2011年 10月 19日
宇高航路深夜割引実施へ
玉野市の宇野と高松を結ぶ航路の活性化策について話し合う協議会が高松市で開かれ、来月から平日の深夜の運賃を割り引きする、社会実験を行うことを決めました。運賃割引は来月21日から来年2月29日まで平日の午後9時40分から午前3時40分の間の便で全ての車両が対象です。運賃は軽乗用車で、通常より500円安い1800円に普通車で1000円安い2300円に、大型車で2500円安い4000円となります。平日の深夜は航路の主な収益源であるトラックの利用が特に少なく、深夜の利用促進を図る必要があると判断しました。協議会は来年1月頃にこの社会実験の効果の中間点検を行い、今後の運賃体系の在り方を検討することにしています。

給与引き上げを勧告
岡山県人事委員会は県職員の給与とボーナスを引き上げるよう県に勧告しました。給与、ボーナスとも引き上げる勧告は4年ぶりです。勧告では県職員の月額の給与を平均680円引き上げ、ボーナスも0.05ヵ月分引き上げるよう求めています。これは県内企業の給与やボーナスとの比較に基づいて行われたもので、実施されれば平均の月額給与は、36万9698円、平均年収は577万円と2万9000円のプラスとなります。岡山県では財政構造改革の一環として独自の給与カットを実施しており、勧告を受けた石井知事は、「本県の厳しい財政状況を総合的に勘案した上で慎重に検討したい」と話しました。

警察学校で傷害の巡査長書類送検
警察学校で指導中に入校生に大ケガをさせたとして香川県警は19日28歳の男性警察官を傷害の疑いで書類送検しました。書類送検されたのは香川県警人事課の28歳の男性巡査長です。警察によりますと巡査長は香川県警察学校で指導係を務めていた今年4月25日学校の本館1階ロビーで指導として24歳の男性初任科生に腕立て伏せをさせましたが途中でできなくなったことに腹を立て足をかけて押し倒し左ひざの脱臼など全治5カ月の大ケガをさせた疑いです。巡査長は初任科生が提出した日報の書き方に不備があり、何度指摘しても改善されないため指導したということです。香川県警の横井宗雄首席監察官は「警察職員を育成する警察学校においてこのような事案を起こしたことは誠に遺憾」とコメントしています。また、警察は巡査長をきょう付けで減給10分の1・1カ月の懲戒処分にしました。

消防士がバイトで減給
観音寺市にある広域消防本部の消防士長など4人が民間会社でアルバイトをし報酬を受け取ったとして減給の懲戒処分を受けていたことがわかりました。減給10分の16カ月から1カ月の懲戒処分を受けたのは、三観広域行政組合消防本部に勤務する38歳の消防士長など男性消防士4人です。4人は去年6月から今年7月にかけ、休日などを利用して、三豊市の会社が行った防災行政無線の受信機を設置する業務のアルバイトを行い、合わせて約270万円を受け取っていました。38歳の消防士長が会社の経営者と友人関係にあり、他の3人を誘ったということです。消防本部では先月30日に4人を減給処分としましたが規定に該当しないとして公表していませんでした。今後は綱紀粛正に努め、職員の指導を徹底したいとしています。