NHK 青春舞台 (全国高等学校演劇大会の優秀校公演)
2011年08月13日
毎年夏に行われる全国高等学校総合文化祭。これは全国の高校生の文化のインターハイとも言われるものである。多くの文化系の部門のなかに演劇部門がある。この演劇部門は全国高等学校演劇大会であり、最優秀校1校、優秀校3校選ばれる。そしてその4校は、国立劇場での上演権利が与えられるのである。この4校の国立劇場での公演を、部活動を交え紹介しつつ、放送する番組が「青春舞台」なのである。毎年、NHK BS2 で8月の終わり〜9月の初めのあたりで放送される。
この番組の見どころは、青春している高校生たちのどこか初々しい演技、そしてがんばっている姿である。かなり感動しつつ、「おれって高校生のとき何してたんだろうなぁ、、というか、今、何してんだろ」と自分のダメダメさを再認識するための番組でもある。可愛い子いるかなぁ、、と観てしまうのはご愛嬌。主役級はやっぱり華のある子でないとね。ちなみに、「ボンボン坂高校演劇部」はあまり関係ない。まぁ、それはおいといて。
すごく、いい番組なので、要ちぇっくやー、あんびりーばぶるやー。ちなみに自分が見たのは青春舞台2001の「ばななな夜」の途中から。
このページは少しずつ、拡充させていくタイプの記事にしていく予定です。何か情報をお持ちの方、演劇への感想がおありの方は、メールでもコメントでもかまいませんので、ご連絡くださいませませ。
※感想とかは、覚えてるのだけ書いてます。
■青春舞台2011
- 第57回 全国高等学校演劇大会/福島(震災の影響で演劇部門は香川で開催)
- ふくしま総文(第35回全国高等学校総合文化祭)
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 山口県立 華陵高等学校 | カツっ! | フローレス・デラコリーナ | |
優秀 | 津曲学園鹿児島高等学校 | 窒息 | 谷崎淳子 | |
優秀 | 大谷高等学校 | 逝ったり生きたり | 東尾咲 | 創作脚本賞 |
優秀 | 北海道北見北斗高等学校 | ぺったんぺったん! | 原案:北見北斗高校演劇部 作:梅村真奈・鳥羽啓太・新井繁 |
Uターンラッシュが予想される今日この頃、みなさんいかがお過ごしですかって、そりゃ汗だくですよね。残暑厳しいこの時期といえば、やっぱり「青春舞台」なわけですよ。
8月5日~8月7日にかけて福島で開催予定でしたが、今年は震災の影響で香川で開催されました。もちろん今年も、上記優秀校の東京公演が予定されております。また、その様子を放送する青春舞台も放送予定とのこと。
- 番組情報(2011/08/15時点)
- NHK公式サイト(現時点でまだなし)
- 放送予定:9月4日(日) 15:00-17:00 NHK Eテレ(地上波教育テレビ)で放送予定
- 番組内容:ダイジェスト版&スタジオ収録なし?
2011年も2010年に引き続き休日に放送するからみやすいぜ、と思いきや今のところ放送予定は2時間で、ダイジェスト版での放映が濃厚との事(学生同士が交流するスタジオ収録もなしの予定)。このままだととても残念。。
■青春舞台2010
- 第56回 全国高等学校演劇大会/宮崎
- 全国高総文祭みやざき2010(第34回全国高等学校総合文化祭)
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 群馬県立 前橋南高等学校 | 黒塚Sept. | 前橋南高校演劇部 +原澤毅一 | |
優秀 | 島根県立 三刀屋高等学校 | オニんぎょ | 亀尾佳宏 | 創作脚本賞 |
優秀 | 愛媛県立 川之江高等学校 | さよなら小宮くん | 越智優 | |
優秀 | 青森県立 弘前中央高等学校 | あゆみ | 作:柴幸男 潤色:畑澤聖悟 |
まだ観れてないよー
夏休みも中盤、宿題に大慌てに今のうちになっておけば救われるはず(学生の場合)という時期となりました。この季節といえば、誰がなんと言おうと「青春舞台」なわけなんです!
