84歳の母親を放置し死亡させたとして62歳息子逮捕 |
大阪府箕面市の住宅で84歳の女性の遺体が見つかった事件で、警察はこの女性を放置し死亡させたとして62歳の息子を逮捕しました。
保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、箕面市の無職・福井康晴容疑者(62)です。
調べによりますと福井容疑者は同居する母親の光子さん(84)が衰弱しているにもかかわらず、医師の診断を受けさせたりすることなく、死亡させた疑いが持たれています。
19日、福井容疑者の家から異臭がすると連絡を受けた箕面市の職員が家を訪れたところ、福井容疑者が「実は母が亡くなっている」と話したため警察に通報し、事件が発覚しました。
光子さんに目立った外傷はありませんが腐敗が進んでいて、調べに対し福井容疑者は「母親の面倒を見ずにほったらかしにした」と容疑を認めています。
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2011/10/20 0:12:
更新) |
太陽光を使った「賢い電力網」実験始まる |
自然エネルギーへの注目が集まる中、兵庫県尼崎市で太陽光発電を使った「次世代の電力網」の実験が始まりました。
三菱電機が国内最大規模の60億円をかけて行っているのは「スマートグリッド」=「賢い電力網」の実験です。
太陽光発電は天候に左右され出力が不安定なところが欠点ですが、この工場では太陽光パネル2万枚で発電した電気を蓄電池にためた上にコンピューターで制御して、安定した電力に変えることができます。
さらに工場内の「ある施設」でたくさん電力を使っている場合、別の施設の空調や照明を自動的に落とす制御機能もあります。
三菱電機の山西健一郎社長は「(震災で)再生可能エネルギーが役割を果たす時期が日本では従来よりも早くなってきた」と話しました。
三菱電機は2年かけて実験を行い、早期の実用化を目指します。
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2011/10/20 0:11:
更新) |
年金の男女格差是正求め、妻を公務災害でなくした男性が提訴 |
妻の死亡で、夫が遺族年金を受け取るのに年齢制限があるのは、男女差別を禁止した憲法に違反するとして堺市の男性が提訴しました。
訴えによりますと、男性(64)の妻(当時51)は堺市の中学校で教師をしていましたが、うつ病になって13年前に自殺し、公務による災害と認められました。
法律では、夫が死亡した場合妻は年齢に関係なく遺族補償年金を受け取れますが、妻が死亡した場合は夫が60歳以上でなければ受給できません。
男性は当時51歳だったため要件を満たさないと判断されました。
男性は、法律の規定は男女差別を禁止した憲法に違反しているとして、災害補償基金大阪支部長に対し、決定を取り消すよう求めています。
【男性の弁護士】
「性的な役割分担を固定化するような、年金制度そのものを変える必要がある」
弁護士によると、遺族年金の男女格差を是正するよう求めた裁判は、全国で初めてです。
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2011/10/19 21:29
更新) |
奈良県警の警察官 女性に「手錠したろか」 |
藤井竜治容疑者(47) |
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奈良県警の巡査長が女性を電話で脅し、卑猥な言葉をかけるなどした強要未遂の疑いで19日、書類送検されました。
強要未遂の疑いで書類送検されたのは、奈良県警吉野署地域課の巡査長、藤井竜治容疑者(47)です。
調べによりますと藤井容疑者はおととし、京都府内の女性(48)に対し電話で「今から梅田まで来い。来ないとひどい目にあわせる。お手てに手錠したろか、逮捕したろか」と脅したほか、卑猥な言葉をかけた疑いがもたれています。
【被害に遭った女性】「立場を利用してそういう事をしても捕まらないと思っているのか。警官であっても、変質者に変わりないのかなと」
被害に遭った女性によりますと、藤井容疑者は4年前、格闘技を通じて女性と知り合いになりましたが、女性が冷たくあしらったため恨んでいたということです。
警察は今後、藤井容疑者が犯行に及んだ動機について詳しく調べる方針です。
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2011/10/19 19:35
