
家の対面を慮ってのことでしょうか
女としての誇りからでしょうか
血の繋がりは無くとも 今の私には此の世に残されたたった一人の素敵なお母さん
私は知りたいのです 知らなければなりません
教えて下さい 私の手を力なく握りながら浮かべた涙の本当の意味を
- 7 :揉みくちゃ華たん:2010/09/17(金) 11:06:59 ID:6qfn9jQu
- 母亡き後の母なれど 君影草の母なれば
里の匂いの母なれど 薫る陽射しの母なれば
老いて病の母なれど 慈愛滅私の母なれば
遼遠彼処の母なれど 夢見の草の母なれば
あなたを慕う こよなく慕う
- 8 :揉みくちゃ華たん:2010/09/17(金) 21:38:35 ID:6qfn9jQu
- 湧き出る水の 粗き角岩 何と清きぞ
山谷を下り 野を掻き分けて 小川の中を 小石と成るも 濁り染まらず
人里に入り 流れに任せて 岸と戯れ
唯虚しくも 瀬に纏い付く 入江の端の 砂の我が身は 利休鼠か
寄せる小波に 此の身を洗い 潮時何時ぞ
淵離れては 遠い記憶の 懐かし彼方よ 月無し今宵 近し海の音
- 9 :名前はいらない:2010/09/18(土) 01:27:56 ID:CIrYlJbD
- 帰るべき場所
名の無い案山子が畦道を歩き
啄ばまれ綿のはみ出た頭を揺らす
紫色の空は烏の声で嘲り笑い
所々に蹲るセミの手を拒絶している
電灯はチカチカと物憂げな表情で
刈り損ねた雑草の陰が跋扈して
たった一本しかない竹竿製の足をすくっては
冷め切った風に少しずつ溶け出していく
鳴き方を教わらなかった鈴虫は喉を枯らし
暮れ時にも拘らず朝露を探す
蟻に運ばれる襤褸と化した蛾の燐粉を星と見間違い
夜空に落っこちないように電柱に縋りつく
電線は鍔競音を響かせ雀を焦し
その火花をずっと花火だと勘違い続ける
夜は色を増し積み重なる城壁は角が見えず
門へと続く階段は腐れた足には些か荷が重く
振り返ると其処には満天の星空しか見えず
輪郭を彫り返すあの瞬く明かりもまた星の一つだと気がついた
- 10 :名前はいらない:2010/09/19(日) 22:06:54 ID:/EoOdx87
- 休日
すれ違った人の背中を歩を止めて眺める
ヘラで肉を削ぎ落とし過ぎたロダンの失敗作と良く似た手足
羽織る衣服には包み紙で被い損ねた溜息が張り付き
サイズを選び損ねたらしい靴の踵は居心地悪そうにすり潰されていた
男の影が曲がり角の先へ消え引き摺られた踵の音が聞えなくなり
ぽっかりと空いた視界の白々しさの違和感の無さが逆に不安を引き起こす
あの節足動物に似た手足を掴めるかを確かめたい
その青白くくすむ首筋に指を当て脈動を確かめたい
街はいつから項垂れた人や犬だけでなく鏡までもがうろつく様になったのだろうと
けれど履き古したのにも拘らず靴は相変わらず足には合わず踵は赤く擦れチクチクと痛み
仕方なく自分で自分の手首の細さを触りそこに無駄に早い流れを見出した
それにしても空はこんなにも晴れているってのに咳がこんなに止まらないのは何故なんだろう
立て付けの悪い塗装の剥げ掛けた木造のベンチに慎重に腰を下し
左の胸ポケットからのど飴を右の尻ポケットから百円で買った古本を取り出す
飴は袋の中で半ば溶けて取り出す際に指を汚し
表紙の無い古本はラスト数頁の大半が鼻血か何かの染みで読めなくなっていた
逃げ出した文字を探す事を諦めて本を閉じ顔を上げた
昼時を過ぎた裏路地の角に作られた公園に人影は無く
備え付けられたたった一つのブランコはもう人の乗せ方を忘れていた
そういえば何かやら無ければならない事が在った様な無かった様なそんな気がふと首をもたげ
ソレはもたげたまま一つ大きく欠伸をするとまた眠たげな目を閉じすぐいなくなった
相変わらずに公園には深々と空から零れた青い塗装が降り積もり
肩に薄く堆積する端から融け衣替えし忘れた体を容赦なく震わせた
右の胸ポケットから煙草を取り出して一本咥えてからライターを探すも見つからず
戻すのも癪なのでそのまま携帯灰皿に同じように捻り込んだ
既に何本も似たように火も付かないまま折れ葉を散らした灰皿がまたかと大きく溜息をついた
それをティッシュに包みゴミ箱を探しながら
ついでに病院を探す事を再開した
- 11 :名前はいらない:2010/09/19(日) 22:28:53 ID:ueH5H8Vi
- 二人はふたご、きゃんときょん
きゃんが笑うときょんも笑う
きゃんが怒るときょんも怒る
2人はいつでも仲がいい
少し異常なくらいに仲良こよし
ママだってシンパイするくらいに
そんな大人におかまいなしにいつもいっしょ
雨の日はお部屋でおえかき
クレヨンもかよう紙もいっしょ
2人で時々、雨音を聞いている
晴れの日はひなたぼっこ
縁側の座蒲団はとなりのネコと取りあいだ
今日は今日でママとおでかけ
2人のちいさなお手手はつながれている・・
きゃんがオムレツを食べれば
きょんもオムレツを食べる
片方が「おいちぃ」と言えば、
もう一人も「おいちぃ」と言う
ママも少々アキれ顔 でも
きゃんがいなければきょんは泣く
きょんがいなければきゃんは泣く
きゃんきょんきょん、2人はいつでも仲がいい
- 12 :名前はいらない:2010/09/20(月) 07:34:03 ID:4p5vb0UZ
- 脊椎に一本の刀を込めよう
滑らかなコンクリートに手形が残りませんように
猫のまっすぐな道のりを邪魔しないように
ピントが合わない写真の奥に大切なものが残っているうちに
わたしは君の足跡を見つけ出したい
- 13 :名前はいらない:2010/09/20(月) 08:18:15 ID:4p5vb0UZ
- 強いものと弱いものの狭間で眩暈をおこすなら
やはりあいつの言うとおり ぼくは欠けてるんだろう
グラスを齧ってそこからこぼれてしまうものを他人事としか見られない
あいつはふたつとは別だったから 毒血を吐きながら納得できた
- 14 :名前はいらない:2010/09/20(月) 08:51:52 ID:4p5vb0UZ
- 何も映さない鏡は何を見つめている
鏡に映れないものは何を見つめている
空洞化した私らの足元の出来事も時間が経てば感覚を無くせる
そんな世迷言を信じるほどもう馬鹿じゃない
棘の中で花咲くサボテンが幾重にも語りかける
- 15 :名前はいらない:2010/09/21(火) 08:35:11 ID:qUTUTXXd
- 約束を破ったら生き残るのは小指だけ
枯れていくのは破られた方 そんなもの
あいつは完璧な役者だから黒いネクタイで違う意味の涙を流せる
騙されるもんかと頭をかかえて奴にひれ伏す
こころの全てがどうしようもなく喜んでいる
役者は口元に笑みなど浮かべない
蔑み憐れまず頭などなでられようものならもう僕は完璧な奴隷
- 16 :名前はいらない:2010/09/23(木) 01:08:17 ID:BfuieGsN
- ジュランジュランとギターを奏でれば
ギュランギュランと歌うだろう
キィンキンキン、キィンキンキン
指が痛くなるまで
ジャランジャンジャン、ジャランジャンジャン
音をかき鳴らす
ただこのまま 友に明け暮れる
ギュウンギュンギュン、ギュウンギュンギュン
ジャラランジャンジャン、ジャラランジャンジャン・・・
あァ響きあう
音に触れ合うってイイもんだ
なんもかも忘れられる
なんかこうしてると スパークしてくみたいじゃん
音の洪水にかき消されて
周りが全てかき消されてくようでさ
なんかもう
このまま 空中分解しちゃってもイイよって感じでサ
心も体もブッこわれていくまでこうして
かき鳴らしてられるなら
- 17 :名前はいらない:2010/09/23(木) 02:07:12 ID:MEzdxn0c
- >>9
やべえ...
