福島県議会は20日の本会議で、福島第一、第二原発合わせて10基すべての廃炉を求める請願を採択しました。
本会議では、定員53人のうち5人が退席しましたが、出席議員の全員が賛成し、第一、第二原発合わせて10基の廃炉を求める請願が採択されました。福島県は今回の事故を受けて、脱原発の方針を打ち出しています。また、原子力安全委員会の専門部会では、原発で事故があった時に避難などの防災対策を重点的に講じる区域として、その範囲を原発から半径30キロ圏に拡大する案が示されました。これまでは半径8〜10キロだったため、対象となる市町村が大幅に増えることになります。