【ドラゴンズ】

　おめでとう、そしてありがとう。中日は１８日の横浜戦（横浜）で延長１０回、３−３で引き分け、通算９度目、球団史上初のセ・リーグ連覇を達成した。３点を追う６回にトニ・ブランコ内野手（３１）が起死回生の１６号同点３ランを放ち、８回２死から登板の浅尾拓也投手（２６）が２イニング１／３を抑えきった。８年間で４度のリーグ制覇という偉業を成し遂げ、今季限りで退団する落合博満監督（５７）がナインの手で６度、宙に。だが球団では最大の１０ゲーム差逆転が終点ではない。０７年に続く３度目、いや１９５４年以来２度目となるリーグＶからの日本一までチームを、ファンを導いてほしい。（10月19日）