更新) |
耳の不自由な女子生徒に暴行 中学の元講師を逮捕 |
志賀中学校(滋賀・大津市) |
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耳が不自由な2人の姉妹に暴行を加え、姉にケガをさせたとして、滋賀県大津市の中学校の元臨時講師の男が逮捕されました。
傷害などの疑いで逮捕されたのは、大津市立志賀中学校で特別支援学級の担任をしていた元臨時講師、岩佐秀人容疑者(28)です。
調べによりますと岩佐容疑者は、特別支援学級に通っていた耳が不自由な姉妹に対し、手話か筆談でしか意思疎通が出来ないことに腹を立て、教室で日常的に殴ったり蹴ったりした疑いがもたれています。
また、去年10月には姉(15)の手や足にシャープペンシルを突き刺して、ケガをさせた疑いが持たれています。
姉妹の保護者からの抗議で事件が発覚し、岩佐容疑者は今年6月、減給処分を受けて依願退職しています。
調べに対し、岩佐容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
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2011/10/19 19:14
更新) |
近江鉄道 運転士が乗務中にゲーム |
近江鉄道の運転席 |
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滋賀県を走る近江鉄道の運転士が、乗務中に携帯端末でゲームをしていて、15分間ドアを開け忘れていたことが分かりました。
近江鉄道によりますと、米原駅を17日午後10時55分に発車する列車のドアが、発車1分前になっても開きませんでした。
不審に思った乗客が運転室を見たところ、30歳の男性運転士が携帯端末「iPod touch(アイポッド・タッチ)」を操作していたため、「そんなことしていいのか」と叱ったということです。
運転士はすぐにドアを開け、列車に遅れはありませんでしたが、運転士はこの間の約15分にわたってゲームなどをしていました。
近江鉄道では社内の規則で業務上必要のない物を運転室へ持ち込むことを禁じていますが、この運転士は「以前にも何回か持ちこんだことがある」と話しているということです。
近江鉄道は「全従業員に特別教育を実施し、再発防止に全力を挙げる」とコメントしています。
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2011/10/19 19:19
更新) |
”弁護士なりすまし男”に有罪判決 裁判官がなんと法律解説 |
吉村康成被告(30) |
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弁護士になりすまして高齢の女性から現金を騙し取ろうとした会社員の男に対し、大阪地方裁判所は有罪判決を下しました。
裁判官が最後に、いつもより時間を割いて法律を解説しました。
詐欺未遂の罪で判決を受けた神戸市の会社員・吉村康成被告(30)。
ことし3月、投資詐欺の被害にあった70代の女性の元に弁護士になりすまして近づき、金を取り戻すと持ちかけて150万円を騙し取ろうとしました。
しかし、本物の弁護士に見抜かれて断念しました。
【弁護士】 「あなた弁護士資格持ってる?」
【吉村被告】「はい」
【弁護士】 「登録番号は?」
【吉村被告】「…取りに行っていいですか?」
【弁護士】 「登録番号は素で言えるのが当たり前やけどな」
判決で大阪地裁の木山暢郎裁判官は「生活費に困り、金目当てに高齢者を狙った卑劣な犯行」として懲役2年(執行猶予3年)を言い渡しました。
法律のスペシャリストを装っていた吉村被告に対し、裁判官は最後に「執行猶予とは何か頭に叩き込んで下さい。それは、懲役刑を一旦眠りにつかせるようなものです。再び犯罪を犯せば懲役刑目を覚まします」と、法律用語を噛み砕き、数分にわたって分かりやすく解説しました。
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2011/10/19 19:24
更新) |
那智の滝 に”大しめ縄”が戻る |
被災地の復興願い |
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豪雨に見舞われた和歌山県那智勝浦町の「那智の滝」で、流木が当たって切れた「大しめ縄」が約1ヵ月半ぶりに修復されました。
世界遺産・熊野那智大社の御神体、那智の滝。
