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事件
【臓器売買】医師に暴力団組長紹介 ドナー仲介役の女性会社役員、起訴内容に「間違いありません」
2011.10.20 11:43
生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、臓器売買が行われることを知りながら臓器提供者(ドナー)の仲介に関与したとして、臓器移植法違反(臓器売買の禁止)などの罪に問われた会社役員、江口祐子被告(48)の初公判が20日、東京地裁(若園敦雄裁判官)で開かれた。江口被告は「間違いありません」と大筋で起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、江口被告が医師の堀内利信被告(55)=同罪などで起訴、公判中=からドナー探しを依頼され、知人の暴力団組長を紹介した、と指摘。さらに、江口被告の行きつけのすし店店員だった横倉孝之被告(42)=同=に、ドナー候補を探すよう依頼したという。
堀内被告は、ドナーとして紹介された堀内(旧姓・石川)竜哉被告(21)=同罪などで起訴=と虚偽の養子縁組を結び、平成22年7月に宇和島徳洲会病院(愛媛県)で生体腎移植を受けた。
起訴状によると、江口被告は堀内被告らと共謀し、同年6月、堀内被告が竜哉被告と養子縁組をしたとする虚偽の届け出を提出。7月に、腎臓提供の謝礼として現金800万円を受け取ったとされる。
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