● 数理科学研究会 2007年大学入試合格実績

2007年大学入試の合格実績は以下の通りです.1年以上「数理科学研究会」に継続して通った卒業生(高3時約10名)のうち,4月30日判明分ついて記してあります.(なお,電話連絡して調べたりはしていないので今後増えることもあると思います.)
東京大学理科I類 田島 美典 (桜蔭)
木村 菜美(桜蔭)
三津澤 将司(麻布)
河崎 翔 (巣鴨)
東京大学理科II類 大浦 美弥 (雙葉)
千葉大学医学部医学科 塚田 喜子(検定)
新潟大学医学部医学科 横山 智哉(海城)
金沢大学医学部医学科 井川 章之(開成)
日本医科大学医学部医学科 浅井 梨沙(桜蔭)
早稲田大学理工学部 鳥居 真衣(桜蔭)

(注) 進学先のみを書きました.上記表中には慈恵医大や防衛大医学部や慶応大や早稲田大に合格している人もいます. 



● 数理科学研究会 2006年大学入試合格実績

2006年大学入試の合格実績は以下の通りです.1年以上「数理科学研究会」に継続して通った卒業生(高3時10名)のうち,4月10日判明分ついて記してあります.(なお,電話連絡して調べたりはしていないので今後増えることもあると思います.)
東京大学理科I類 政安 慶一 (開成)
柳生田英徳(筑駒)
小山悠美子 (桜蔭)
東京大学理科II類 伊藤 悠美 (雙葉)
京都大学医学部医学科 小口綾貴子(桜蔭)
大阪大学医学部医学科 池田 昌弘 (開成)
東京医科歯科大学医学部医学科 西田 健ニ(開成)
千葉大学医学部医学科 永田 真依子(桜蔭)
京都大学工学部電子機械学科 上田 仁智 (開成)
北海道大学理学部 秋山 和徳(青学)
東京大学文科T類 木村林太郎(開成)

(注) 進学先のみを書きました.上記表中には慶応大医学部や慈恵医大や防衛大医学部に合格している人もいます.
   また,この他に新潟大学医学部,防衛大医学部,日本医科大に合格している人もいますが,進学先について本人から
   直接連絡のないものについてはのせていません.


● 数理科学研究会 2005年大学入試合格実績

2005年大学入試の合格実績は以下の通りです.1年以上「数理科学研究会」に継続して通った卒業生(全15名)について記してあります.
東京大学理科I類 大津翔 (筑波大附属)
吉田興正 (開成)
西山悠介 (開成)
河合智之 (麻布)
伊東信之 (開成)
東京大学理科II類白井健太郎 (学芸大附属)
東北大学医学部須藤弘晃 (芝)
北海道大学医学部藤井俊輔 (開成)
千葉大学医学部佐々木梨乃 (雙葉)
東京慈恵会医科大学医学部藤本俊成 (武蔵)
福島県立医科大学医学部石田恵一 (開成)
慶應義塾大学理工学部野口大介 (開成)

(注) 上記以外に筑波大学医学部医学科に1名合格しておりますが,ご父兄の意向により氏名はだしません.

● 数理科学研究会卒業生の書店におかれている本にのった合格体験記より

宮川仁平君 (筑駒高校卒・東京大学理科V類,慶應大学医学部現役合格・現東大医学部医学科在学中:他に通ったことのある塾 平岡塾)の合格体験記 1枚目2枚目  (下にも数理研に提出してくれた体験記があります.)


● 数理科学研究会卒業生 合格体験記セレクション
        

はじめに

 以下の体験記は,数理科学研究会の卒業生が自主的に書いてくれた合格体験記です.勉強法など参考になさって下さい.また,数理科学研究会では,他の塾のように合格体験記の対価に図書券を渡すなどのことはありませんので,卒業生のうち合格体験記が届くのはごく一部の生徒となってしまっていますことをご了承下さい.なお,編集は一切加えていません.


大津 翔君 (学芸大学附属高校卒・東京大学理科T類現役合格:他に通ったことのある塾 鉄緑会)