8月3日~8月5日にかけて、よいこともわるいこともいろいろ話題の宮崎で開催された大会で、最優秀賞、優秀賞の4校が決定いたしました。順当にいけばこの4校が、高校生という若さで国立劇場の舞台に立ち、青さがありながらもすばらしい演劇を披露してくれます。今年もこの演劇の様子と、各高校の素顔を交える、青春舞台2010が放送予定です。
- 番組情報(2010/08/13時点)
- NHK公式サイト
- 放送予定:9月5日(日) 午後1:00-6:10 NHK衛星第2(BS11ch)で放送予定
- 出演予定:はしのえみ、江本純子、大塚ムネト
去年より35分短くなり、5時間10分になりました。今年は休日に放映されるため、社会人にとっても優しいぜ!MCは、はしのえみこと姫なのですがNHKアナは出ないのでしょうか??まだ決まっていないだけ??
■青春舞台2009
- 第55回 全国高等学校演劇大会/三重
- 全国高総文祭みえ’09(第33回全国高等学校総合文化祭)
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 北海道帯広 柏葉高等学校 | これからごはん | 北海道帯広 柏葉高等学校演劇部 | 創作脚本賞 |
優秀 | 千葉県立 松戸馬橋高等学校 | 赤鬼 | 野田秀樹 (構成:土田峰人) | |
優秀 | 青森県立 青森中央高等学校 | ともことサマーキャンプ | 畑澤聖悟 | |
優秀 | 神奈川県立 大船高等学校 | 音楽劇「アニータ・ローベルのじゃがいもかあさん」 | アニータ・ローベル「じゃがいもかあさん」 (訳:今江祥智/作:土田峰人) |
まだ観れてないよー
夏も、夏休みも終わりに近づき(学生の場合)、さびしさと哀愁が漂う季節となってまいりました。この季節といえば、やっぱり「青春舞台」ですね。今年も、この季節がやってきました。
今年は、8月31日(月)に放送されますので、要チェックやー。あんびr(ry。引っ越してからいまだにレコーダをテレビと接続していないのだけれども、今週末には必ず接続するぜっ!これを撮るためになっ!あー、はやく家をきれいにしたい。。
- 番組情報
- NHK公式サイト
- 放送予定:8月31日(月) 午後0:15-6:00 NHK衛星第2(BS11ch)で放送予定
- 出演予定:松本和也アナ、扇田昭彦、松村武、犬山イヌコ
去年より15分伸びて5時間45分になりました。な、ながい、、小田切千アナじゃなくなってちょっぴり残念だけども、松本アナにも期待します。あと犬山イヌコも。サンデーおちゃめナイトをなんとなく思い出した、アラウンドサーティな夏でありました。
■青春舞台2008
- 第54回 全国高等学校演劇大会/群馬
- ぐんま総文(第32回全国高等学校総合文化祭群馬大会)公式サイト
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 青森県立 青森中央高等学校 | 河童 | 畑澤聖悟 | |
優秀 | 新島学園高等学校 | りょうせいの話 | 大嶋昭彦 | 創作脚本賞 舞台美術賞 |
優秀 | 島根県立 三刀屋高等学校 | 暮れないマーチ | 亀尾佳宏 | |
優秀 | 岡谷南高等学校 | オイディプス | ギリシャ神話より (脚色:岡谷南高等学校) |
いやー、やっと観た!3連休ヒマヒマなので。さびしい、、いや、演劇好きの若者なので、だな、コレ。
「りょうせいの話」は、廃止される寮を舞台にした人情ラブ(?)コメディ。いい意味でくだらない挿入歌があったり、劇中劇があったり、笑いあり、笑いありの作品であった。廃止が決まった寮、最後の夏休みの8月31日最後の日。寮のOBがやってきて、寮生の恋の手助けをしようとてんやわんや。それぞれの寮生活は、そして恋の行方はどうなるのやら。。個々のキャラクターもたっていて、それぞれの役割がきちんとしていて観やすく、笑いやすいつくりになっていた。メールのやり取りの演出などもドキドキものだし、なんといっても女装がとてもはまっていたのが一番のドキドキだった。
