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【プロ野球】

巨人、鬼門神宮突破だ シーズンとCSは別

2011年10月20日 紙面から

ファンからサイン用に渡されたバットを握る原監督=川崎市内で

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 鬼門神宮を突破せよ。3位が確定し、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでヤクルトと対戦することが決まった巨人が19日、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習を行い、主将の阿部は「当たって砕けろ」と“一発勝負”の心構えを説いた。

 ツバメ撃破のキーワードは「捨て身」だ。今季は神宮で1勝4敗2分け。地方開催を含めてもビジターでは1勝9敗2引けと相性は最悪のカード。しかし、CSはゼロからのスタート。だからこそ開き直ることができる。

 阿部の口調が熱を帯びる。「ヤクルトは首位争いをして、僕らは3位。思い切ってぶつかっていける。大学の入れ替え戦のつもりでやります」。レギュラーシーズンでは神宮で1度しか倒せなかったが、3試合で2戦先勝の短期決戦になれば別の戦いが待っている。

 そのポイントとして岡崎ヘッドコーチが挙げたのは精神力だ。「神宮は特殊な球場ではない。今年の(レギュラーシーズンの)成績は過去の話。大事なのはどれだけ目の色を変えて戦えるか。気迫とか、執念とかが強い人が結果を出す」。優勝を逃し、一度は死んだ立場。阿部は「日本一のチャンスを頂いたことを意気に感じてやりたい」と言い切った。勝敗を決するのは勝利への執着心。捨て身の野球で鬼門をブチ破る。(井上学)

 

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