 私が数理研と出会ったのは高1の冬でした。以降、数学では野口先生、物理では高澤先生にお世話になりました。高1のはじめは、アイアイグリーン会(編集部注:鉄緑会)に通っていたのですが、いまいち、満足できないと思い、高校入試でもらったパンフレットをかたっぱしから読むことにより数理研と顔あわせをすることになりました。
 1番はじめの体験授業では、いきなり、野口先生が生徒にキレるという事態が発生し、どうしましょうと思いましたが、授業はシャープという表現がよくあっている感じで、大切なことだけがわかりやすくまとまっていると感じ、これからは数理研で勉強しようと決意しました。
 が、入ったばっかりの頃は、野口先生の板書のスペードについていくことができず、「このおっさんは生徒のレベルをわかってんのか?」と疑問に思うこともありましたが、このスピードになれてくると、ほんとに快感で、もはや、学校etc.の遅い授業は遅すぎてやってられなくなりました。(これは問題かもしれないですけど。。)何はともあれ、この数理研の授業によって、授業中にその場で理解する力が身につき、頭の回転がかなり速くなったと思います。
 また、数理研の野口先生の雑談は、ホントに興味深いもので大学以降の勉強の内容tec.もわかりやすく、かみくだいて、話して下さるので、毎回の授業がとても楽しみでした。あと、野口 and 高澤先生の、医学部の悪口も、とても面白かったです。
 ただ合格するためだけであったら、アイアングリーン会でも全く問題ないと思いますが、勉強に対する意識、はば広い教養etc.を身につけたいと思ったら、絶対に数理研をおすすめします。
 この塾の大きなデメリット(?)を書き忘れるところでした。先生がめちゃめちゃルーズです。授業がなかなか始まらないなんてことはざらにあります。入った当初は「なんだよ、早く授業を始めろよ、このやろー」と思っていましたが、そんなことは全く気にならなくなるほど先生の偉大さ(?)を感じるようになります。これは、数理研の授業を受けて、雑談をきけば、ホントに納得できると思います。(私は別に数理研の信者でも何でもありませんので信じて下さい。(笑))
 あと、私は学校の文化祭の演劇によって、完全に夏休みがつぶれましたが、なんとかなります。受験で最も大切なことは、集中力と絶対受かってやるという気合いです。数理研といえども塾に来ているだけではさすがに実力はつきません。自分の力で問題を解くという姿勢を見につければ、あとは数理研が合格を保証してくれることでしょう。


鵜飼知嵩君(巣鴨高校卒・大阪大学医学部医学科・慶応大学医学部合格:他に通ったことのある塾 鉄緑会)

 現役のときは鉄緑会(最上位クラス:森田担当)に通っていたのですが,受験で数学を失敗して,わらをもすがる思いで数理研に電話しました.それで出会ったのが野口先生でした.野口先生は数理研で普通に勉強すれば,どの大学でも数学で差をつけられるようになると言ってくれ,迷わず入会を決意しました.それから1年間,言われた通りに普通に数学を勉強しました.つまり,テストゼミでやった問題の復習と宿題をちゃんとやったということです.(これは思ったよりきつかった!) いつのまにか秋口にはどの大学の数学のセットを解いても,全完をめざせるようになっていました.
 実際の入試では,慶応のときも阪大のときも,理科でこけてしまったので合格したのは数学のおかげだとしみじみ思います.苦手だった数学をここまで引き上げてくれた野口先生には本当に感謝しています.また,数理研を通していろんな大学の友達を持つことができました.ありがとうございました.


栗田 昌和君 (開成高校卒・東京大学理V類現役合格・医師:他に通ったことのある塾 SEG)

 僕は高校1年の時から3年間,野口先生に数学を習い,高校3年の時に高澤先生に物理を習いました.そのおかげで,数学・物理ともに得意科目になり,無事に東京大学理科III類,慶應大学医学部に現役合格できたと感謝しています.特に東大は数学も物理も難易度が高いために,他の人と差をつけるには絶好の教科でした.実際,東大入試の数学は6題中少なくとも5題は完答できました.
 得意教科と簡単にいいますが,放っておいて得意になる教科は存在しません.それなりの努力をすることが必要となります.しかし,この「努力」が常に結果に結びつくとも限りません.要するに「効率よく勉強する」ことが肝要なのです.この点で,野口先生や高澤先生の存在は大きかったと思います.野口先生の授業は,毎回4時間程度の授業内容とは思えない程多くの情報が詰まっている上に,解説の巧みさゆえ,それらの情報が頭の中に整然と知識として蓄積されていくのが印象的でした.また,試験当日に至るまでのカリキュラムが非常に綿密なものだったため,試験当日は万全の体勢で迎えることができました.
 そして,高澤先生は物理の何たるかを僕に教えてくれました.物理の面白味がひしひしと伝わる授業でもあったため,一時は医者をやめて物理学者を目指そうかとも思った程でした.
 今振り返ってみても,自分の歩んできた道は合格への最短コースであったと思うし,後輩の諸君にも胸を張っておすすめできる道です.良いカリキュラムに沿って優秀な講師の下で学べばおそるるに足らずです.目標を高くもち,自分を信じて頑張って下さい.


