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2011年10月20日(木) 19:07 |
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保護責任者遺棄致死で夫に求刑
再三にわたって、妻が「病院に連れて行ってほしい」と訴えたにも関わらず無視した態度は悪質と、検察側は懲役5年を求刑しました。
保護責任者遺棄致死の罪に問われている東山被告と亡くなった妻・はるみさんは、同じ敷地内の母屋と離れに別々に住み、やりとりはほとんどが携帯メールで行われていました。 この裁判で、笠岡市の無職・東山広和被告は、寝たきり状態だった妻のはるみさんに対し、十分な介護をせず死亡させた罪に問われています。 発見当時の妻・はるみさんは身長が155センチ、体重は27キロしかなく、寝ていた離れにはゴミなどが散乱した状態でした。 検察側は、「再三にわたって、妻が病院に連れていってほしいと訴えたのを無視していたのは悪質」などとする一方、「食品や日用品などについては、差し入れており、全く世話をしていなかったわけではない」と述べ、懲役5年を求刑しました。 弁護側は「被告は反省している」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。 判決は21日、言い渡されます。
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