「暮れないマーチ」は、全国大会に3年連続出場で、もはや常連の三刀屋高等学校が送る、ファンタジージュブナイル。プロローグのような語りからはじまり、まるで映画のような暗転前後の演出、そしてさりげないコメディさ加減。どれをとってもよくできていて「ほぁー。」とまるでマンガのような感嘆の声を上げてしまう。お盆の期間中、友達と遊ぶ「ゆきお」と「さきお」。ゆきおが捕まえたカブトムシをさきおはかくれんぼの最中に踏み殺す。それを「ゆき」と「さき」という双子がみていたんですよ、コレ。セリフもいちいち秀逸で言葉遊びのようだし、子供のピュアな残酷さをうまく使っての「命」に対する問いかけ、そのさりげなさの絶妙さ。脚本を手がけている顧問の亀尾佳宏、いったい何者なのかが気になって夜も眠れない、、こともないんだけども、すごいなぁ。んで、双子役の子と、ガキ大将役の子が気になる、今日この頃。
「オイディプス」は、ギリシャ神話のオイディプスを大胆にアレンジした古典+現代劇。大筋は、ギリシャ神話に沿いながらも、現代のマスコミ、そして一般視聴者への痛烈な皮肉を込めながら物語が展開していく。オイディプスって、調べると確かにかなりゴシックネタになりそうな生い立ちで、昔から人ってのは他人の不幸は蜜の味だったのかもしれないなぁ、なんて思う。限られたメンバーが役をいれかわりたちかわり、なかなかダイナミックな演出でおもしろかった。しかし、なんといっても無表情で写真を撮り続けるラストシーンがすごい。いい意味で鳥肌ものでした。
そして、最優秀の「河童」。2005年の第51回全国高等学校演劇大会、「修学旅行」で最優秀賞をとった青森中央高等学校が3年ぶりにまたもや最優秀賞。おめでとうございますってことで。本作は、カフカの「変身」よろしく、突如としてクラスメートのひとりが河童になってしまう、という物語。プロローグ、エピローグ的な卒業式よろしく河童の説明を行う演出が秀逸。あっという間の1時間という感覚。イジメの問題を根本に持ってくることで全体が軽くならずにそれでいて楽しませる仕掛けも多々あり、バランスがよい。イジメたりイジメられたり、空気を読んだり気を使ったり、人って生きていくのが大変だけどそれぞれがうまく生きているだけじゃダメなんだなぁ。おいらのことをKYっていうヤツ、これを観れって感じ。空気を読むことが正しいことだと思っていちゃいけないよ。。時と場合によるから。TPOだから。あ、おいらがいつもTPOを考えずに空気を読まないだけか。。いやいや、いつも言っているけど空気っていうのは「読む」モノじゃなくて「創る」モノだから、そこんとこヨロシク!、、って話がかなりずれたが、「河童」において、1点残念な点が。最後の友達の右手である。ああなると、もうイジメとかの枠から外れちゃって、「隔離」ってなっちゃうんだけど。。最後の最後にテーマがちとブレたと思ってしまった。しかし、全体としてすばらしく、特に主役の女の子の鬼気迫る演技、圧巻でした。
あと、番組でいうと審査委員長の川村さんの軽い感じがとってもよかった。きっとあの軽さできちんとやるタイプのおじさんだと思いました。来年もぜひ審査を勤めてもらいたいです。町田さんもゲストなのに、マイクを運びを引き受ける姿勢に感服。んでやっぱり小田切アナ、あんたいいよ。。青春舞台2009でもぜひお会いしたい!
また来年も、すばらしい高校生と、その彼らの創るすばらしい演劇が観ることができるよういのりつつ。
- 9月1日(月) 後0:15-5:45 NHK衛星第2(BS11ch) で放送予定!
- NHK公式サイト -どしどしメッセージを送れっ!