荒木 章之君 (開成高校卒・東京大学理科V類現役合格・医師:他に通ったことのある塾 鉄緑会,ヴェリタス,SEG,平岡塾)

 私は数理研に入って数学の楽しさ,おもしろさに初めて出会い,またそこで教えられた効率的な勉強方法のおかげで,数学は得意科目になりました.数学という科目は他の科目にくらべて他の受験生との点数の差が非常につきやすいので,予備校の模試でも常に好成績をとることができました.また,「試験場は緊張するために行くところではない.」という野口先生の言葉に励まされ,受験当日も全く緊張することなしに余裕をもって試験に臨むことができました.
 高校3年のときに高澤先生に教えていただいた物理は理路整然としていて,「ああ,これが物理なんだな.」と授業中に何度も感動のため息をつきました.もちろん東大入試の物理ではほぼ満点をとることができました.
 自分の勘だけに頼った受験勉強は,何をしてよいか迷うし,また時には無駄な努力に終わってしまうこともあります.私はその点,野口先生の経験をもとに完成された数理研の完璧なカリキュラムに沿って勉強し,また他の科目についても,どの問題集をどのように勉強したらよいかなども教えてもらったため,自信をもって最後までやり抜くことができました.
 数理研のすばらしい教材の中でも,高校2年の2学期の宿題である「数学実戦講義 STANDARD II」は,問題数も多く,最初に解くときはとても難しく感じられましたが,後に応用問題を解くときに非常に役立ちました.また,一般の受験生は,センター試験後に「センターぼけ」といって国立2次試験レベルの問題の処理能力が低下してしまう傾向が多いそうですが,数理研での演習と宿題をこなすことによって,試験当日にはベストの状態で受けることができました.
 もともと頭の回転が速い方ではない私が東京大学理科III類に現役合格することができたのは,数理研のおかげです.これからどうやって勉強したらよいのか迷っている受験生,またやる気のある受験生には,自信をもっておすすめします.


宮川 享平君 (筑駒高校卒・東京大学理科V類,慶應大学医学部合格・現東大医学部医学科在学中
                                                        :他に通ったことのある塾 QUEST)

 僕が数理研に通いだしたのは高1の6月,すなわち開塾したての頃でした.その頃,高校受験を終えて中学の時に通っていた塾の系列塾で数学をとっていたのですが,そこの授業にどうも物足りなさを感じでいて,どこか他の良い塾はないものかと物色していたのですが,そんな時に舞い込んできたのが弟に宛てられた一通のダイレクトメール.それは数理研からのものでした.それを読んだ僕は「わたりに船」とばかりに,数理研への入会を申し込みました.思えばこれが転機の1つだったと思います.結局,その後ずっと数理研にお世話になっています.
 僕をそこまで数理研につなぎとめたものは,やはり質の高い授業でした.基礎講義では,単に「単元」として区切られたことだけを教えられるのではなく,多少発展した内容を参考として余談という形で聞くことによって,数学に対する興味が湧きました.発展講義(問題演習)では同様な方法によって,「大学数学の考え方」というものを垣間見ることができました.どの授業にしろ,非常に双方向的な授業で,生徒一人一人へのサポートが行き届いているように感じました.大手の塾ではたとえ授業のレベルは高くても個人的サポートが軽視されている(というか,現実的に無理)ことが多く,逆に小規模なところでは生徒に目が行き届いてはいても授業のレベルは低いことが多々見受けられるので,その中において,レベルとサポートを両立させている数理研は突出した存在であるように感じました.
 また,数理研の高3クラスは理系,文系それぞれ1クラスしかないのですが,たった1クラスでも授業が様々なレベルに対応している,というのも驚くべきことでした.おそらく,それは数理研の授業が小手先のテクニックではなく,「数学的考え方,概念」というものに重点をおいた講義であるからこそです.授業で解説される問題数はそれほど多いものではないのですが,その解説はただ単に問題を解くだけのものではなく,関連した発展事項をも含んだ解説で,余談として野口先生が話してくださる数学以外の話を含めて,授業の密度が驚くほど濃くなっているように感じました.東大入試本番では6問全問完答でした.
 また,授業のはじめに毎週行う確認テスト(または問題演習)の存在も考え合わせると,数理研はまさに大手予備校,小規模な塾,そして通信添削の良い部分だけを選りすぐった塾ということができます.



宮川仁平君 (筑駒高校卒・東京大学理科V類,慶應大学医学部現役合格・現東大医学部医学科在学中
                                                        :他に通ったことのある塾 平岡塾)

