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【プロ野球】

西武逆転CS 最終戦で決めた

2011年10月19日 紙面から

CS進出を決め、笑顔でナインを迎える渡辺監督=西武ドーム

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◆西武4−3日本ハム

 勝つ以外に活路はなかった。一気にチームをのせたのは、今季の主役となった中村の一振りだった。1回2死二塁。先発吉川の甘く入った直球を左翼席中段に運んだ。一昨年の自己最多に並ぶ、48号2ラン。「何よりも、試合に勝ちたい気持ちが強かった」とほおを引き締めた。3回2死二塁では、フェルナンデスが17号2ラン。大入り満員の西武ドームが沸き返った。

 7月下旬から約2カ月間、最下位に沈んだ。それでも指揮官は「このままでは終わらない。いつか絶対に浮上する瞬間が来る」と、昨季優勝マジック「4」からV逸の屈辱にまみれた選手たちの反発力を信じ続けた。その通りに9月に10連勝。CS進出の芽を急成長させ、最低限のCS進出だけは手にした。

 オリックスの結果を確認したナインは、本拠地最終戦後のセレモニーに。渡辺監督はファンに呼び掛けた。「われわれも昨年の悔しさを忘れてはいません。絶対に日本一を取ってきます」。昨年はCSでも第1ステージで3位ロッテにはね返された。今年は終盤の勢いを最後の栄冠につなげてみせる。

  (谷光太郎)

 

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