- 5時間30分の長丁場。平日か。。って、去年と一緒のコメントだよ。。
- 今年も司会は小田切アナ。ゲストは川村毅さん、倉持裕さん、町田マリーさんだって。
甲子園、北京オリンピック、そして総合文化祭の季節がやってきましたっ!演劇部門は、8/8(金)-10(日) に開催されてます。ヒマヒマだったからいけばよかったよ、もう。。
今年もきっと青春舞台2008が放映されると信じて、日々、NHK公式サイトをチェック中。噂だと、2008年9月1日放送が有力らしいです。最新情報がわかり次第、更新していく予定です。もう、いろいろとそっちのけなくらい。仕事とか恋とか。。
■青春舞台2007
- 第53回 全国高等学校演劇大会/島根
- 島根県公式サイト(第31回全国高等学校総合文化祭>演劇部門大会の結果)
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 岐阜県立 岐阜農林高等学校 | 躾 〜モウと暮らした50日 | 岐阜農林高等学校演劇部 | 舞台美術賞 |
優秀 | 栃木県立 栃木高等学校 | 塩原町長選挙 | 山形県立山形南高等学校映画演劇研究部 (脚色:栃木高校演劇部) | |
優秀 | 静岡県立 富士高等学校 | 紙屋悦子の青春 | 松田正隆 (脚色:富士高等学校演劇部) | |
優秀 | 追手門学院大手前高等学校 | あげとーふ | 中條岳青 |
「塩原町長選挙」は、社会派でもありながら、笑があり、そして涙ありの秀作。調味料が塩しかない塩原町で、醤油派とソース派に分かれての選挙戦が始まる。現実の選挙戦と照らし合わせて観ることもでき、その中での伝統を守る塩派のお父さんの気持ちもよく表現できていて、素晴らしかった。また、舞台装置のシンプルさを、多くのキャラクターと人の動きでカバーするというのも見どころのひとつだった。
「紙屋悦子の青春」は、戦争の頃のある女性の青春を描いた作品。映画化もされた戯曲であり、その脚本を脚色したものである。そのせいもあって、もともと脚本の完成度が高いし、さらに戦時下の話であるという時代背景。そのような作品に今日びの高校生の演技がついてくるのか、という心配もあったが、まったくの杞憂だった。時代背景にあった所作、言葉づかい。感服である。
「あげとーふ」は、大阪らしい、コテコテでベタベタさあふれる作品であり、加えて高校生が内に抱える悩みなどを織り交ぜている。審査員の方々もおっしゃっていたとおり、高校生らしさあふれる青春作品となっている。ただ、ちょっと昨年の「全校ワックス」もそうだが、今回は急に人種差別が入ってきた。それはちょっと違うかな、と思った。いれるとしても、もっとさりげなくいれて、ひとつの主題として入れないほうがよかったかも。
そして、最優秀の「躾 〜モウと暮らした50日」。農林高校にしかできない物語で、なんというか個性的な設定。ストーリーとしてはかなりスタンダードな展開だが、その設定によって、よくある物語とは一味も二味も違うものとなっている。特に山田役の子がとてもよかった。変わった、ということがよく表現できていた。牛に対するパントマイムもシンプルながらわかりやすくバケツの動きなんかは感嘆の声をあげてしまった。また、語りを主人公ではない役がやるというのも、一種のドキュメンタリとして観れたりして、内容と感情移入の点でナイスアイデア。
あと、なんといっても、小田切アナウンサーの司会っぷりが素晴らしかった。演劇も好きとのことで、来年も小田切アナでお願いしたいです。
- 8月27日(月) 後0:15-5:45 NHK衛星第2(BS11ch) で放送予定!
- NHK公式サイト -奥さん、応援メッセージも送れますよっ
- 5時間30分の長丁場。平日か。。
- 次回は島根大会。放送は未定。
- 放送決定??NHKサイトに情報ありました。以下引用
青春舞台2007 〜高校演劇全国大会〜
BS2 8月27日(月) 後0:15〜5:45
毎年夏、全国高等学校総合文化祭の一環として行われる高校演劇の全国大会は、「演劇の甲子園」とも言われ、現在活躍するプロの演劇人を数多く輩出した登竜門である。全国約2700校が参加する地区予選から都道府県大会・全国8ブロックの大会を勝ち抜いてきた11校の演劇にかける高校生たちがしのぎを削り、熱い戦いを繰り広げる。番組では、島根県松江市での全国大会の様子を取材。さらに全国大会で撰ばれた最優秀校1校と、優秀校3校が8月25日〜26日に凱旋公演を行う東京・国立劇場での舞台を中継録画し、翌27日にスタジオにその生徒たちを招き、生放送する。また各学校にそれぞれ学校紹介ビデオを制作してもらい、それを再編集して放送するコーナーや、生徒たち、ゲストへの質問FAX・メールなどを紹介するコーナーなども設ける。
