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【社会】

男性暴行し着火、少年ら3人実刑 名古屋地裁判決

2011年10月21日 00時12分

 名古屋市中川区の路上で今年4月、20代の男性に集団暴行を加え、全身にシンナーをかけてライターで火をつけて大やけどを負わせたとして、傷害の罪に問われた塗装業中川康弘被告(28)ら3人の判決が20日、名古屋地裁であった。

 神原浩裁判官は「被害者は一命をとりとめたが、現在も自立歩行が著しく困難な状態。生じた結果は死と同じぐらい重大だ」と指摘。中川被告に懲役3年4月(求刑懲役4年)、塗装業安井広文被告(28)に懲役2年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。塗装作業員の少年(19)は懲役2年6月〜3年4月(求刑懲役3〜4年)の不定期刑とした。

 判決によると、事件前、自分の車が何者かに何度も落書きされるなどの嫌がらせを受けた安井被告は仲間と共謀。4月15日未明、男性に制裁を加えて嫌がらせをしたことを白状させようと、安井被告が暴行を加え、中川被告が全身にシンナーをかけ、少年が背中付近でライターを着火するなどし、男性に重いやけどを負わせた。

 事件では、ほかに3人が逮捕されたが、略式起訴や不起訴となった。

(中日新聞)

 

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