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国際
北朝鮮、国家目標格下げ 「強盛大国」から「強盛復興」へ
「強盛大国建設」の文句は長距離ミサイル・テポドンが発射された1998年夏に登場、この年9月の「建国50周年」と翌99年元旦の労働新聞社説などで正式に国家スローガンとなった。
その後、故金日成主席誕生100年と金正日総書記70歳が重なる2012年を目標年に「強盛大国の大門を開く」と宣伝し、国民動員を続けてきた。
目標のうちすでに「思想強国」と「軍事強国」は実現し「残るは経済問題の解決だけ」(08年元旦、労働新聞社説)などと言ってきたが、そのメドが立たないため実質的に“目標放棄”となったようだ。
北朝鮮は1990年代の飢餓状況では「苦難の行軍」と称し国民に我慢を強いた。「復興」は50年代の朝鮮戦争後に使われた言葉で、今度は戦争後の記憶にまでさかのぼって国民を我慢させようとしている。
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