【出演・予定】NHKアナウンサー、宮沢章夫(劇作家・演出家 大会審査委員長)、横内謙介(劇作家・劇団扉座主催者)
5時間30分の長丁場。
■青春舞台2006
- 第52回 全国高等学校演劇大会/京都
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 同志社高等学校 | ひととせ | 奥田菜津 | 創作脚本賞 |
優秀 | 山梨県立 甲府昭和高等学校 | 全校ワックス | 中村勉 | 演出賞 |
優秀 | 北海道釧路北陽高等学校 | ラスティング・ミュージック | 山口慶美 | |
優良 | 島根県立 三刀屋高等学校 | 三月記〜サンゲツキ〜 | 亀尾佳宏 | 審査員特別賞 |
笑劇ではじまり、衝撃で終わる「三月記〜サンゲツキ〜」。先生のキャラもさることながら、セットの使い方、さらに最後のセリフの演出などなかなか良作。そして、ヒロインの答辞を読む子は可愛い。
「全校ワックス」は、偶然集まった5人が「特別な時間を過ごし心を通わせる」モノ。最後の告白ごっこがちと唐突、というのは審査員の人と同じ意見だが、やはりこの手の作品は面白い。「夏休み バケツかぶって 気持ちいい」とか、バカバカしさもなかなか。途中、「七人の部長」な匂いもしたが、そこまでには行き着けなかった。
「ラスティング・ミュージック」は、生演奏のピアノが新鮮。「女の子同士の友情」モノで、さらに「特別な時間を過ごし心を通わせる」モノ。ねこふんじゃった、の曲は実際の曲と違い、簡単になっているものが全国に広がっている、というのは衝撃的だった。
そして、国立劇場史上初の一人芝居である「ひととせ」。実際に一人しかいない演劇部であることを逆手に取り、自虐的かつ未来志向な、明るく楽しい劇であった。季節の変わり目に、窓から見える木を自らはずして季節を変えてしまうなど演出も秀逸。電灯スイッチや、開けづらいトビラの開け方など細かい演技もみごたえがある。しかし、なんといっても主人公を演じる女の子がとてもキュートでいいキャラクターであるのが勝因だろうか。
■青春舞台2005
- 第51回 全国高等学校演劇大会/青森
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 青森県立 青森中央高等学校 | 修学旅行 | 畑澤聖悟 | 創作脚本賞 |
優秀 | 山口県立 華陵高等学校 | 報道センター 1 2 3 | 迦陵頻伽 | |
優秀 | 茨城県立 友部高等学校 | トシドンの放課後 | 上田美和 | |
優秀 | 香川県立 高松工芸高等学校 | HR−ホームルーム− | 川田正明/小野友加奈 | 演出賞 |
「放送センター 1 2 3」は、舞台の中で番組を行うというなかなかのおもしろ作品で、学食戦争だとか、選挙戦だとか、ちくりと世の中を皮肉っているところも面白い。
「トシドンの放課後」は、ひきこもりがちな少年とコギャルの交流を描いたなかなかの秀作。悪いヤツが周りと心通わせ更正(?)していくモノ好きなのに加えて、ひきこもりがちなヤツが心を開いていく様子もみごたえあり。
「修学旅行」もそういう意味で言えば、気の合わないやつらが特別な時間を過ごし、心を通わせていく作品であり、好きな作品である。また、キャラクターも個性的なキャラが多く、笑える。
■青春舞台2004
- 第50回 全国高等学校演劇大会/徳島
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 作新学院高等学校 | 超 正義の人 | 大垣ヤスシ | 舞台芸術賞 |
優秀 | 網走南ヶ丘高等学校 | チキン・カレー | 溝口勲 | 創作脚本賞 |
優秀 | 広島市立 美鈴が丘高等学校 | おばあちゃんのボタン | 梶矢文照 (構成:美鈴が丘高校演劇部) | |
優秀 | 法政大学第二高等学校 | ロック | 及川亮 +法政二高演劇部 |
最初の高校は、冒頭部分が切れていて、最後の高校はオチの部分が切れているので、観る気になれない回。詳細は 青春舞台2004 を参照。要は放送時間が変更になったのを気づかなかっただけなのよね。。
よって、未だみてないっす。
■青春舞台2003
- 第49回 全国高等学校演劇大会/福井
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 香川県立 丸亀高等学校 | どよ雨びは晴れ | 佐藤奈苗 | |
優秀 | 北海道伊達緑丘高等学校 | りんごの木 | 後藤竜二 | |