- 18 :名前はいらない:2010/09/23(木) 11:36:53 ID:BfuieGsN
- 雨音がする
草木がおしめりを喜ぶ声がする
久しぶりに庭木も葉を濡らして水を滴らせている
雨だ
触ると冷たい水しぶき
私の手のひらではじかれる
雨だ
地面の上にも屋根の上にも雨音が響いている
あちこちが水音に取り囲まれている
雨水の流れている音がする
- 19 :☆ブラウンウンコガール モコ*:2010/09/24(金) 09:50:11 ID:lq9fnAEw
- MOCO!☆ 青い海とモコ*
MOCO!☆ ヨットから飛び込むのはモコ*
MOCO!☆ 水しぶきを浴びるモコ*
MOCO!☆ 道なき道を切り開くモコ*
MOCO!☆ 陽射しにキラメク長いモコの髪*
MOCO!☆ 熱い口づけに知らんぷりで横を向くモコ*
MOCO!☆ 人魚のマネして 身をかわすモコ*
MOCO!☆ モコは あやふやな顔で謎かけ遊びサ*
MOCO!☆ ジリジリ焼け付く熱い砂がモコの股間に!*
MOCO!☆ ブルーになッちまうヨ!モコの態度が決まらなくて*
MOCO!☆ モコの海に 沈んでしまうヨ*
MOCO!☆ モコの波に おぼれてしまうヨ*
- 20 :名前はいらない:2010/09/24(金) 19:51:04 ID:ekOXQNqp
- 力の無い私だけど君を守りたい
恋をするなら 永遠を夢見たい
一人で恋はできないから
君の気持が欲しい
木枯らしが身体をすり抜け
心がかじかむ だけど
君を想うと 心が温かい
- 21 :名前はいらない:2010/09/24(金) 22:41:12 ID:iKr25R8V
- 森の奥から歌声が聞える
枯れた体から生える二本の腕が踊り
木片が飛び散るたびに合いの手が入る
磨かれた鉄斧を木漏れ日が覗き
汚れた柄は自らを締め上げる老人を支える
傾きを増した枯れた巨木は前のめりに崩れ
枝の先に絡まった古びた空家は埃に混じり消えた
穴の開いた天井から外気が零れ落ち
撫でられた顎先から離れた一滴の汗はシダを揺らした
一息入れた老人は掌に吸い付いた斧を切株に立てかけ鋸を取り出し
寝静まる倒木の先から枝を切り離す
鋸の丸まった刃先はそれだけ老人の体に皺を切り込んだ証であり
小気味良いリズムを取り第二楽章に手を掛ける背を丸めた老人は
遠目から眺めるとさながらピアノを奏でているかのように見える
やがて老人の背負子は木の腕々で重たげに肩へ食い込み
老人は自らの手足を仕舞うと長く濃い影と手を繋ぎ
先程すれ違った風の拓いた道へ消えていった
取り残された木と地面との接地面は視界から零れる者達で沸き立ち
すでに出店も立ち並びやがて赤や白や黄色の群落を産み落とし
夜が明ける頃には木は土へ融け一夜の夢は形を無くした
カーテンコールも去った舞台のいつも通りの静けさの中
鳥巣から零れた一粒の木の実の殻の破れる音が小さく響いた
- 22 :揉みくちゃ華たん:2010/09/24(金) 23:22:08 ID:QSH1Fpqd
- 夢の飛行
グライダーの前の席に彼女が乗り、いざ離陸
と思ったら、「きゃー、怖いいいーー」
そ、操縦桿から手を離したらこっちの方がよっぽど怖いじゃないか
後ろでも操縦出来るでしょ? って、あなた無理いわないの
俺空を飛ぶの初めてなんだから
後ろ向いて抱き付かない! 抱き付きたいのは俺だ
しかしこんなに高い大空で二人で震えていてもー
あれ?
おーーい、気絶しないでくれる?;;
SOS! 誰かーー、たひけてくれえーー!!
- 23 :揉みくちゃ華たん:2010/09/25(土) 04:41:54 ID:qeEiWWWm
- 続 夢の飛行
気が付くと、パーキングエリアに駐車した車の中に居た
眩しさに背を向けた陽射しも何時の間にやら建物に遮られ
効き過ぎのエアコンが肌を刺した
夢か....だよな....
車の行き交う道路にぼんやり目をやると
道の反対側のバス停に立っている女性と目が合った
気恥ずかしくて目を逸らしエアコンを止めて再びバス停にちらり目をくれた
其処にもう姿はなく、車が通る度に道の一葉が舞い上がった
秋は既に来ていた
- 24 :名前はいらない:2010/09/25(土) 12:37:06 ID:ku5708lD
- 民主政権が日本人の誇りを傷付けた事は
死んでも忘れない
絶対にゆるさない、絶対にだ
どんな手を使っても後悔させてやる
「プライドでメシは食えない」と言うヤツは
自分の大切な人が集団強姦されて
自分が集団リンチされても同じセリフを言ってみろ!
絶対に絶対にこの屈辱は忘れない
民主党だけは絶対に許さない
- 25 :名前はいらない:2010/09/25(土) 12:42:30 ID:nGVXGJmB
- このままじゃいけないこのままじゃいけない
呪文のように無意味に響く
私は偽者の患者だから薬なんか効かない
だから頑張れだって言ってほしい
でもそしたら偽者だってばれちゃうあわれな患者
これがわたしの生きる意味
- 26 :名前はいらない:2010/09/25(土) 21:05:12 ID:1Y2eilne
- 距離が離れていく
元々近くもなかったけど
改めて実感
有名になっていくキミ
ああ
キミが遠い
最初から解っていたさ
手が届かないって事くらい
でもなんでかな
無性にやるせない
内側から呻く声がする
行かないでくれって声がする
自分にしか聴こえない声
キミに…届くはずもない
ああ
これは断末魔だ
恋した獣の最後の声
今、獣は死んだんだね
- 27 :名前はいらない:2010/09/26(日) 12:12:07 ID:QNHNJH9O
- こんな晴れた日には
いつか買った靴を履いて街を歩いてみたい
いつか買ったバッグも持ってみたい
こんな晴れた日には
近くの公園でキャンパスに絵を描いてみたい
新品の絵の具を買ったのでさっそく使ってみよう
こんな晴れた日には
海の近くの友人に会いにゆきたい
こないだ偶には来いよ、とデンワされてたんだっけ
こんな晴れた日には
空を流れる高い雲を見て
こんな晴れた日だと妙に
こんな晴れた日には
何故だか悲しくなってしまう
そしてまたこんな晴れた日には ・・・
- 28 :名前はいらない:2010/09/26(日) 22:39:32 ID:o7uph2cL
- 煌々と明るい右の部屋のベッドの中の繭は夢を見ずに遠退き
脇に落ちた表紙の無い本は干物みたいに開かれ放しだ
幾度と無く読まれた文字は解れて挿絵と混ざり雑多な玩具箱に変わり
境界を知らぬ赤子がその一粒を摘み飲み込んでは老成する
左の部屋は小さな色付き豆電球で蒼く夜を偽り
息絶えた老夫婦の胸に組まれた両の手の上でキリキリと虫が鳴く
それは場違いな求愛は窓をすり抜ける事無く反射を繰り返し
床に乾いて落ちた感傷にぶつかっては仄かに燐光を放った
溜息で磨いた皿を汚す夫婦の目はフラフラと彼方と此方を縫い付けて
フォークの先で転がすミニトマトの潰れる際に飛ばした汚れにも気付かない
電灯は時折チラチラとソッポを向いては影を揺らし
その影の動きに合わせて漸く夫婦は視線を合わせて立ち上がった
そんな在る家族の風景
家の外から雨音が少しづつ近づいてくる
窓ガラスが脅え壁に掛かる絵画が踊る
奥の部屋の繭に時折雷光が刺さり内側の異物に触れる
散漫な蠢きで細糸を一本一本綻ばせ現世を肉薄する