 僕が数理科学研究会に入ったのは中学1年のときでした.つまり,6年間お世話になったわけです.当初は正直な話,数理研が良い塾だからというわけではなく,知らないうちに親に連れてこられたという感じでした.ですが,ここでの授業や先生が気に入ったので6年間ついてきました.おかげで数学に関しては東大受験生の中でもかなり上位にいると自負しています.
 中学の間は高校までで扱う数学(文系範囲)を一通り学習しました.しかし,完全に覚えているわけがないので,高校に入ってからは復習が続きました.そして高2の2学期および冬期講習に行われたSTANDARDV,Wで基本事項の復習は終了し,その後からは実践演習が始まりました.この時期には鉄緑会の人たちはすでに実践演習をバリバリこなしていたので,多少焦燥感に駆られることもありました.ですが,「基礎ができてないうちに実践演習しても無駄,高3からで十分間に合う」という先生の言葉に納得したため,周りは気にせずに自分のペースを守ろうとしました.その甲斐あってか夏までにはだいぶ実力がつき,駿台の東大実戦では数学および総合で成績優秀者に名前がのるまでになりました.これによって自信を持つことができました.医学部志望は中学の時からですが,東大理V受験を決意したのはこのときでした.ところが,わが母校筑駒では11月初めの文化祭に高3が参加し,主体となって盛り上げるという習慣があるために9月と10月の2ヶ月の間,事実上受験勉強が停止するということになってしまいました.ですが,逆にそのおかげでその後の3〜4ヶ月間は集中して勉強することができ,実力の伸びも著しいものでした.後から考えるといい休養になっていたようです.センターの勉強は冬休みあたりから始めました.僕は理科の選択が物理・生物だったので,センターでは物理と地学を選択しました.理系としては変則的だと思います.社会は現社を選択し,現社と地学は徹底的に暗記しました.数学と物理はあまりやらなくてもできるだろうと思っていましたが,結果的には両方満点だったので安心しました.国語はやってもやらなくてもあまりできないだろうと思っていたら予想以上にできなくて110点,これには僕も驚きました.ですがトータルではアシキリには問題ないぐらいとれていたので志望校をかえずに出願しました.センターの過去問はあまり解かなかったのですが,過去問を解くことをお勧めします.そう実感しました.その後はひたすら実践練習を繰り返しました.途中で同時出願をしていた慶応医学部の一次試験がありましたが,前日になって初めて過去問を見るという状況でしたので,案の定あまりできはよくなく不合格を確信しました.しかし,終わったことをくよくよしてもしょうがないので東大に集中しました.試験直前には実践演習をやめて基本事項の確認を集中しました.試験本番では1日目の数学で5完半(120点満点中110点)することができたので,2日目は落ち着いて試験に臨むことができました.3日目の面接は専門的な知識ではなく基本的な考察力や倫理観を問われるものだったので失敗することはありませんでした.得点を予想したところ,他の人の出来次第という状況だったため,常々先生にいわれてきた通り即座に後期のために化学の勉強を開始しました.東大発表4日前に,不合格を確信していた慶応一次が合格していたために二次試験に赴きました.試験内容は小論文と面接だったので気楽に臨みました.小論文は600字程度のもの,面接は世間話でした.そして東大の発表の日になって合格が判明,喜びと安堵が混ざった心境でした.翌日の慶応二次の発表では補欠合格,後日繰上げ合格しました.結果的に後期の勉強は無駄でしたが,絶対にやるべきだと思います.東大合格の要因はもちろん数学ができたことです.点数以上に落ち着くことが出来たのが大きかったと思います.
 数理研の授業のよいところは受験志向でないところです.本質を教えることを重視し,受験テクニックに走り過ぎないので,大学入学後を視野に入れた授業であると思います.そのために初めて見る問題への柔軟な対応力をつけることができました.また,野口先生が話してくれる受験とは直接関係ないようないろんな話もとても興味深いものでした.
 最後にアドバイスですが,数学の力はどれだけ基礎を充実させられるかで決まると思います.少しでも基礎に不安を感じる人は必ず復習して不安をなくしましょう.あせって実践演習を始めないようにしましょう.数理研のカリキュラムに則って勉強すれば問題ないと思います.実際には僕は数理研についていくことで実力をつけることができました.先生方には本当に感謝しています.6年間ありがとうございました.


宮脇 孝輔君  (巣鴨高校卒・東京大学理科T類現役合格 :他に通ったことのある塾 平岡塾)

 合格体験記なるものを書くのは初めてなので何を書いてよいのかよく分かりませんが,とりあえず自分が勉強したことについて書きます.

数学: 数理研にしか通っていなかったので他の塾と比べられないのですが,問題のレベルは高かったと思います.テスト演習で
    は,自分で解けなかった問題を野口先生があっさり解いて分かりやすく解説するのを聞いて感嘆するばかりでした.数学に
    関しては,塾の授業でやった問題をきちんと理解し,週に約10題(これも難しい)をきちんと解いていれば入試問題には十
    分対応できるでしょう.僕自身はそれ以外は数研出版の「オリジナルスタンダード数学演習VC受験編」ぐらいしかやって
    いません.

英語: 平岡英語塾に通っていました.毎週出される多量の宿題をきちんとこなしていれば,嫌でも力がつくのではないでしょうか
    .「速読英単語 必修編・上級編」以外の参考書は使用していません.

国語: 夏休みに代ゼミの講習に行ったぐらいです.東大(理系)は古文・漢文とも単語は難しくありませんが,訳で減点されること
    が多いので,文法をきちんと学習しておいた方がいいと思います.

物理: 数理研の問題をきちんとやっていれば,東大(特にここ2〜3年)の問題は簡単に解答できるでしょう.問題は難しいが
    授業はわかりやすくて良かったと思います.他には数研出版の「物理IB・II入試問題集1997・1998」の2冊と「1998物理IB
    ・II重要問題集」をやりました.

化学: 特に塾に行く必要はないと思います.高3の1学期の東大模試で化学が10点くらいしかとれなくても,夏または冬休みに
    問題集を1〜2冊やれば入試には十分に対応できると思います.(自分がそうでした.)ただし,有機はきちんとやっておい
    た方がよいでしょう. 他に第一学習社「新編セミナー化学IB・II」の2冊をやりました.

