米大手と天然ガス採掘実験へ
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米大手と天然ガス採掘実験へ

10月19日 6時4分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

政府は、日本の近海にも豊富に存在し、新たなエネルギー源として期待される、天然ガス、「メタンハイドレート」の実用化を目指して、来年からアメリカの大手エネルギー会社と共同で採掘実験を行うことで合意しました。

天然ガスの一種であるメタンハイドレートは、メタンガスと水が結びついて氷状になったものです。政府はこのメタンハイドレートの実用化を目指し、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構がアメリカの大手エネルギー会社、コノコフィリップスと共同で、来年1月からアラスカ州北部で採掘実験を行うことで合意しました。実験では、地下1000メートルまで井戸を掘り、どの程度の量のメタンガスを採掘できるのかを検証します。メタンハイドレートは、日本近海の海底にも豊富な埋蔵量が確認されており、石油などに代わる新たなエネルギーとして期待されています。日本としては、今回のアメリカとの共同実験で陸地に埋蔵されているメタンハイドレートの効率的な採掘方法を確立することで、海底からの採掘の実用化に生かしたいとしており、成果が注目されます。