133m下の滝壺に水が落ちる「銚子口」に、烏帽子をかぶって白装束の神職が姿を見せました。
神職が取りかかったのは「大しめ縄」の取り付けです。
先月の豪雨で、大しめ縄は流木に切断されて流されてしまい、1ヵ月半の間、失われたままでした。
土砂に埋まった本殿の復旧と並行して、一部の岩が崩れた滝を少しでも元の姿に近づけようと、神職は長さ26mのしめ縄を慎重に取りつけました。
近くに住む人は、災害後初めて滝を訪れて「滝の周辺の被害がこんなにひどいとは思ってませんでした。『滝自体はやられてないよ』と知ってもらって、皆さんに来てほしい」と話しました。
また、熊野那智大社の朝日芳英宮司は「復旧は今日、明日とはいかないが、来年7月の例大祭までには何とかせないかんと思っている」と話しました。
大きな被害を受けた那智勝浦町の復興の願いをこめて取り付けられた大しめ縄は、例年通り年末にも取り替えられる予定です。
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2011/10/19 19:11
更新) |
保育所近くに組事務所 幹部が暴排条例を勘違い? |
石田章六こと朴泰俊容疑者(78) |
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保育所の近くに事務所を開設したとして逮捕された暴力団の幹部らが、条例の施行前に事務所の土地を購入しておけば違反の対象にならないとみていた疑いがあることが分かりました。
指定暴力団山口組の顧問・石田章六こと朴泰俊容疑者(78)ら3人は10月上旬、大阪市北区の保育所から半径200m以内の禁止区域に事務所を開設させた府の暴力団排除条例違反の疑いで逮捕され、19日、身柄が検察庁に送られました。
石田容疑者らは条例施行の1ヵ月前に事務所の土地を購入していましたが、実際に事務所として稼動したのは条例施行後の今月からで、条例違反にあたるとされました。
警察は3人が条例施行前に土地を購入すれば違反にはあたらないと勘違いしていたとみて調べています。
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2011/10/19 19:20
更新) |
関空に「格安航空専用」ターミナル 起工式 |
完成イメージ |
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低迷を脱する起爆剤となるのでしょうか?
関西空港でLCC・格安航空会社の専用ターミナルの起工式が行われました。
【関西空港会社 福島伸一社長】
「欧米ではLCCの割合は30%から40%占めている。関空は7パーセント。LCCで新しい需要を創出する」
関空では19日、日本初となるLCC専用ターミナルの起工式が行われました。
2期島に作られるターミナルはのべ床面積が3万平方メートル。
施設使用料を抑えてLCCの安い運賃を守るため、シンプルな作りになっています。
現在のターミナルとはシャトルバスで結ばれ、搭乗橋がないため、乗客は歩いて飛行機に乗り込むことになります。
このターミナルには、来年3月に関空を拠点に就航する日本初のLCC「ピーチ」などが入る予定です。
ピーチは、従来の半額程度の運賃にして5年後には600万人の利用を見込んでいます。
格安航空の就航で関空は新たな時代に突入するのか…。
ターミナルは来年秋オープンする予定です。
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2011/10/19 19:27
更新) |
上方落語発祥の地 坐摩神社に顕彰碑 |
上方落語の寄席発祥の地として知られる大阪の坐摩神社に、初代・桂文治さんの功績をたたえる顕彰碑が建てられました。
坐摩神社で19日に行われた除幕式には、上方落語協会の桂三枝会長らが出席しました。
上方落語の寄席は、江戸時代、初代・桂文治さんが坐摩神社の中に小屋をつくり、高座にのぼって演じたのが始まりと言われています。
顕彰碑には、文治さんの業績や当時の興行の内容を示す番付が刻まれています。
【上方落語協会・桂三枝会長】「ここから始まったというのを皆さんに見てもらえるので、本当にうれしい限りです。客の入りが悪かったり、これからどうしようと迷った時には、ここに来ればまた元気をもらえそうな気がします」
文治さんの興行スタイルは、5年前、およそ60年ぶりに復活した落語専門の寄席「天満天神繁昌亭」に受け継がれています。
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2011/10/19 15:13