政経: センターの政経は,参考書を1冊読んで問題集を1冊やれば8割はとれると思います.20日もあれば十分でしょう.学研の
    「きめる!センター政治・経済」と河合出版の「99 マーク式総合問題集」をやりました.

 以上は僕がやったことであり,皆さんには自分のやり方があると思うので,参考程度に考えてくれれば良いと思います.それでは,皆さんも自分の志望の大学に行けるように受験勉強頑張って下さい.応援しています.



末包 昌司君 (開成高校卒・東大理T現役合格,現ボストンコンサルティング
                                               :他に通ったことのある塾 鉄緑会・平岡塾・SEG)

 僕は高校時代に様々な塾へ通いましたが,結局,高2から高3までずっと続けて通った塾は数理研だけでした.その理由は恐らく,自分の知的好奇心を満たしてくれる授業・受動的に終わらないコミュニケーションの豊富な授業という2点に集約されると思います.高2のはじめにはSEGの化学に通いましたが,一方的に行われる予備校的な授業のためにわからないところがいつまでたってもわからないままに終わってしまっていました.しかし,数理研の授業ではわからないところはすぐに質問をできる雰囲気・環境がありました.また,野口・高澤両先生共に深遠な知識を持っているので,どのような質問をしても(たとえば,Einsteinの相対性理論・ε−δ論法・フーリエ級数など)その場で即座に教えてくれるのです.今までいろいろな塾を見てきましたが,上の2点を備えている塾はここだけでした.東大入試の本番では物理の授業でやった問題がそのまま出たため,精神的にも安定してよい結果につながったのだと思います.今,大学の授業を受けていますが,力学の講義などは数理研の授業に酷似していて,今でも役立っています.最後になりましたが,野口先生・高澤先生・事務の方々に本当に感謝しています.ありがとうございました.

(注) 末包君は開成高校2年のときに, Sapix の先生に頼まれて,早稲田の学生といつわって Sapix で講師として小学生を教えていました.(笑) 慶応中学が気に入らずに慶応中学をやめて開成高校を受験した変り種です.東大学生時代にコンピューターソフト会社のアルバイトをしている時もテレビにでたこともあります.


西川 徹君 (筑駒高校卒・東京大学理科 I 類現役合格,早稲田大学理工学部合格:他に通ったことのある塾 なし)

 僕にとって東大理Iに現役合格できたことは奇跡に近いことでした.というのも,筑駒では毎年11月に文化祭があり,そこで僕は会計というなんとも忙しい役になってしまい,6月頃から既に準備にかかりっきりだったからです.その証拠
に,文化祭直後の模試(第2回河合塾東大入試オープン)では,3000人中2600番という絶望的な成績を残してしまいました.勿論こんな僕でしたから,数理研ではいつも成績は下の方で,先生方にもよく怒られていました.‥というわけで,僕は他の人にはあまり書けないようなこと,つまり「入試前3カ月でどうやって成績を伸ばしたか」を簡単に書きたいと思います.ただし,真似はしない方がいいです(笑).
 まず,数学では高2の2学期に「数学実戦講義 STANDARD II」というテキストを完璧になるまでやるのですが,これは本当にしっかりやっておいた方が良いです.その当時は「なんでこんなに完璧にやらなくちゃいけないの?」と思っていたのですが,入試直前にその重要性を実感しました.ただ,入試直前にそれに気付くのでは遅すぎるので,本当に高2のうちに完璧にすることをおすすめします.それから,今年受かることができたもう1つの理由としては,直前対策に依るところも大きいです.数理研ではセンター試験後に数学の授業が8回あるのですが,全て出席した方が良いです.センター試験で失った「勘」を取り戻すことができます.もしこの直前対策がなかったら僕は絶対に落ちていたと思います.それほどこの時期の授業の重要性は大きいです.
 また,物理は数理研の授業を受けることによって,本番では問題がとても易しく感じることができました.東大の物理の入試問題自体,普段の数理研でやっているよりもずいぶんと簡単なので,数理研でおこなう演習をしっかりやっておけばきっと満点は堅いでしょう.ただ,僕はあまりしっかりやっていなかったので60点中50点くらいだったと思います.あと,数理研の物理の授業は問題を解くといっただけではなく色々な話を聞くことができるので幅広い知識を身に付けることもできます.
 色々と書いてきましたが,結局,合格するため最も大切なことはきちんと数理研の勉強をこなすことだと思います.僕は先に述べた理由によって直前に苦労しましたが,もっと前から野口先生に言われることを完璧にこなしていたら本番直前に食事がのどを通らなくなって5kgも痩せるなんてことはなかったと思います.そして,数理研では単なる受験勉強以上のこともたくさん学ぶことができます.それは,僕が大学に入ってから実感しました.これも数理研の特徴の一つではないかと思います.


