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2011年10月19日7時8分

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インフル予防にトローチ開発 京都のバイオ企業

写真:ミヤリサン製薬などが開発したトローチ「バリフル」=同社提供拡大ミヤリサン製薬などが開発したトローチ「バリフル」=同社提供

 インフルエンザ感染を抑える抗体入りのトローチを、バイオベンチャー企業ファーマフーズ(京都市)とミヤリサン製薬(東京)が共同開発し、健康食品として販売を始める。「通勤・通学など人が混み合う所へ行く前になめれば、感染予防に役立つ」(ファーマフーズ開発部)という。

 ファーマフーズは、ニワトリの卵を使って抗体を作り出す技術をもつ。京都府立医科大と共同で、ニワトリにインフルエンザウイルスを注射し、卵黄からウイルスに対する抗体をつくったところ、30秒以内にウイルスが死滅する効果を確認。唾液(だえき)で効果が失われることもなかったという。

 トローチの商品名は「バリフル」(1箱18錠入り)。季節性と新型のインフルエンザウイルスのほか、弱毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスの抗体も含む「万能型」で、子どもがなめても大丈夫という。今月中にも薬局・薬店の店頭に並ぶ予定。(堀田浩一)

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