古ぼけた本と物語の一部となった赤子は風で閉じられ
老夫婦と虫けらの死骸は等しく砂の城と流され
リビングの電灯はもういない夫婦の残した拉げたミニトマトの複雑な影を映し
それもすぐ厚い幕が降り小道具としての役目を終えた
繭から指先が覗く
破かれる繋ぎ目の音は目覚まし時計と良く似ていた
- 29 :名前はいらない:2010/09/27(月) 23:13:15 ID:FjvVcVhd
- 風船
見知らぬ坂を一人
手に風船を持って歩く子が居る
風は微かにその前髪を揺らし
道の左右に広がる草原は囁く
何処か遠くからの呼ぶ声
しかし今のあの子には届かない
戯れに耳を削いでからずっと
星一つない夜に滴る血が影を作る
暗がりばかりを見つめて溶けた右目の先では
風船がフラリフラリと手を招き
ただそれだけの為に何処までも登っていく
もう遠に零れたと思っていた染みが
形を取る事すら出来ない点と点が
乱雑に繋がれる度に街灯が燈る
すれ違う物も無く
振り返ることも忘れ
自らが虚空に浮かび始めてことにさえ気づかず
風船は遠退いていく
指先の鬱血だけが重石となり
足先だけで体を支える
風船は留まる所を知らず
鮮やかさに隠した軽薄は膨張し続け
手すり越しに見える眼下の地表が遠いのか近いのか
そんなことさえ覆い隠し冥王星の裏側ばかりを旅させる
不意によろけ風船を見失うと
そんな物最初から無かったとでも言うように手の中は空で
晴れた目に見えた景色は風船と同じ色に染まり
耳はついに見つかる事無く隠れきってしまった
- 30 :名前はいらない:2010/09/28(火) 06:54:44 ID:QsFmUME4
- 蝿が一匹飛んでいた
手が届かないところに
すぐに見えなくなった
向こうは俺のことをしっているはずだ
何度も俺の頭の上を飛んだはずだ
また見ることになるだろう
一匹の蝿
だがそれは俺のしっている蝿か
答えはノーだ
そもそも俺は昔の蝿のことなんて覚えていない
- 31 :名前はいらない:2010/09/28(火) 23:45:24 ID:gTwJBuOw
- 万華鏡
部屋の隅を雑巾で拭う
四角い床の端ばかりが気になり
磨り減った平面に収差が生じる
魚眼レンズに覗かれ問答を繰り返し
カルテには何時も同じメッセージ
本に挟んだ栞だってもう少し気が利いている
古道具屋で買った鍋の蓋は味が有ると言うので
出汁を取ろうと鍋で煮ると汚れ所か釉薬まで出て行き
残ったがらんどうの蓋で閉じた口からは言葉ばかりが零れる
実験台のフラスコの中でブクブクと肥え
食べたいものすらないのにスポンジが絞れない
戸棚で煮詰まる未完成な私達を適当に合わせ
ろ過後に残った物を捨てたら随分と向こうの空が透けて見えた
電極で痙攣する腿の筋肉を動力にしてここは廻り続ける
窓の無い部屋に差し込む陽光は床に反射し分離して
落ち着かずに舞うファイルし損ねた欠片で散乱して虹を作った
- 32 :名前はいらない:2010/09/29(水) 16:29:15 ID:OXjC9GvL
- 昔々の歌姫が女神になって還ってくる
海の森に陽と泡のカーテンが揺らぐときに
魚と鳥は飛びながら語り合う
優しい重力と厳しい水圧は明確な住み分けを生み出した
その境には誰にも知られないように霧を混ぜた風を流す
舌先で牙を育て巧みに爪を隠して私は仲間ですよ
水面をノックするものにはみっつ以上質問しましょう
- 33 :名前はいらない:2010/09/29(水) 17:11:11 ID:OXjC9GvL
- 両手は後ろ手に縛られている
声は出ないのか出せないのかそもそもあったのか
金属の箱の中でぼくに与えられたのは格子越しの動かぬ景色
そこから流れ込むものは絶望とそれを上回る恐怖
時折どこかの扉が開いては聞いてはならない声が響く
ぼくの手足から力が抜けて横になっているとぼくの扉が開いてしまった
白衣の人間の目は死んでいた
早く世界が終わればいいのに
そんなことを考えたある日の午後でした
- 34 :名前はいらない:2010/09/30(木) 00:27:12 ID:fJWhcK2c
- 焦燥
時間が無いってのに
カップの中のコーヒーは何時までも真っ暗なままだ
蓋を開けた途端に生まれる真夏日の残暑が
星空を拉げて張り付いた独り言を混ぜ返したみたいだ
幾つ歳を取ったかを指を折って数えては
耳に詰め込まれた泥を愛おしく反芻して
目の前のキャンバスに色で答えようと体を探る
けれど何処にも出力器官が見当たらず説明書の誤読に気付く
足りない物ばかりなのにどうしてこうも表面張力で描く孤は
こんなにも写真で見た地球と良く似ているのだろう
思わず取り出した脳味噌は皺一本一本にまで枯枝が詰められ
これからの季節は気を付けないと一瞬で轟々と火を吹きそうだ
火花散る都心地下鉄に運ばれる一人一人が爆弾を抱え
乗り換えのたびにホームで誘爆する人々の中粛々と滞る事無く
清流音と千切れ飛ぶ手足を残して連なる運用術は見事だ
しかしいい加減システムのクリーンアップが必要だ
溝を開きこびり付いた神様や昨日の夕飯やらを掻き出して
一箇所に纏めて明日の朝に鳥にでも啄ばませよう
もっと簡単に端に穴を開けて空気入れの先を差込んで
膨らませて溝を無くしてふき取ってしまおうか
試しに豆腐の端に空気入れを差込み一吹きすると
勢い余って爆竹を詰め込まれた蝦蟇蛙より悲惨になった
ソレもまた良い
運でも良ければ大統領直通電話とでも混線するさ
兎に角もうこんな時間なんだ
カップのコーヒーはまだ湯気も止まってない有様だ
- 35 :名前はいらない:2010/09/30(木) 01:33:12 ID:+pSMqexk
- これはよくいう喪失感なんだろうか
秋まっただなかの晴れた休日の橋はこんなにも幸せだった
無差別に愛おしく思えるのは幸せだった
ぼくは一度も泣かなかった
身軽になった罪悪感を覚えていた
それについてちょっと言い訳を考えたがやめた
ぼくはきみを愛せていただろうか
タオルやブラシの残り香でやっと泣けた
まるで義務でも果たしたような冷静さで
きみはいまどこにいるんだろうか
もう一度きみに見つめられたいのは確かだ
- 36 :■聖■女■た■ち■の■反■乱■ξ■聖■な■る■乙■女■モ■コ■:2010/09/30(木) 11:28:49 ID:gTDZgURM
- モコは哀れなピエロ☆ モコよ! あなたに哀しい涙は 似合わない*
モコはサーカス小屋の哀れな白痴女 ☆ 道化師になって かれこれ数十年…
だけど モコにできる芸は ひとつだけ *
すべって転んで 泣いて 泣いた後に 舌をペロッと出して 笑うことだ
ただ それだけだそんな芸だけを かれこれ数十年も 続けている
でも…今夜のモコは 笑わなかった ☆
モコ! どうして 笑わないの?
モコは泣きながらこう言った… *
「ごめんなさいネ… 今夜だけは 泣いてもいいですか?
哀しくて やりきれないのです! 明日からは 笑いますから!
今夜だけは 泣いてもいいですか? 明日からは 笑顔で生きていきますからッ!」
モコ! 何があったの? モコ! もう一度 笑ってよ!
ねぇ! もう一度 笑ってよ! あの日の素晴らしい笑顔を もう一度!
沈黙の春に 舞い降りてよ! エンジェルモコ!
モコに涙は似合わない! 涙をふいて あの虹の向こうに!
