'11/10/19
球場跡地検討委を24日設置
広島市は24日、旧市民球場(中区)の跡地活用を考える検討委員会を設置し、市役所で初会合を開く。「若者を中心としたにぎわいのための場」との松井一実市長の基本方針に従い、2013年春を期限に、具体的な議論が始まる。
メンバーは、周辺の商店街、町内会、スポーツ団体の関係者や大学生、学識経験者たち計22人で構成する。市が各関係団体に推薦を依頼した。市商店街連合会の天倉康博会長や、今井みはる市立大芸術学部非常勤助教、吉長孝治市スポーツ協会専務理事たちが名を連ねる。
跡地活用策のほか、周辺の回遊性向上などに関して自由に意見を出す。市は委員会を幅広い分野や世代の意見を聴く場と位置づけ、提言などにはまとめないという。
24日は市がこれまでの経緯や松井市長の方針などを説明。委員会の運営方針を確認した後、意見交換に入る。本年度は少なくとも2回の会合を開く予定。跡地が会場となる全国菓子大博覧会が開幕する13年春までに松井市長は委員会の議論を参考に、具体的な活用策を導き出す。
4月に就任した松井市長は、球場解体と菓子博の開催は予定通りとする一方、緑地広場を中心とする跡地利用計画の見直しを表明。9月定例会で委員会の設置費用を計上した。