更新) |
平松市長「大阪府下版広域連合」構想を公約に |
大阪市の平松市長は11月27日に行われる市長選挙の公約に、維新の会の「大阪都構想」に対抗する「大阪府下版広域連合」の実現を盛り込む考えを示しました。
平松市長が関西テレビの取材に対して選挙公約に盛り込むことを明らかにしたのは、大阪府・大阪市・堺市を中心に作る「大阪府下版広域連合」です。
府下版広域連合は、空港や港湾・道路などの広域行政の課題に3つの自治体が連携して取り組むもので、法律を改正する必要がなく、将来は関西州に統合する考えです。
平松市長は「維新の会の掲げる『大阪都構想』がすべて解決すると刷り込まれているが、そうじゃないですよと言いたい」と話しました。
一方、市長選挙への出馬が有力視されている大阪府の橋下知事は「広域連合で広域行政ができるなら、関西州にしなくても、関西広域連合で関西の広域行政ができるはず」と平松市長を批判しました。
大阪市長選挙には他に、前の兵庫県加西市長・中川暢三氏と元市議会議員の渡司考一氏が立候補を表明しています。
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2011/10/19 12:26
更新) |
住宅侵入男が帰宅男性殴り逃走 大阪・鶴見区 |
大阪市鶴見区の住宅に侵入して現金を奪おうとした男が、仕事から戻った住人の男性を殴ってけがをさせ逃走する事件がありました。
19日午前6時すぎ、大阪市鶴見区今津南3丁目で自営業の川畠正博さん(42)が仕事から帰ってきたところ、自宅に侵入していた見知らぬ男と家の前で鉢合わせになりました。
男は、家の中から現金16万円が入った封筒を持ち出していて、川畠さんの顔などを10回ほど殴ったあと現金や所持品をその場に残して逃げました。
川畠さんは軽傷です。
【川畠さんの妻】「挙動不審だったので、主人が捕まえたが・・・。殴られて(男は)逃げて行った」と話していました。
調べによりますと、逃げた男は40歳くらいで身長およそ170センチ、オレンジ色の上着にジーパンを履いていたということで、警察は強盗致傷事件として行方を追っています。
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2011/10/19 13:00
更新) |
民事介入暴力の特別相談所 |
暴力団による不当な要求などについて、警察官や弁護士などが相談に応じる「民事介入暴力特別相談所」が大阪市内で開かれています。
この相談窓口は、暴力団員からの不当な要求など、暴力団に関する悩みを解決するためのもので、警察官や弁護士などが対応にあたっています。
大阪府では、ことし4月に暴力団排除条例が施行されましたが、8月末までに警察や暴力追放推進センターに寄せられた相談件数は例年とほとんど変わっていません。
【奥岡眞人弁護士】
「なにか手だては必ずあるから、ためらうことなく(暴力団からの要求など)嫌だなと思ったら、相談してほしい」
この相談窓口は、19日午後4時まで高島屋大阪店4階特別室で開かれているほか、電話相談も受け付けています。
<民事介入暴力特別相談所>
○高島屋大阪店 4階特別室
○電話相談【06−6645−8930】
※いずれも19日午後4時まで
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2011/10/19 12:26
更新) |
関大レスリング部トング傷害元主将に判決 |
部員に熱したトングを押し付け火傷を負わせるなどした関西大学レスリング部の元主将に大阪地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。傷害などの罪で判決を受けたのは関西大学レスリング部の元主将・濱田周平被告(21)です。判決によりますと濱田被告は去年、同級生の部員の髪の毛を無理矢理そり、焼肉店で熱したトングを押し付け火傷を負わせました。判決で大阪地裁の加藤陽裁判官は「面白半分でいじめを長期間繰り返し被害者の人格を踏みにじる悪質な犯行」と指摘。一方で「反省しすでに示談が成立している」として懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。また最後に「被害者がどういう気持ちで許したかをよく考え、今後も償い続けてください」と諭しました。
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2011/10/19 9:26:
更新) |