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地方
「日本と台湾、互いに大切な存在」 金美齢さん、熊本・大津高で講演
2011.10.18 02:05
台湾出身で一昨年、日本国籍を取得した評論家、金美齢さんが17日、熊本県大津町の県立大津高校(白濱裕校長)で、「二つの祖国~日本と台湾~」と題して講演した。同校は12月の1年生の修学旅行に台湾を予定しており、金さんは「日本と台湾はお互いにとても大切な存在。素晴らしい経験をしてきてほしい」と話した。
全校生徒のほか、保護者や地域住民など計約1200人を前に、金さんは「台湾は世界一の親日国家」と強調。東日本大震災で苦しむ日本に、人口わずか約2300万人の台湾から200億円以上の義援金が寄せられたことを紹介した。
その背景として、日本統治下の台湾で、日本人が教育や農業の普及に尽力したエピソードを交え、「日本人は台湾のために真剣に涙と血を流した」と説明。「日本と台湾は運命共同体。私は両国とも祖国として愛している」と話した。
講演会は修学旅行の事前学習も兼ねており、1年生の女子生徒(16)は「台湾の人と交流し、しっかり勉強し、将来、もっと良い関係になるようにがんばりたいと思った」と話していた。
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