パナソニックは18日、グループの三洋電機が開発した人気の家庭用パン焼き器「ゴパン」の新商品を、12月15日に発売すると発表した。運転音は約60デシベルと、従来より5デシベル低減。パナソニックのブランドで展開し、一層の販売増を目指す。店頭想定価格は5万円前後。
ゴパンはコメ粒からパンをつくることができる点が特徴。新商品はコメをペースト状に加工するのに使う羽根の構造を改良し、運転音を抑えた。パナソニックのパン焼き器で採用している、冷やご飯からパンをつくる機能も加えた。
ゴパンは三洋が昨年11月に発売。注文が殺到して生産が追い付かず、販売を一時中止したこともあった。ことし9月末までに販売数が16万台を突破。新商品は従来と同様、三洋子会社の「三洋電機コンシューマエレクトロニクス」(三洋CE、鳥取市)と中国の拠点で、月2万台を生産する。
パナソニックは、ゴパンや炊飯器など三洋の一部製品を、パナソニックのブランドで販売する方針。(共同)