そうだヨ! 雨上がりの虹に向かって 走り出そうよ、モコ! *
転んで泣いて 人を笑わせる道化師のモコだけど
たまには泣きたいこともある
もう 涙をふこうヨ* ピエロのモコに 哀しい涙は 似合わない
ほら、あの虹を見てごらんヨ!*
- 37 :名前はいらない:2010/09/30(木) 19:58:34 ID:fJWhcK2c
- 瓶の底
砂粒にも満たない昨日を瓶に封入し棚に仕舞う
空のガラス瓶で隙間無く埋まる空間は水中と良く似ている
瓶の隅に蹲る時間は膨大な虚空にいとも容易く揮発し
無くしたんだと誤解したまま新しく昨日を産み落とした
戦場と違う事は没者を悼む気持ちが無い事くらいなもので
取り合えずとして掘った穴に
線を引くまでも無く自重で折れて重なり合う経験に烏が群がる
メガネの縁より外ばかりを気にして白線からはみ出し
審判の警笛が地べたに座り不思議そうに首を傾げる鳩を散らした
オリーブの枝を捜す暇さえ餌と寝床の確保に費やしながら
ふと振り返ると棚から零れた瓶から飛び出した災厄が付き纏っていた
染みは無くならない
形を変えて質を変えて笛を吹かなくても憑いてくる
感覚が無くなるまで手も足も洗ったはずなのに
滴り落ちた水滴は地面を黒く汚した
電線の烏はそれを見つめる
そのガラスで作られた視線が街を埋め道行く人々は溺れている
- 38 :名前はいらない:2010/10/01(金) 12:06:24 ID:HaZ6ug+M
- わたしはふたつからうまれてしまった
ひとつはどうしてもいとおしくもうひとつはどうしてもおぞましい
こうげきからのぼうぎょなのかふだんのもうそうのじつげんか
つきとばした
ぜんぜんたりないがやってはいけないことなんだろう
だがぜんぜんたりない
だがどこかやすらかにもう永遠に絶縁できる
さようなら このよでおとうさんとなったひと
わたしはこのよであなたがいちばんきらいです
- 39 :名前はいらない:2010/10/01(金) 22:52:34 ID:LtVxOfs1
- 化繊を着る羊
真夜中の雷光に蝶は二つに別れた
物語は上下巻と割り振られ
上巻は浅く埋められ
下巻はロケットに載せ打ち上げた
二葉の羽は蒼穹の繁る宙を舞い
残された片方の触角の折れた芋虫は
光を反射しない目で何を見る
自らをサイコロにして転げ回るも
出目は判らず赤い鼻血が後から後から地面に滴る
木々はお高く留まり寄せ付けもせず
働き蟻は啜る血肉の欠片も無いと見向きもしない
書物も儀式も淡雪の如く触れる前からポロポロ崩れ
象牙の塔は建った端から砂塵に埋もれる
闇雲に開いた聖書の一節から神を呼び出し
どうしたらいいんでしょうかと問いかける
此方にケツを向け寝転ぶステテコ姿の神は
チラリと一瞥するだけでウンザリし尽くしたようなため息混じりにこう言った
神ならネットに掃くほど居るだろ
低透過率のプラスチックの伝送線で故郷へ帰るも
空ろげなる身は直ぐに解けて細って真中の一人は虚ろに飲まれ
転送先には二葉の羽がハラリと落ちた
- 40 :揉みくちゃ華たん:2010/10/02(土) 07:35:48 ID:oV3QBD9y
- 夢に見る
鯉も恋する ひと故に
我唯見ゆる 夢のまた夢
- 41 :名前はいらない:2010/10/02(土) 09:11:23 ID:gJn4S8N8
- 好きなあの子の相性を
占いサイトで調べてみれば
なかなかどうして結構な
良き相性を叩き出す。
時間つぶしの戯れに
好きなあの子と我が友の
相性調べて見てみれば
そっちの方が良き相性。
くそ
くそ
くそ
- 42 :揉みくちゃ華たん:2010/10/02(土) 18:58:51 ID:oV3QBD9y
- 陽がどっぷり落ちて夕焼けも過ぎ
夕闇迫る薄暗いグラデーションの西の空を
点滅しながら浮遊する灯りが次第に鮮やかさを増してゆく
ひと葉が桐かどうかも分からなくなる一瞬
何処からともなく聞こえて来た
秋ですね
ええ 秋ですね
暗くなりますね
ええ 暗くなりますね
灯り見えます?
ええ 見えますよ
綺麗ですか
ええ とてもね
未だ灯っています?
いえ 消えました
残念ですね
いえ ちっとも
何故です?
だって 目を閉じると見えるんですよ
ニコッ
ufu
- 43 :名前はいらない:2010/10/03(日) 16:20:21 ID:dzoxsW46
- 粉末の鉛が主食です
話す度、息をする度、黒い煙が漏れています
あの霊山の頂きには金色の茎葉に白い花
花のような白い炎
誘惑に勝てずわたくしごときが踏み込んでみますと
白い炎は渦巻き、蛇となり
とぐろの中でわたくしの骨は折れ鉛の内臓にひびが入ったのがわかりました
それをとても気持ちがいいということは異常でしょうか
対面している蛇の緑の瞳に全てを打ち明けました
蛇は終始黙ったままでしたが、わたくしはもう満足でした
実はわたくしであった頃の記憶はここで終わっています
花になれるわけもなく泥になって山を下りながら
緑の瞳の底知れなさだけは手放すまいと
人のかたちを失いながら、いまだその習性を発揮していたようです
- 44 :名前はいらない:2010/10/03(日) 16:21:11 ID:sxMlLrKK
- 「元カノ」
今までありがとう
君と過ごした時間は掛け替えのない宝物
君と別れて結構時間が過ぎ
今僕の横にいるのは新しい彼女
それでも君と過ごしたあの時間は忘れないよ
かみしめて新しい道をすすんでいく
想い出をありがとう 宝物をありがとう
君の最後の表情が今も浮かんでくる
笑顔をありがとう
最愛の「元カノ」へ
- 45 :名前はいらない:2010/10/04(月) 00:08:19 ID:pdoWpNkn
- 煙を吸って、煙を吐いて
足掻くみたいに日を捲る
零れた何かを足跡にして
「誰か私に酸素をおくれ」
声を忘れた独り言
肉を腐らせる毒を飲む
容易い終わりを手繰るように
汚ならしい口を隠すように
そうやって、笑って、笑って、
ああ!あの日確かに見えたのに
虹に縁取られた隕石
夕焼けの海に沈んだ町角
掌に掴んだ金色の月まで
全てを通り過ぎればいつか、錆びついて朽ちるだけだった
- 46 :名前はいらない:2010/10/05(火) 00:58:01 ID:UxwMs/4H
- ひとの価値観なんて実にいい加減なものでして
いえ、ヒトサマのことなどわかりませんので
自分のことでした
肩を組んで声を張り上げてボールに飛びつき仲間に繋げる
それだけでよかった
その小型通信機が君と誰かを繋げれば繋げるほど
ぼくらは拒絶しあってた
そういうことにもう飽きたんだ
- 47 :名前はいらない:2010/10/05(火) 19:47:27 ID:66CTYKhM
- 便所
濡れた手を拭こうと尻ポケットを探り
ハンカチを探り当てる前にズボンが濡れた
鏡の中には誰も映っていない公衆便所は
行く当ての無い羽虫すら寄り付かない
蟹股気味に公園を抜け出る
脇を走り去る犬を追う飼い主の曲がった角の手前で左折する
遥か先の突き当たりは事故車両の煙で賑わい
道の其処彼処に転がるパーツを拾い集める参列者が詰まっている
電線の端に止まる庭の鳥が互いの肉を啄ばみ
白い骨の中で脈動する臓腑に執拗に爪を立てている彼らは
やがて一つになって色の違う両翼を持って落ちる様に煙の先へ消えた
もう一度尻ポケットを探った
見つからなかったハンカチは簡単に手に触れ
取り出してみるとそれはハンカチなんかじゃなかった
渡す当ての無い襷を炎上する自動車に投げ入れてから
列の先頭に立つモノクロの写真を見ると誰も居なかった
ここはまだ公衆便所の中らしい
そういえば道端で立ち小便する輩も見える
襷を燃やした事を後悔した
最初の目的とは違えど少なくとも彼らの手を拭く位には役に立ったろうに
しかし良く見るとソレは人ではなく先程すれ違った犬だった
後ろ足で立ち前足でぶら下るチンコを抑えて用を足す犬だった
口元から伸びる舌には真横で燃える車の塗装が反射して随分と赤く濡れていた
地面に垂れたリードの端を摘もうと屈み込み
リードの先に人の手首がまだ残っているのを見つけて止めた
この犬は飼い犬なのだ
犬の目は此方を一瞥し、何の興味を示さずに路地向こうへ消えた
引き摺られた手首は左右に振れて楽しそうだった
ふと目を転じると喪服の行列も消え
車もレッカー移動が済んで小さな染みを道に残すだけだった
目の中を羽虫が横切り
やっと便所から抜け出せたのだとホッとした
- 48 :名前はいらない:2010/10/05(火) 23:42:15 ID:66CTYKhM
- 雑記
ゆるゆると荒野を踏む
素足に枯枝が線を引き
また一つ国が生まれた
涙の代わりに小銭を零し
自販機の前に立ってから泣いた
誰だって母親の顔が苦手なんだ
許す許さないゆるゆる回り
結局昼下がりには寝てしまう
そして跳ね起きるともう暮れて
見送る事も出来ず哲郎はネジになった
とある中小企業のビルの底で
鉄骨を土台と固定するネジの一つになった
首にばかり負担の掛かる重労働は
映画館を思い出させた
最後に見た映画は何だったろうか
CGは凄い
確かそんな評判だった気がしなくも無い
つまりはターミネーター2よりは最近だろう
アバターよりは昔かもしれない
痘痕顔の魔女の壺がグラグラと赤く
ニグレドルベドアルベドって呪文みたい
第一楽節は第二次世界大戦の第三段階を
第四会議室で第五要素を経て第六天魔王に至る
閉幕
開幕
昼も夜も重さが変わらない?
