「統一はもはや韓国の国家目標ではない」=米紙

 「南北統一は韓国の『国家的目標(national goal)』と考えられてきたが、若者たちはそう考えなくなってきている」と米紙ワシントン・ポストが18日、報じた。

 同紙は「若い韓国人たち、統一を警戒」という見出しの国際面トップ記事で「韓国の若者たちは徐々に、南北統一が傷を癒すものではなく、繁栄する国を混迷させかねないものと考えるようになってきた」と書いている。

 実際、ソウル大学が実施した世論調査の結果を見ると「統一は必要だと思うか」との質問に、50代では「そう思う」という回答が2007年69%、11年64%とそれほど変わらなかったが、20代では07年53%、11年41%と明らかに低下している。

 同紙はまた「相当数の韓国人は、60年近く分断状態にある北朝鮮を『ほかの近隣諸国と同じように見ることができるのか』という新たな疑問点に到達したとみられる」と分析している。

 さらに「これについて、統一部(省に相当)をはじめとする政府当局はこのほど『オンライン統一教育講座』を開設したり、タレントオーディション番組のスポンサーになったりするなど、統一によるプラス効果を促進する対策作りに乗り出した」と同紙は報じている。

鄭始幸(チョン・シヘン)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2011 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース