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全村避難 〜飯舘村 ある家族の150日〜

総合 9 月 11日(日) 午前2:35〜3:20(※10日深夜)


<放射能汚染の検査を受ける村内の子どもたち>
8月、福島県飯舘村・6200人の全村避難が完了した。
 なだらかな山並みと清らかな水。そこで育まれる稲、野菜、花。村の誇りは、放射能によってズタズタにされ、人々は避難を終えた今も、被ばくの不安と向き合いつづけている。
 NHKが最初に飯舘村に入ったのは、事故から11日後。原発から30q以上離れ、避難や屋内待避の指示が出ていないにも関わらず、高濃度の放射性物質が水道水や土壌から次々に検出され、村は混乱に陥っていた。以来半年間、私たちは住民たちに密着し、カメラを回し続けてきた。
 国や県によって「安全」が強調される中、不安を抱きながらも多くの人が村にとどまっていた3月〜4月。この間、人々は被ばくしつづけていた。
 その後、国の方針は一転し、村は「計画的避難区域」に。先祖が切り開いた土地を捨てるのか。生活を支えてきた牛を売却するのか。5月〜6月、人々はもがき苦しみながら、それぞれの決断を下し、村を離れていった。
 そして今。村の人々は、子どもたちを被ばくさせてしまったと自らを責め、いつ村に戻れるとも知れない中で、苦悩を深めている。

私たちの「豊かな暮らし」を支えてきた原子力は、人間に何をもたらしたのか。
 原発事故から、半年。避難後も放射能汚染に揺れつづける飯舘村の人々の姿を伝える。

<愛情を込め牛を育てる細川菊太郎さん> <雪に覆われた飯舘村>


<全村避難となった飯舘村> <飯舘村で暮らす細川さん家族>
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