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2・3号機取水口 濃度横ばい

10月19日 20時55分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水に含まれる放射性物質の調査で、18日に採取された2号機と3号機の取水口付近の濃度は、前の日と比べてやや下回ったものの、全体として横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。このうち、18日2号機の取水口付近では、海水1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の5.2倍の0.31ベクレル、▽セシウム137が3.8倍の0.34ベクレルでした。また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の13倍の0.78ベクレル、▽セシウム137が11倍の0.96ベクレルでした。2号機と3号機の取水口付近では、放射性物質の濃度は前の日と比べてやや下回っているものの、全体として横ばいの傾向が続いています。一方、沿岸と沖合の合わせて7か所で行われた海水の調査では、放射性物質は検出されませんでした。