おめでたいな君って奴は
そこの扉を見てみろよ
夜になるたび押し寄せる人の重圧で拉げてるぞ?
朝は朝で彼女の顔を見てみろよ?
ほら、お帰りはあちらからだ
薬代を置いたらとっとと失せるんだな
- 49 :揉みくちゃ華たん:2010/10/06(水) 08:33:16 ID:2W01mxCK
- 秋風と 問われて即座に索漠を 描かなくても良いだろう
犬が西向きゃ尾は東? 当たり前とは思わない
究極バカなおつむには アホの坂田も腰抜かす
さやけき瞳と夢のなか 万年桜の花が咲く
雨降らば降れ 風吹かば吹け
- 50 :名前はいらない:2010/10/06(水) 23:15:50 ID:A+ygjLz/
- 順繰り
流れ出た斜線を見つける事も無く
曇り空の向こうにやる気無く月が窪む
車道は昼に擦られた所を力無く休ませ
街路樹や街灯が慰める
木の幹は毒に痩せこけ電球は切れ掛かり
お互い満身創痍だってのにご苦労な事だ
染み付いた遠吠に背筋が粟立ち
振り返る事も出来ず縮こまる野良人は
コンビニで買ったワンカップに朝露を溜める
底に固まる日々を希釈し少しで永らえる
カッコンカッコン鳴る噛み合さらない顎を抱え
華の蜜集めのため他人の不幸を拾い集める
ビル内部も悲鳴を銃声で塗りつぶすばかりで
痛んだ腰を酒に溶かし見るとも無しに空を見る
- 51 :揉みくちゃ華たん:2010/10/07(木) 06:56:15 ID:HWd1RCyo
- 紅色に 男の浪漫 檸檬夢
高い空澄む 秋ぞうれしき
- 52 :名前はいらない:2010/10/07(木) 10:08:28 ID:mVPyZQag
- 誰も誰の手綱も取れてない!
いいじゃないか、ほら、走りだせ
目を塞がれた驢馬のようにおどおどするな
こんな面白い時はただの一度きり!
尻を蹴られて盲滅法飛び跳ねる
身飾りの鈴は好きなだけ鳴らすんだ
走れ走れ飛んで地に足つけて月越えて周りの事など見えやしない!
- 53 :名前はいらない:2010/10/07(木) 10:16:44 ID:mVPyZQag
- >>51
あ、誰かと思ったらシベリアで紅茶飲んでる人だ
- 54 :揉みくちゃ華たん:2010/10/07(木) 21:05:57 ID:HWd1RCyo
- はい、とんとこ飴とシベリアケーキを食べながら紅茶を飲んでいます
- 55 :名前はいらない:2010/10/07(木) 21:45:28 ID:8lzZrwyQ
- DNA
搾油機の底にへばり付いた菜種の中のアブラムシも
その髪より細い手足でただ掴もうと延々と繰り返す
足りない足りないもっと燃料を
爛々と燃えさかる炉が飽くなき貪欲を白く滾らせ
それに貫かれた隻眼の鍛治師の腕もまた延々と繰り返す
転がりだした車輪は雪崩を打って街を浚い
だだっ広い草原は一夜の夢から起きる前に夜を忘れた
湧き上がる火花を湧き起こす発作的衝動を
自らの炉としてタービンを回せ
壊れた自己など煤ほどの価値も無く
その煤すら嘗め尽くし水と二酸化炭素へ替えてしまえ
更なる奥地へ更なる荒野へ駆り立てる熱暴走
全て引き千切られた後の奈落から零れ出る怨嗟を
悉く踏み潰しコンクリートの下地にしてしまえ
マグマのように火砕流のように竜巻のようにブラックホールのように
一切を閃光さえ放たせる事なく喰らい尽くしてしまえ
何もかもが沈みきった宇宙空間の中でさえ
ただ延々と鉄槌を振るえ
- 56 :名前はいらない:2010/10/08(金) 19:29:23 ID:7KcUiA0i
- 0と1
指先で軽く捻り
ポロポロと爪先へ落ちる旅券の行き先は
すでに通り過ぎた
帯のキャッチコピーに目を奪われて
手に取った事自体が既に間違いだったのだ
枯れ木ですら賑わえない硫黄臭い谷間を
靴底で何度も何度も引っ掻き回す
変形した止め具が歩く度に喧しく
抑えた口元は酷く強張ってしまっていた
言うべき事を探しているのに
この分では見つけた時には多分口は無くなっているだろう
仕方ないじゃないか
誰もが溜めた息は吐き出したいし
しかし吐き出された汚れなんて見たくは無い
文字の発見から幾年経ったのか
言外に零し続けた金言とやらで
砂漠の砂は年々この日本にすら吹き荒ぶ
近頃じゃ増えすぎた言語を集めて固めて
海底深くへ埋葬しようなんて話すら在る
ウンザリしているんだ
言えない事まで言おうするこの悪癖に
そういって肺から零れた呼気すら
言いそびれたとばかりに世界を紡ぐ
- 57 :名前はいらない:2010/10/08(金) 23:26:28 ID:7KcUiA0i
- 記憶の整理
いや、嬉しいもんだね
請求書でも明細書でも
その他諸々の火種になりそうもない紙くずでもない
友人からの手紙って奴はさ
それが死んだ友なら尚更だ
書き出しに添えられた「お元気ですか」の定型文も
骨みたいな姿になって遂には骨その物になっちまった
そんなあいつが書いたかと思うと一味違うね
ったく、いい気なもんだ
こっちは相も変わらず青っ白い顔して
葬式みたいな格好したまま死に損なってるってのに
「自殺すんなら俺も呼べよ」
そんな事を酒を呑むたび宣ってた分際で
ちょっと余所見をしている内に消えちまいやがった
昔っからすっとぼけた面して
色んな物に手を出してはぽいと投げ
荷物なんかは片手に収まる程度で良いなんて
結局最後は自分自身が片手に収まる始末
そう言うところに憧れてたっちゃ憧れてたが
真似したいとは思えなかったよ
まぁ、近いか遠いか知らないが
その内逢える時が来るかもな
読み終えた手紙は紙ヒコーキになって
操縦席のあいつは相も変わらずすっ呆けてて
調子外れな敬礼をしたまま帰っていった
外のポストは塗装が禿げてもまだまだ赤く
宵はまだまだこれからだろうと
手元のボタンでシャッターを切った
- 58 :名前はいらない:2010/10/09(土) 02:05:00 ID:UJev/6Qr
- 「ドリームタイム」
けいおんの
人たちに
会いたくて
ジャンプしてみた
とどかない
この思い
どうすれば届くのだろう
君の声
あたたかい
包み込まれたいこの衝動
どうすれば発散できるのだろう
最終回がきても僕らは一緒だ
いつもいつも