本多 元君 (筑波大附属駒場高校卒・東京大学理科T類現役合格 :他に通ったことのある塾 SEG,鉄緑会,平岡塾他)

 僕は中1の途中から高3まで野口先生や荒木先生に数学を,高2からは高澤先生に物理を習いました.英語なんか毎年のように塾を変えていた飽きっぽい自分が,数理研という小さな塾に通い続けたのは,数理研の合理的なシステムと先生方のキャラクターが魅力的だったからだと思います.
 一度友達に誘われてSEGの数学の講習に出たことがあったのですが,教師のあまりのいきあたりばったりぶりに唖然としてしまいました.「もし,数理研に通っていなかったら数学や物理なんか投げ出してたな」と改めて数理研の偉大さを実感しました.内部生は数理研が当たり前だと思っているかもしれませんが,世の中のほとんの受験生はとてつもない不合理な勉強をして日夜頑張っているのですから,彼らの半分でもいいから努力してみるといいと思います.僕はそのまた半分くらいしか努力しなかったので,今ちょっと後悔しています.具体的には「STANDARDU」を覚えるくらいに復習して,授業中の野口先生の質問にスラスラと答えられるようになることを目指して下さい.受験数学以外の質問にも答えられるようになるとカッコいいと思います.
 物理に関しては,学校も含めて(←学校では生物・化学選択だったので)高澤先生以外の人に習ったことがありません.河合出版の「理論物理の道標」という本がおすすめです.「物理の勉強のコツは同じ問題を何回も解くことだ」と駿台のセンターの問題集にも書いてありましたが,その通りだと思います.最初はとっつきにくい科目ですが慣れてくると高得点が狙えます.ただ,僕がそういう風に思えてきたのは2月に入ってから(!)でした.高3までテニス部を続けたこと,高3の1学期に音楽祭に向けて合唱やチェロの練習が忙しかったこと,11月の文化祭でステージ班という最も忙しい所に入ってしまったこと(←9,10月は塾に行けなかったどころか,全く勉強できなかった)が主な理由です.
 他校の友人たちに「受験をなめてる」と言われ続けましたが,部活や学校行事を頑張ったことに悔いはありません.中学生が作文に「自分たちも高3になったら,ああいう風になれる可能性があるのだと知って嬉しかった」って書いていたのを見たときは泣きそうになりました(>_<)
 他の科目について.まず,全科目に共通することですが,やたら参考書に詳しい勉強「法」マニアにできる人はいないので,そうはならないで下さい.英語や古文・漢文の勉強法は「この文章なら完璧にわかる」という文章のストックを地道に増やしていくことだと思います.東大志望の人なら東大の過去問がそれにあたります.付属CDがある単語集で語彙力をつけることも大事です.(←自分で正しく発音できない単語を覚えられるわけがない.) 化学は,「化学TB・Uの新研究」を読めば終わりです.(←大変だけど) 問題集を解くときや学校のレポート作成のときの辞書代わりとして使い始めるってのもアリだと思います.
 うちの学校は進路指導なんてなく,受験制度について無知だったのでいろいろと困ります.(←困った時は女の子に聞くといい)
一応そんな人のために高3のスケジュールを箇条書きに並べてみます.といっても僕の受験勉強は11月に文化祭が終わって一週間の黄昏期間を経た後スタートした(夏休み中に化学を終わらせてはいたが)ので4ヶ月弱ですが...

   11月 : 東大模試が毎週ある(←2つ受けた) 駿台は机が狭い.河合 物理10/60点(!)
   12月 : 期末試験が終わった頃にセンター模試を初めて受けてセンター国語に衝撃を受ける.
         本文の難易度ではセンター古典>東大古典だと思う.
         物理と数Vに危機感を感じ「物理標準問題精講」と「解法の探求U」をやる.
    1月 : センターの過去問やセンターパックを解きまくる.センター勉強は楽なので1日1セットできるはず.
         1月15日くらいがセンター試験
    2月 : センター後,僕の周りでおかしくなる奴が多発する.数理研の直前講習は良かった.この時期どれだけ勉強
         できるかが受験のすべて.国立(=東大)しか受けなかった.(←私立も受けといた方がよいらしい.)
         本試は 物理50/60点 合計 380位/550点

 ここまで書いてきて痛感しましたが,やりたいことを好きなだけやって合格できたのは間違いなく数理研のおかげです.ありがとうございました.


