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最終更新:2011年10月20日(木) 17時21分

福岡4人殺害、元留学生の死刑確定へ

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 8年前、福岡市で幼い子供を含む一家4人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた中国人の元留学生に対し、最高裁判所は上告を退ける判決を言い渡しました。元留学生を死刑とした、一審と二審の判決が確定します。

 中国人の元留学生、魏巍被告(31)は2003年6月、福岡市で衣料品販売業の一家4人を殺害して現金や通帳を奪い、遺体を海に捨てたとして強盗殺人などの罪に問われています。一審と二審は魏巍被告に死刑を言い渡し、弁護側が上告していました。

 最高裁は20日の判決で「きわめて冷酷、残忍な犯行で、仲間から誘われて加担したとはいえ、犯行の重要な部分を担当している」として、弁護側の上告を退けました。これで、魏巍被告の死刑が確定します。

 この事件では仲間の2人の中国人が中国国内で逮捕、起訴されていますが、1人は無期懲役が確定し、もう1人は死刑が確定して、すでに執行されています。(20日16:37)

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