優秀 | 栃木県立 宇都宮女子高等学校 | 美術室より愛を込めて | 松永安芸 | |
優秀 | 青森県立 三本木高等学校 | 贋作 マクベス | 中屋敷法仁 | 創作脚本賞 |
ミュージカル仕立ての「りんごの木」は、なかなか迫力があり、また方言を取り入れたセリフも叙情的であった。
「美術室より愛を込めて」は、女子高ならではの作品だと思った。女同士の駆け引きや友情がリアルに表現できていると感じた。あと、リストカット少女が可愛かった。
■青春舞台2002
- 第48回 全国高等学校演劇大会/神奈川
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 福島県立 小名浜高等学校 | チェンジ・ザ・ワールド | 石原哲也 | 創作脚本賞 |
優秀 | 山口県立 岩国総合高等学校 | めろん | 高橋幸雄 | |
優秀 | 久留米大学附設高等学校 | フラスコ・ロケット | 白壁裕 | |
優秀 | 千葉県立 薬園台高等学校 | 桜井家の掟 The Rules of Sakurais | 阿部順 |
「桜井家の掟」が面白かった記憶がある。手紙の最後に「かしこ」、恋と変という字が似ている理由「人は恋をすると変になるから」と、なかなか印象深い。あと、妹が可愛い子だった。最後、両親が家に入ってくるとき、桜井家の掟が不必要になったとき、なかなか泣けた。
そして、よい意味で鳥肌モノの作品である「チェンジ・ザ・ワールド」。この作品は、悪いやつ(まぁ、もともとはそんなに悪いやつではないのだが。)が余命わずかな級友と友情を築き、それをきっかけに更正していく、というベタベタな作品ではあるが、高校時代の青春なども上手に表現されており笑えて泣ける。音楽の使い方、セットのシンプルさも見ものだ。
■青春舞台2001
- 第47回 全国高等学校演劇大会/福岡
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 愛媛県立 川之江高等学校 | 七人の部長 | 越智優 | |
優秀 | 山口県立 華陵高等学 | ぼくんち | 廣井直子 | |
優秀 | 千葉県立 薬園台高校 | やっぱりパパイヤ | 阿部順 | |
優秀 | 栃木県立 宇都宮女子高校 | ばななな夜 | 永山祐介 | 創作脚本賞 |
夏休み、することなくテレビをつけたら、演劇がやっていた。若い人がやってるなぁ、と思ったら高校生であった。そして、この年の「七人の部長」の面白さ。なんとも新鮮であり、テレビに釘付けとなり、毎年チェックするきっかけとなった記念すべき回。
■青春舞台2000
- 第46回 全国高等学校演劇大会/静岡
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
最優秀 | 愛媛県立 川之江高等学 | ホット・チョコレート | 曽我部マコト | 創作脚本賞 |
優秀 | 作新学院高等部 | ジャンバラヤ | 大垣ヤスシ | |
優秀 | 千葉県立 船橋旭高等学校 | 山姥 | 土田峰人 | |
優秀 | 兵庫県立 尼崎北高等学校 | 好色十六歳男 | 永山祐介 | 創作脚本賞 |
観てないです。。
■青春舞台1999
- 第45回 全国高等学校演劇大会/山形
賞 | 高校 | タイトル | 作 | 高校演劇 大会結果 速報ブログ |
最優秀 | 東京都立 白鳳高等学校 | 學びの庭に集い来て | ||
優秀 | 群馬県立 前橋女子高校 | はしご | 創作脚本賞 | |
優秀 | 兵庫県立 日高高等学校 | 女子高生症候群 | ||
優秀 | 青森県立 青森中央高等学校 | 生徒総会 |
※しゅなさん より情報をいただきました。ありがとうございます!
観てないです。。
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■ コメント
青春舞台2002の「チェンジ・ザ・ワールド」だね。
あれは、舞台装置がとてもシンプルにもかかわらず、
役者の演技と脚本で、笑えて泣ける、最高の作品だね。
あれを高校生に演じられてしまったら、もう、鳥肌もの。
モロモロさんも演劇でおいらにぜひ、鳥肌をたたせてください。
もういっそ、おいらを鳥にしてっ。
栃高のみなさんお疲れ様です。全国2位(優秀賞)おめでとうございます☆みなさんの舞台生で見たかったんですが、時間が合わず見に行けないのでDVDで拝見しました。
みんな俳優さんみたいで素晴らしかったです。
なかなか役になりきれなかったりするのに関心しました。
私もみなさん見習って頑張ります!!