PCの中で生きている
伝えられないこの思い
君はきっとわかってくれる
- 59 :名前はいらない:2010/10/09(土) 02:45:33 ID:4WpfzCeF
- 初めて
スポーツ選手を
好きになった
強いからとか
すごいだからとか
たくさん勝つからだとか
そんな理由で
心が動いたんじゃないんだ
彼がファンに優しいから
いつでも真剣に
プレーをしているから
だから好きになった
勝負事だもの
上手くいかなくて
負ける時もあるよね
たくさん年俸も
もらってるのだろうから
負けてしまって
怒る人達もいるよね
でも
私はダメな時の
貴方も好きです
自分でも
どうしようもない程
好きです
ずっとずっとこれからも
プレーをしている
貴方を見ていられたら
良いのに…。
それだけが、私の願いです
- 60 :名前はいらない:2010/10/09(土) 09:08:45 ID:funxnOJN
- 水晶玉みたいだ薄紫の空が広がる僕の新しい町
交差する影 素通りしてるのはふたりのうちどちらか
共感と憎しみが交差する
同じだと言おうとしたけどどうしても嘘はつけなかった
君が苦しむそのこだわりは愛情から来てしまうものだろうから
砂時計を割りたがるその手はとても凍えてる
- 61 :名前はいらない:2010/10/09(土) 09:30:52 ID:funxnOJN
- 根無し草ばっかだよ この庭は
ギターやピアノにまで苔むして水の流れる音を奏でる
砂糖が甘いことを蝶に教えたのは血の味の塩だった
海の記憶を蓄えた繰り返す波の音がした
- 62 :名前はいらない:2010/10/09(土) 10:30:37 ID:4WpfzCeF
- また朝が来たね
私や
貴方に
何が起こっても
朝は来るんだね
本当は
清々しいはずなのに
なんか哀しいね
なんか寂しいね
朝だろうが
夕暮れだろうが
夜が来ようが
1日中
貴方を想っているから
私の全てで
ずって貴方を想っているから
- 63 :ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/09(土) 21:14:58 ID:skeCBggF
-
じぶんはじぶんいがいにはなれないんだ、じぶんはじぶんでしかな
いだ、じぶんをさがしたってじぶんいがいになれるわけじゃないか、
じぶんをさがしたってじぶんいがいになれるわけじゃないか、あた
りまえのことだぜ、あたりまえのことなんだぜ、なのに、みんなじ
ぶんいがいになろうとしているじゃないか、みんなじぶんいがいに
なろうとしているじゃないか、じぶんはみにくい、じぶんはみにく
いんだぜ、でも、きれいになろうとしてる、やせようとしてる、か
わいいかのじょをほしがってる、かっこいいかれしをほしがってる、
かわいいといわれたがってる、かっこいいといわれたがってる、み
んなじぶんいがいになろうとしてるじゃないか、ふつうになろうと
すましてるじゃないか、いまをかえようとして、ずっといまをかえ
ようとして、ずっとじぶんでいたことがない、ずっとじぶんでいな
いじゃないか、さがしものをするためにじんせいがすぎてくじゃな
いか、じんせいはほんとうはたいくつだぜ、じんせいはたいしたも
んじゃないんだぜ、しぜんもきたないんだぜ、やまをあるいてもき
れいじゃない、かわをあるいたってきれいじゃない、きれいなしぜ
んなんてほんとはふしぜんなんだぜ、まちのほうがよっぽどきれい
だ、にんげんのつくるもののほうがよっぽどきれいなんだぜ、ほん
とは、ありのままのじぶんをうけいれてほしいとおもってるんだ、
おまえはおまえのままでいいんだとほんとはいわれたがってるんだ、
あなたとならいっしょにしんでもいいよといわれるのをねがってる
んだ、ほんとはじぶんいがいになりたいんじゃなくて、ほんとのじ
ぶんでいてもゆるしてくれるばしょをさがしてるんだ、なみだぼろ
ぼろながしながら、ほんとはほんとにあいにうえてるんだぜ、ほん
とはくろーるであさやけぐもをずうっとおよいでいきたいんだぜ
- 64 :ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/09(土) 21:49:52 ID:VOzQsGq5
-
さよならと青いノートのすみにかく
天使とぶ軌跡のこして夏は暮れ
熱い夜にぼくらの未来は透明です
木漏れ日で眠るぼくらは10時指し
あおぞらの玻璃を割りたい恋なれば
冷蔵庫くだものひとつの宵月夜
青シーツ天使(きみ)がのこせし羽根いちまい
遠き旅して辿りつきたる蛍かな
あなたとは蛍の国で逢った気がする
夢なんざ虹の向こうで捨ててきた
- 65 :名前はいらない:2010/10/10(日) 00:06:16 ID:6ii1qQO8
- ぐっばい
さいなら
あばよ
アディオス
いつかも
そうして
別れたね
きっと
愛が足りない
もっと本気で
愛せる相手が
どこかに
いるってことなんだ
グッバイ
さよなら
あばよ
グッドラック
- 66 :名前はいらない:2010/10/10(日) 03:21:56 ID:o8IMMZXU
- 花
屍よ
歌っておくれ
足跡を燻らせ
蜻蛉を休ませる肩に
そっと朝日を透かして
屍よ
もう行くのか
暖炉の炎が煌々と
照らす道の花々を
見る事すら叶わずに
屍よ
瞑っておくれ
霧の湿りを抱く体から
その平行の視線で
背中越しに重ねた瞳を
屍よ
忘れないでおくれ
その体から抜け出た
最後の呼気を
屍よ
その腐れたる底で
夢の芽は萌えるのか
屍よ
- 67 :名前はいらない:2010/10/11(月) 20:51:13 ID:2IAiGw0o
- さくら
ひとひらに落ちていくの
その軌跡を無限に消えて
明日咲くそのために
あらぬ命を想うとぞ思う
童のみ
ただ許されぬおもいを抱かない
そのいのち ただ続くのみ かえるのみ
- 68 :名前はいらない:2010/10/11(月) 23:05:32 ID:H58jnKuA
- 応答
また今日もグラスを塗らす
アスファルトは昼間の熱を忘れて
凹凸を舐める空っ風を更に砥ぐ
後もうちょっとで無くなるんだから
見てみぬふりをしてくれまいか?