河西 佑太郎君(開成高校卒・東京大学理科U類現役合格・銀行員:他に通ったことのある塾 SEG)

 数理研に入ったのは高2の秋.友達に紹介されて入会テストを受ける.朝,緊張しながら数理研に入る.「あのー入会テスト受けたいんですけれどー」「は,はい.わかりました」(←事務のお姉さん)と会話を交わす.そこで思ったこと. (このお姉さん,超セクシー!) ‥なんと,この事務員は実はミス成田空港の南さん.(みんなもやさしく声をかけてみよう.きっと塾にくるのがもっと楽しくなるよ.)とまぁこんな感じで入会テストを始める.テスト問題を見る. 「なんだこりゃ!?さっぱり訳わからん.しかも時間足りないし.」ほとんどの問題を適当に埋め,0点確実.でもなぜか数理研に入れてもらえることになった.
 そうこうするうちに初回の授業.野口先生が入ってくる.僕は思った.「‥なんだ,思ったより若いじゃん.それにしても授業進むのはえー」最初はこんな感じだった.しかし2回3回と受けていくにつれて先生の教え方のシャープさに魅了されていく.ちなみに,第1回の授業開始時のテストは120点中3点.しかもビリケツ.(弁解のために言っておくが,高2のときの駿台の東大模試には順位表に名前が載っている!) 「こ,これはまず―――――い!真面目にやらないと‥」そう思い,週ごとの宿題をこなす.「めっちゃ量多いじゃん.30題もあるし.勘弁してよ!」とか何とか言いながら,毎週とにかく頑張る.頑張れた理由は,
 @問題が程よい難しさ
 A解答がシャープ
の2点だ.数学のいい先生というのは,いろいろあると思うが,野口先生(以下ノグッチャン)が良いのはなんと言っても解答がシ
ャープなところ.つまり無駄がない.無駄がない分さーっと進んでしまうが,後で解答を見ると,自然とわかってくる.なぜなら,押さえるべきところはちゃんと押さえていて,無駄がないからだ.そして何よりも,雑談が楽しい.僕が思ういい塾の条件を下に並べてみる.
 1.教材がよいこと
 2.先生がよいこと
 3.楽しいところであること
 4.女の子がいること
 5.事務員がナイスなこと
の5点である.まず1つ目と2つ目は言うまでもなく◎.そして3つ目,これも◎.僕はこの「楽しいところであること」が塾を選ぶ上で大事だと思う.なぜなら,少なからず塾なんてところは勉強をしに行くところだから,疲れている日なんか「帰りたいなー」「遊んじゃおうかなー」なんて思うのが通常の人間の考えることであって,「やった,今日塾じゃん」なんて思えるわけがない.ところが数理研はちがーう.「やった,今日は数理研じゃん.」なんて思っている自分がいるんだな.これが.理由はやっぱりノグッチャンのおかげかな.塾の後に一緒に飯食いに行ってくれたり,相談にのってくれたり,と言い出したらきりがない.あまり誉めると「ウソくさい.こいつ金もらってんな」とか言われそうだから,ここら辺にしておくが‥.
 話を元に戻そう.いい塾の条件の4つ目.女の子がいること,これは×.なぜならG6理系クラスは全員男だったから.まーこれはこれでいいんだけどね.そして,極めつけは5つ目.事務員のお姉さんがナイスなこと.これは超◎.僕が知っているお姉さんは主に南さん,福本さんの2人.授業後に話したりして,とても面白かった.これも数理研の醍醐味.‥なんと数理研はいい塾の条件の5つのうち4つも満たしているのです.4つ星レストランならぬ4つ星塾なんだね.しかも,女の子がいないのは実はうちのクラスだけだったので,これから入会する人にとってはすべて満点.まぁこれで数理研のすべてが語れるわけではないけれど,おすすめはできる.
 結局,最初は120点中3点だった僕も数理研のおかげで東大の試験では数学6問中2問は完答できた.今年の東大入試は,昨年と同様,数学がクソ難しくて完答0問の奴も結構いたので,2問できたのは強かった.‥ただし,ノグッチャンに言われたことの最低半分ぐらいはちゃんとやらないとダメですよ.



挾間 智子(雙葉高校卒・東京医科歯科大学医学部現役合格・医師:他に通ったことのある塾 SEG,ヴェリタス)

 SEGのHクラス(最上位クラス・雲T担当)の授業では,「はい解けました,おしまい.」という感じで,「どの問題をどのように分析して解けばよいのか?」,「その問題は結局はどのようなことを示していたのか?」というようなことは何も教えてもらえませんでした.だから,テキストにある問題は解けるようになったとしても,他の問題が模試などで出題されると,どうやって解けばよいのかわからなくなることが多々ありました.しかし,野口先生の授業では「なぜこの問題をこういう方法で解くのか?」ということや「各問題の深い意味」をはじめとして,様々なことを教えてもらうことができました.
 私が高2の中頃にSEGをやめ,野口先生に習うことにして最初に感動したのは,何と言っても教材の良さです.特に「数学実戦講義STANDARD II」は素晴らしいと思います.これは宿題として出される教材で,毎週かなりの量があり本当にきついのですがその分非常に効果のある教材でした.SEGに通っているときは,宿題の量が少ないため何度もテキストの復習をしたのですが,論点が抜けている所が多くてたいして実力が伸びませんでした.
 しかし,野口先生に教わるようになって,「数学実戦講義STANDARD II」によって数多くの問題にふれることの大切さを教えられ,着実に数学の実力が伸びていきました.
 結局,東京医科歯科大学の試験本番では化学がほとんど0点に近かった反面,数学と物理は多分満点という出来だったと思います.これも野口先生と高澤先生のおかげだと感謝している今日この頃です.


