名護市長 “日米合意白紙に”
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名護市長 “日米合意白紙に”

10月19日 13時31分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

沖縄県を訪れている玄葉外務大臣は、名護市の稲嶺市長と会談し、アメリカ軍普天間基地について、名護市辺野古への移設を進めることに理解を求めたのに対し、稲嶺市長は日米合意を白紙に戻すよう求めました。

沖縄県を訪れている玄葉外務大臣は、19日午前、日米合意でアメリカ軍普天間基地の移設先としている名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸部を視察しました。このあと玄葉大臣は、名護市の稲嶺市長と会談し「鳩山政権になるときに『最低でも県外』と言って期待を高めたが、名護市辺野古に回帰したことを率直におわび申し上げたい」と陳謝しました。そのうえで玄葉大臣は「日米合意を進展させていくことがわれわれの基本的な考えだ。全力で負担の軽減に取り組んでいくので、これをスタートに話し合っていきたい」と述べ、名護市辺野古への移設を進めることに理解を求めました。これに対し、稲嶺市長は「『ようこそ』と言いたいところだが、沖縄には基地が集中しており、過重な負担を強いられている」と述べ、政府の対応に不快感を示しました。さらに稲嶺市長は「日米合意を見直すべきだという声は日に日に高まっている。私は辺野古の海上にも陸上にも基地を作らせないという約束を貫くつもりであり、日米合意を白紙に戻すようアメリカに進言してもらいたい」と述べ、普天間基地の移設計画を白紙に戻すよう求めました。