縁の下の乾いた骨がカタカタと尋ねる
返答は乱立するバベルの塔が答える
それぞれの言語を用い出鱈目に
俺はそれの一部を掬い取っては
喉の痛みを誤魔化そうと流し込む
沁みるねぇ
立てた襟が無駄に情報を拾うよ
外耳はもうそれ自体がアクセサリーなのかもしれない
刺さる風が針となり
隣の女性の胸や中年の不自然な頭部に突き刺さる
改札を抜けた最初に曲がり角で襟首を掴まれ
晩夏の忘れた土産の暴風雨に巻き込まれ
拉げた外耳は確かにあの骨のカタカタした音を聴いた
俺もまたバベルの塔に哀願しているんだ
痛み覚めやらぬ肺に溜め込んだ空気を胃液と吐き出して
靴底を舐める為に腫れた瞼を必死に開いて
今日は何杯グラスを空けようかって考える
それだけで救われるんだ
- 69 :名前はいらない:2010/10/12(火) 03:12:41 ID:hZiM/yqg
- 今日も死にたがるひとがいる
屋上の影を横目に通りすぎる
望遠鏡で星を拾ってるようなもの
話はまだ途中のまま
シリウスはより強く光りだす
- 70 :名前はいらない:2010/10/12(火) 03:24:55 ID:a8PE2U+T
- クラスメイト
ギャルバンやってる人
パパになった人
今では海外に住んでる人
みんな大人になったけど
俺は今だに実家にいるさ
何も経験せずに
寂しがる親のわがままで
なあ、みんなちんちんまんまんしてるんだよ
なのに俺は子供のように扱われてるんだよ
I wanna fly, that sky
- 71 :名前はいらない:2010/10/12(火) 04:45:09 ID:hZiM/yqg
- よろしくと差し出されたその右手はすでに握られて俺の頬にめり込んだ
ドッペルゲンガー消えるのはどっちだ
煮詰まる二つの世界
似たもの同士 分かり合えない
俺はお前だったというのか 急に目を閉じた
- 72 :名前はいらない:2010/10/12(火) 05:05:52 ID:a8PE2U+T
- 眠れない夜明けの妄想
乳白色の海に抱かれて
ただその温かさに涙したい
水面に映る光
優しい時代の記憶がキラキラ揺らぐ
父が優しかった頃の記憶
母と友達親子のように仲が良かった頃の記憶
大好きな叔母さん達にたくさん可愛がられてた頃の記憶
それらの記憶が水面にキラキラと光る羊水の中で
痛みが和らぐまで漂っていたい
できるならばアスカの子宮に宿り
その中から一生出たくない
できるならばシンジくんになって
アスカとミサトさんと同じ屋根の下で暮らしたい forever
- 73 :名前はいらない:2010/10/12(火) 14:17:52 ID:DVTtJrUL
- うれしいとか たのしいとか いっぱいあって
わきあがるもの いろいろちがう
ぜんぶすくいあげて のみこんで
こおらせたくりーむのように したでとける
あじわいたいの しあわせなの
いま このとき とけてきえてしまうものでも
くちのなかには あまいあじ
- 74 :名前はいらない:2010/10/12(火) 14:30:00 ID:DVTtJrUL
- 今 色々な枝が伸びて 空を埋める
彼女らと共に 枝を燈明を飾ろう
いずれこの枝が 伸びず 切られ くくられ
片隅に放り出される日が来ても
それは暖炉で 炎になるのだ
そして火が消えてなお そこに残った灰は
畑に撒かれ みのりの基になる
故に
楼閣の空虚なるを嘆くな
そこに今あるものを 楽しむがいい
それは今しか 現れないのだから
- 75 :名前はいらない:2010/10/12(火) 22:17:16 ID:qmbaCBPZ
- 壁の取り払われた日
相変わらず君は軽んじる事に重きを置いて
逆さまの教科書を開いては落書きに熱心だ
遠くから指を指されるだけで涙目になって
その度に僕にハーゲンダッツを奢らせたね
その横で僕のガリガリ君を見るにつけて鼻で笑っていた
全く
ハーゲンダッツにはハーゲンダッツのプライドや手術跡が在るように
ガリガリ君にはガリガリ君の親しみやすさや後ろめたさが在る事くらい
中学時代の教科書にすら載っている事を君は知らない
覚えていることと言えば
精々プロレタリアートの青年が岸壁に振るうつるはしを
消しゴムとペンでWiiリモコンに書き換えた位なもんだろう
そんな君は今寒空のした蹲り両の手をすり減らしている
赤く染まる頬を見るたびに僕は
有り余る札束で思い切り叩き飛ばしたい衝動に駆られる
けれど実際は僕も君も大して変わりなくドラム缶の炎を遠巻きに眺めて
風にたなびく煙と空の境界を探す事で昨日に鋏を入れている
雪山遭難者が洞穴に二人いるのに
端と端に分かれて凍り付いているみたいだ
君は軽んじる事を忘れて口元の皺は下向きに深く
僕は相変わらず君に奢らされる事を夢見ている
- 76 :名前はいらない:2010/10/13(水) 03:39:18 ID:IQ3V5uzI
- 息子よ
1人っ子で
ごめんね
母は1人っ子で
寂しかったから
どうしても
子供は、たくさん
欲しかったのに
病気になってしまって
もう、産めなくなってしまった
息子よ、寂しいかい?
君がよその赤ちゃんを見て
嬉しそうに微笑むたびに
母の心は、えぐられるように
痛むよ。
だけど君は、一言も
「弟か妹が欲しい」
なんて言わないね。
私には過ぎた息子だね。
出来ないものは
あきらめて
2人で「一人っ子」として
仲良くしていこうね。
こんな母で、ごめんね。
- 77 :名前はいらない:2010/10/13(水) 08:28:55 ID:pF/EQWR2
- 余った録画スペースには砂嵐を詰め込んだ
一本ずつ凧の糸は切れていく
最後の一本は自分で噛み切ったそうな
今世紀最大級の暴風雨にかき消していくその姿
優しいものは性に合わない
古くから伝わる占い本の一行の公僕
- 78 :名前はいらない:2010/10/13(水) 22:17:27 ID:Mn02usZ7
- 白紙
ある映画の科学者は
白紙だからこそ好きな未来を描けると言った
でも僕は
地図の描かれてない人生なんてどこに行けばいいか分からないよ
- 79 :名前はいらない:2010/10/13(水) 22:30:54 ID:Mn02usZ7
- 右脳
頭を突き抜けるようなインスピレーションが
この頃なぜか湧かない
左脳でっかくなっちゃったのかな
2chばかりやってるからかな
考えるのではなく感じろとよく耳にする
刺激が少ないのかな
感動が少ないのかな
足使ってないからかな
ほとんど寝たきりだからかな
人と話さなくなったからかな
赤ん坊を育てる時
話し掛けたり体を触ったりして
脳に刺激を与えて成長を促進させるよね
やっぱり大人になっても刺激は大切なのかな
- 80 :名前はいらない:2010/10/13(水) 22:41:49 ID:Mn02usZ7
- 静寂
聞き慣れた静寂に耳を澄ましても
何も聞こえやしない
携帯の受信箱を開けてみても
メルマガばかり
静寂に身を委ねても
何も降ってきやしなくて
縋る想いで送るメールは
いつか僕に答えを教えてくれるの?
辛い夜がまた来たよ
- 81 :名前はいらない:2010/10/13(水) 22:51:09 ID:Mn02usZ7
- 暴風雨と花
凄まじい暴風雨は容赦なく襲うけど
止まない雨はないし
咲かない花もないんだ
それが人生だ
- 82 :名前はいらない:2010/10/14(木) 08:57:08 ID:McnPZn/5
- その絵に魂を入れるには
その唄に命を入れるには
時をことばでつなぎとめるには
かみさまは背負えない試練を与えるもの
だから分け合えとそういうわけですか
あなたのいうことはとても簡単でとても難しい
とてもシンプルで
差し伸べた指先の一cm先でほほえんでます
- 83 :名前はいらない:2010/10/14(木) 09:10:18 ID:McnPZn/5
- いつも透明な水が飲みたくて冷たい水が飲みたくて
毎日飲んでも飽きることは無い
枯れたオアシスに倒れこんだ夢じゃない
水の星の住人だから
もういちど魚に戻って全身で水を飲めばいい
いっそ雨になればいい
- 84 :名前はいらない:2010/10/15(金) 16:47:54 ID:QSDfZXFr
- >>82
気に入ったので返詩
絵に込める魂とは つまり君と言うものの一頭足
唄に込められる命とは つまり君の体が震わせる大気
力とはここに溢れているものだから きっと神の試練とは君の手の届く範囲にある
そう
手のひらには宇宙がある
- 85 :名前はいらない:2010/10/16(土) 04:19:09 ID:rV7W0xro
- もういいよ
あなたは充分に
頑張ったから
私も私なりに
頑張ってきたから
これからは
全て投げ出して
2人で暮らそう
2人で描いた
生活を送ろう
確かに今とは
違う境遇になると思う
でも
貴方が居れば
それだけで
私は幸せだから
連れて行って
貴方の理想の地へ
そして2人で
静かに暮らそう
- 86 :名前はいらない:2010/10/17(日) 08:40:25 ID:nSXGRQhf
- 立ち寄った洒落た町はいつになくうかれていた
『今夜はここで宿をとろう・・』
足跡に埋もれた銀色の通りは凍結寸前だ
吐く息も凍りつく
オオカミは傍らの赤いマントをくわえた
深くフードをかぶった女は促された先に少女をみた
籠のなかの時代遅れのマッチを持て余していた
聞こえないため息をついて女はマッチを買い取った
火は煙草に付け、残りは籠に放り込んで、呆然とする少女に言った
『その金はあんたのもんだよ』
去っていく赤いマントが炎のむこうに揺らぐ
そして少女はゆっくりそれについて行く
- 87 :名前はいらない:2010/10/18(月) 17:56:18 ID:W1PLLnQV
- 「弁解シーオーツー」
君は私が深く息を吐くと
怪訝な顔をして
何時もよりも一段と低い声で
「溜息を吐くなよ」とか
「何が不満なんだ?」言うけれど
私は只々
二人だけの空間を意識するだけで
君を想うだけで
こんな仕様も無い自分が
息を吐く事なんて忘れてしまっているの
そして 君が私の名前を呼んでくれた瞬間に
ようやく自分の存在を思い出す
そんな時に吐いてしまう深い息
「不安や不満は一切配合されていません」
君への想いと二酸化炭素とそれと それと
- 88 :名前はいらない:2010/10/19(火) 00:51:08 ID:UIigQdSS
- 人間は 劣等種だ!
