コスプレデモが来たと思ったら今度は「動画でしか見る事がなかった関西の国士」を囲む12.4二周年記念行事ときたか・・・BBQにボーリングに賞品付きビンゴ大会ですか、そうですか、形振り構わぬ人集めに奔走する訳ですね。
正に奇想天外支離滅裂、コスプレイベントの告知にもあったようですが、若い人を取り込んでいく事が目的なのだとしたら、この発想自体が獲得しようとする対象を馬鹿にした話しで、運動を考える立場ではとてもまともな考え方とは思えません。
しかしよく考えてみれば、水平社宣言の文言を捉えて「矛盾だ」などと言っている連中ですからこういう不健全な発想も出てくるのでしょう。部落民が自らの出自を明らかにして戦う為にあえて自らを穢多と呼ぶ事と、部落民以外の人間が部落民に正対して「穢多」と呼ぶ事の違いさえわからないのですから、この二つのイベントが自ら運動に呼び込もうとしている層をハナから馬鹿にしているという極く単純な事実にさえ気がつかないのも当然なのかもしれません。
また、12.4のイベント告知文は「醜悪」の極みであり、この活動の中心メンバーの中に病的な自己肥大がはびこっている事を物語っています。かつて裁判の過程で自らを領土奪還の英雄と称した馬鹿者もいましたが、今回もまた自らを「国士」だと表現しており、恥知らずにも程があります。
英雄、国士はともかくとして、一般社会では「評価は他者あるいは世間様がするもの」であり、自らを誇る矜持はあってもそれをあからさまに「表」へ出してしまえば大抵の場合「馬鹿」の一言で片付けられるものです。
フジテレビ抗議「運動」への舌なめずりせんばかりの露骨な擦り寄りや、こういった二つのイベント企画を見ていますと、変わらぬ強気の裏側にある「包囲網への怯え」や「自己破壊への予感と恐怖」といったものを感じてしまうのは筆者だけでしょうか。
この活動に参加している若い世代の方には「これって変だ」という疑問を持って貰いたいと思います。今日提起した部分は「常識」で見てもおかしい部分です、疑問に思って当然です。
そこから思索を開始しましょう。