今城 眞臣 (開成高校卒・東京医科歯科大学医学部現役合格:他に通ったことのある塾 SEG,なし)

 やわらかな春の風に誘われて,僕は数理研へとやってきました.夜の新宿を吹き抜ける一迅の風に,これからどんな授業が待っているのか,思いを巡らせていました.それからというもの,僕は誇り高き開成生としてのプライドをかなぐり捨て,修業の道へと邁進しました.
 僕は,できるだけ爽やかに,そして,眼鏡のときは真面目ぶることを目標に頑張りました.でも,はじめのうちは,レベルが高すぎて授業についていけませんでした.それでも難解な問題を相手にしているうちに,だんだん頭の回転が速くなったような気がしてきました.そして,とうとう,ネオターボエンジンを搭載した僕.もはや,向かうところ敵なし,一騎当千の力を手に入れたと確信しました.
 …と思ったのも束の間,ある日,野口先生から,単刀直入に「そんなんじゃ,ダメだよ」と言われ,自分のあさはかさに気付いたのでした.そこで,やはり人間には年相応の幸せというものがあり,どんなに頑張っても自分は自分でしかないんだから,あるがままに僕として生きていこうと思いました.どんなに世間の風が冷たかろうと,どんなに世の中が世知辛かろうと,そして「電車が混んでいて遅れました」と言って怒られても,学生の本分をわきまえて自分なりに頑張るしかないと一念発起しました.また,野口先生の熱意あふれる授業で,僕の闘志はメラメラと燃え上がっていきました.そして,東京医科歯科大学に合格することができたのでした.
 だらだらと書いてきましたが,僕のような人間が,今こうして合格体験記を書かせて頂けることは大変光栄です.駄文を重ねて失礼をお詫びするとともに,以上を合格体験記とかえさせて頂く所存です.


塚田 聡君 (麻布高校卒・京都大学工学部建築学科現役合格:他に通ったことのある塾 ?)

〜数理研について〜
 僕が数理研に入ったのは高2の10月末「STANDARDU 第9章 数列」のときからでした.ですが,皆さんは「STANDARDU」のはじめから受けた方がいいでしょう.野口先生の授業は非常にわかりやすい上,正確なもので(これは非常に重要なことである.でたらめを教える人や本が非常に多いからである) わからないといった心配は少ないでしょう.(苦手意識をもっていても,野口先生の洗脳パワーで「わかって当然なんだ」とすぐに感じるので苦手意識などは問題にならなくなる.) 「STANDARDU」は受験における超基本問題なので,徹底してやりこむことが必要です.どれぐらいかと言うと,ほとんど覚えるくらいといっても過言ではないでしょう.理解するのは当たり前で,聞かれたらさらっと答えられるようにしておくということです.(野口先生曰く,「みんな利口なオウムになってください」) ちなみに僕は完璧でなかったためあとあとひどく苦労しました.あとは数理研で出される例題や宿題をやっていくだけで十分.ここで言う「やっていく」というのは「理解する」ということではなく「自分でできるようにする」ということです.(自分で最初から最後まですらすらできて,他人に説明できるということ.)厳しいようですが,どんな参考書にしたってこれ以外に実力がつく方法などないはずでしょう.それならば,確実に実力がつき,数学の本質が身につき,ためになる余談(?)を聞くことができる数理研で勉強すべきではないでしょうか.(まあ,人それぞれでしょうが...) 繰り返しになりますが,勉強するのは自分自身であって,塾が勉強させてくれるなどという腐った考え方は今すぐ捨ててしまうべきです.

〜センター試験について〜
 ばかにしないこと.ちゃんとやらないと私みたいに第一志望を変えなければならない事態に陥ります.これをやってしまったらかなり落ち込みます.センター練習は過去問で...

〜直前期について〜
 ここで気を抜いてはいけません.現役生の場合,この時期が一番伸びるはずです.センター試験の後はガンガンやること.赤本などを買ってきて,解きまくるのが効果的.もちろん今まで数理研でやったものの復習はしましょう.ちなみに,京大の問題は面白かったので(特に英語)飽きることはありませんでした.

〜最後に〜
 野口先生が言った言葉です.
    「ここで頑張れない人が大学に行って頑張れるわけがない」
    「君たちから勉強をとったら何が残るんですか?」
    「大学は勉強するところだ」
    「大学なんかで人生決まらないから...」
もし数理研に入ったら,もし大学に入ったら,もし社会に出たなら,これらを肌身で感じることになるでしょう.受験勉強はつまらないですが,つまらないものに負けないで下さい.応援します.

〜おまけ〜
 現在,大学の数学の授業で,野口先生のテキストが役立ってたりします.授業をききながら,「野口先生の方がうまく説明しているな〜」とか思ってます.野口先生,本当にありがとうございました.