(セ・リーグ、広島2x−1中日、最終戦、中日12勝10敗2分、20日、マツダスタジアム)7回を投げた広島の前田健は、自己最多の15三振を奪って今季の奪三振を188に伸ばし、阪神の能見を抜いてリーグトップに立った。
立ち上がりから球威、制球ともによく、無四球で七回まで毎回奪三振。「全員狙って取りにいった。(能見に)プレッシャーを与えられたと思う」と快投を振り返った。
リーグタイ記録まであと1個だったが、野村監督が気付かず、七回の打席で代打が送られて降板した。試合後に記録について知らされた右腕は「もったいなかった。試合中に誰か言ってくれれば」と苦笑いしていた。(共同)
野村監督(前田健に)
「本塁打こそ打たれたが素晴らしい内容だった」
大野投手チーフコーチ(前田健に)
「狙いにいってこれだけ取るとはね。本人の気持ちが投球に表れていた」
白浜(プロ初安打がサヨナラ打)
「がむしゃらに振っていこうと思った。よっしゃー! と言うしかない」