高放射線量:東京・足立の小学校プール機械室近くで確認

2011年10月18日 0時12分 更新:10月18日 10時48分

区立東渕江小の高い空間放射線量が検出された雨どい下(左奥)=東京都足立区東和で2011年10月17日、久保玲撮影
区立東渕江小の高い空間放射線量が検出された雨どい下(左奥)=東京都足立区東和で2011年10月17日、久保玲撮影

 東京都足立区は17日、同区東和3の区立東渕江小のプール機械室近くで毎時3.99マイクロシーベルトと周辺に比べて高い放射線量を確認したと発表した。区によると、機械室の雨どい下の地上5センチの場所で観測した。排水溝はなく、水がたまりやすい構造だったという。区は、周辺に人が立ち入らないよう、ロープで囲うなど応急措置を取った。

 区民が独自に計測したところ、同小を含む5カ所で毎時1マイクロシーベルト以上だったため、区が改めて測定した。公園など残る4カ所でも毎時0.43~0.95マイクロシーベルトと、区が除染などの対応を取る独自の基準(毎時0.25マイクロシーベルト)以上の値が出た。

 足立区の川口弘危機管理室長は「局所的な値なので、健康に影響はないと考えるが、区民の不安もあるので、早急に対応を検討したい」と話した。【吉住遊】

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