坂本基企画振興部長らが6~7月、熊本市を除く44市町村長と会い、意見を聞いた。
県央地域は、熊本市への通勤者が多いため、定住促進策や企業誘致を望む声が目立った。九州新幹線鹿児島ルートの全線開業もあり、企業などが集積する熊本市への期待が大きい。
県北地域は、福岡へ通勤する住民も多く、福岡志向を強めている。九州新幹線の全線開業で観光客や移住者の供給源として福岡に期待。阿蘇や温泉、鞠智城などの観光資源が連なる菊池川流域の連携も望んでいる。
県南地域は、八代港の整備を核とした地域振興を要請。特に、球磨地方では通勤圏の八代市への企業誘致を求める声が上がった。
天草地域は、観光振興を重点要望。交通アクセス向上へ高規格道路の整備や航路の充実も求めた。JR九州が運行を始めた観光特急「A列車で行こう」(熊本-三角間)への期待も高かった。
こうした聞き取り調査の結果を踏まえ、県は圏域ごとの将来ビジョンを年内に策定する方針で、近く市町村長との意見交換を再び実施する。
県企画課は「聞き取り調査で、観光、農林業、交通といったテーマが明確になった。地域に合った戦略、仕掛けをビジョンに盛り込みたい」としている。(福井一基)
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