資源を食いつぶし 地球を荒地にし 争いは絶えず
自分のことしか考えていない!
排除せよ排除せよ排除せよ
ぁあなんだか
死にたくなる夜だ
- 89 :名前はいらない:2010/10/19(火) 03:29:26 ID:rSmTjrxV
- 「白い絵」
白の画用紙
白のクレヨン
書き殴って
白い絵欲しいの
十数えたら
もう逝かなくちゃ
痙攣したら
真っ白になりたい
真っ白に
- 90 :名前はいらない:2010/10/19(火) 03:31:02 ID:G/btaZ78
- 恥ずかしいって分かっててもぶつけるとこが詩しかないから
詩を書いた
またうんこみたいな詩しか出来なかった
死にたい
- 91 :キロ:2010/10/19(火) 04:37:05 ID:j/xebbgT
- 死にたいなんて
可哀想
愛が足りないんだわ
あなたは愛っされるべき人なのに
- 92 :名前はいらない:2010/10/19(火) 23:13:29 ID:VUXI+jvd
- 目を瞑っている事を夜が来たと思い込んで幾星霜が過ぎたろうか
時間に爛れた肌に塗り薬を染み込ませては一人時計を眺める
暗闇に薄ぼんやりと浮かぶ針先が指し示す先が朝なんだ
崩れ落とし道に零した指先を拾い集め此の暗い森の入り口を辿る
赤子が握った指先の尊さが今も此処に立ち続ける楼煙となり
霧の中に咲く華の強者で在るが故の悴む掌を握る
流れ星が目を瞬かせてよろめく足元を雑草の強く張る根に任せ
廻らない口先を塞ぐ事でしか伝えられない辺縁と中心を繋ぐとしよう
炉心では新しく生まれ出でる者たちが連鎖し
伝播した密疎を熟した果実の放つ芳香と共に伝えよう
踊る器の中のサイコロをそのままにして
まだ此の目が潰れては居ないのだと知ったその時に私は産声を上げたのだろう
- 93 :名前はいらない:2010/10/20(水) 11:39:38 ID:97RWXoMZ
- 腰なんか抜かしてる場合じゃないだろう
やじうまの中心でお礼と謝罪に忙しい
謙虚さを必死に吐き出して鬼畜な愚痴を湧かせるな
もうこれ以上いやこれ以下に
デフレな人間になりたくないんだ
- 94 :名前はいらない:2010/10/20(水) 21:27:31 ID:97RWXoMZ
- どうしてあの日ジャングルジムに登ったの
そこからじゃ向日葵がどんな顔してるか見えないよ
宇宙や次元と名の付いた 同じ空間を共にした
そんなあたりまえの奇跡があたりまえじゃなくなるまえに
「早くおりておいでよ」
向日葵がそういうなら・・
「やあ、こんにちは。今日も風がきもちーよ」
ぼくは頷くだけで隣で風をあびていた
空を見るふりをして、その横顔をみていた
あたりまえじゃない奇跡があたりまえじゃないきみを残した
他愛無いおしゃべりと笑顔と沢山の種 両手一杯でも足りない
ひとつひとつ大切にうめておくから
なにも心配しなくていいよ
- 95 :名前はいらない:2010/10/20(水) 22:10:40 ID:97RWXoMZ
- 本日の特売はまもなく終了です
軽快なギターが購買心を煽る
高鳴る心臓に軽い財布を押しつける
ラスト2個です
こうして救命ボートは売り切れた
ちらほら聞こえるすすり泣きが漂うなか
これでよかったんだ
どこかそんな気分でもあった
- 96 :名前はいらない:2010/10/20(水) 23:05:51 ID:VnPdwNsd
- 輪転
屍ばかりが徘徊する浮世に根を張り
踏み拉かれる音ばかりを集めては実を生らせ
色の付いた雨水を葉脈に留め移り気を臭わせ
床の間に垂れる紙片の端を汚す一輪の花を付ける
眼球を縛り付ける窓枠すら割って居座り
床に蹲る未整理の古書の一冊を手に取り
開いたページが枯れてしまった手では支え切れずに零した楔を
指先でもてあそんでは自由自在にアナグラムを組む
鋭いペーパーナイフが裂くのは紙ばかりはではない
鮮やかな切り口は死を知らずに運動を繰り返し
の淵から足をブラブラさせて遊ぶ子供たちが
三千世界の一つを無造作に結ぶ橋を掛けた
危険など辞書に無い言葉だと大言壮語が勇ましく
爆殺され続けた背中に背負う灰で人馬を湧かし
まどろみに身を委ねた盲人に気付け薬を振舞う
額縁をはみ出した絵の具は絵画はまだ未完成なのだと告げる
ソレをふき取った雑巾の上に又新たな絵を築く
望む望まざるを問わずに侵攻は果てしなく
蝗害に喘ぐ声を耳を塞ぐ
- 97 :ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/20(水) 23:51:27 ID:hT8ZyKay
-
先生わたしはいつになったら幸せになれますか。先生わたしは
からだが半分透き通っていなくなってしまうときがあるんのです
がどうしたらよいですか。先生人のためになることしたいですか。
先生人に迷惑をかけちゃいけませんか。先生毎日が苦しくてし
かたないのですがどうしたらいいですか。先生大人になったら
何かいいことありますか。先生どうして死んだらいけないので
すか。先生生きていくって汚れていくことですか。先生わたしが
いません。先生わたしがいません。先生どうしたらいいですか。
- 98 :ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/21(木) 00:06:25 ID:wprqaDh+
-
[液体となった太陽が滴りおちる青い波間で]
あんたの1メートル上空の
地上権と
あたしの1メートル上空の
地上権を
交換するの
そレで
あたしの匂い
あたしの甘やかな匂いを
あんたにいっぱい嗅がせて
あんたの一切の先取特権を剥奪する
判決
主文 あんたは死刑
理由
あんたが生まれるのとひきかえに
おきざりにしてきた
すべてのものが欲しいから
いのちになるかならないか
ぎりぎりのこと
生まれて
生きて
知ったこと
すべてを
話してよ
そして
すべてのあんたの影を
すべてのあたしの影に
かさねて
- 99 :19 ◆gwnULb/9mw :2010/10/21(木) 05:07:44 ID:zXJDRtaw
- 糸車を引いているのか
納豆を混ぜているのかよく分からなくなる
もやしとかキャベツとか野菜の中に
水を注いでいるのを想像する
洗うと頭の中が掃除されるような感じがする
- 100 :名前はいらない:2010/10/21(木) 11:02:30 ID:FWs9W89b
- >>97
「君へ」
君。人の為になるという事は、これは結果なのですよ。
君。迷惑をかけるという事は、人の為になるという事と同義です。
君。苦しいのは、何もかもが自分の中にあると思うからでしょう。業とは人ひとりひとりが持ち、そして関係するのです。
君。大人になったからと言って良い事があるというならば、では「良い事」とは実際どういう事なのでしょう?
君。死ぬと言う事は、関係が絶たれるという事なのですよ。しかし業は変わらないのです。
君。汚れる事が生きる事ならば、何故、花は美しく咲けるのでしょうか?
木々は地面に逆らって空へ枝葉を伸ばすのだ
我々にその木々の枝葉と空気を分ける境目が見えるのは何故だろうか?
それは我々が「そうだ」と認識しているからだよ
君には言葉があるのだ
言葉を発するのだ
言葉はまたそれだけでは形を成さない
何かとぶつかって初めて形を成すのだ
それは人も同じだよ
君。「在る」と言う事と「無い」と言う事は、たった一つの認識で変わるのです。
幸せになる為でなければ
花は咲かないのですよ
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