8月25日もまた素敵な作品に仕上がる様応援してますね♪♪
頑張ってください・・・(≧∀≦)
明日(27日)、ついに青春舞台2007がBS2(BS11ch)で放送されます。
みんな要チェックやー、アンビリーバブルやー。
栃木といえば、宇都宮女子、というイメージが強いですが、
今年は、栃木高等学校が代表で、見事全国2位ですね。
タイトルからなかなかおもしろそうですが、なんとなく社会派な作品?
町長選挙を高校生がどんな演技で作品にしてくれるか楽しみです。
そんなに推されると俺も見てみたくなるなぁ。
最近色々と鬱なことが一杯だから、
輝く高校生を見てちょっとでもハッピーな気持ちになりたいものですな。
まぁ、輝く高校生を見て逆に欝になる可能性も捨てきれんが…
俺たちもう、終わっちゃたのかな?
> 鉄筋さん
> そんなに推されると俺も見てみたくなるなぁ。
機会があればみしてあげるよ。
鉄筋さんなら結構おもしろいと思うと思うですよ。
> 輝く高校生を見てちょっとでもハッピーな気持ちになりたいものですな。
> まぁ、輝く高校生を見て逆に欝になる可能性も捨てきれんが…
簡単に言えば、高校野球の甲子園の名勝負を見たときのような
気持ちになると思います。
> 俺たちもう、終わっちゃたのかな?
ばーか、まだはじまっちゃいねーよっ
このホットチョコレートのdvdって手に入れる方法ってないんですか?探してるんですが今のところ見つからないんです。手がかりがあれば教えていただければ助かります
青春舞台2000のDVDは無いですね。。
NHKアーカイブスで検索しても青春舞台1996の次は青春舞台2002に
とんでいて、今見るすべはないかもです(あとは人に借りるとか)。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/search/?q=%E9%9D%92%E6%98%A5%E8%88%9E%E5%8F%B0&o=1&np=20&or=t
NHKに「NHKアーカイブに入れてください!」と要望を出してみる、
というのもひとつの手かも。
全部あるかどうかわかりませんが、私の勤務校には割合過去の放送分が在庫してあるようです。
よろしかったら私までお問い合わせください。
こんばんわ。昔のビデオを整理していたら懐かしくなって検索し、
このサイトにたどりつきました。
99年~03年までビデオ録画したのですが…劣化が酷過ぎて泣きそ
うになりました。過去の再放送を切に願います。
99年のデータがないようですので↓
優秀校 群馬県立前橋女子高校 「はしご」※創作脚本賞
兵庫県立日高高等学校 「女子高生症候群」
青森県立青森中央高等学校 「生徒総会」
最優秀校 東京都立白鳳高等学校 「學びの庭に集い来て」
最優秀校の「學びの庭に集い来て」は本当に良い作品です。
それこそビデオが擦り切れるまで見ました。
どうでも良い番組なんて吐いて捨てるどあるのに、どうして再放送
してくれないんでしょうねぇ…デジタルで録画したいです。
黒塚セフテンバーがすごくよかった。なにより主人公の「イマドキの女子高生」な演技が上手。本当は夏休みや同級生すべてが夢で、主人公が登校拒否だったという設定(現実世界は九月だった)。普通の日常なのに、何か正体不明なものがまざっている。
不気味さを出すため照明の色がころころかわったり、登場人物の動きがまるでビデオの停止のように止まったり、なぜか糸車が部屋に置いてあったりと面白い。
最後に主人公が蛍(?)にむかって、「あ、○○くん」と友達の名前をよんだが、その子は死んでいたと言うことかもしれない。
主人公がだんだん狂い始めるのも怖い。さすが最優賞作品。
返事遅くてスイマセン。
>しゅなさん
1999年のデータありがとうございます。
折を見て、反映させていただきますね。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/search/?q=%E9%9D%92%E6%98%A5%E8%88%9E%E5%8F%B0
を確認すると、NHKアーカイブスには、着々と保存されている
みたいなので、いろいろな大人の事情がクリアになれば、
再放送などもありえるかもしれませんね。
(2010/10/22現在1994-96,2002,2005-10)
>よりぬき銀魂さん
ようやく、2009を見始めたところなので、2010はまだ未視聴ですが、
おもしろい作品があるみたいで、楽しみです!
っつか、はやくみれよ、おれ。
チェンジザワールドをみて,演劇に没頭するようになりました!