2009.9.2.
選挙結果は、低投票率&民主圧勝 という結果に終わりました。
こうなると、国民の声、特に弱者の声は、従来以上に届かなくなる
可能性大です。 一方、官僚に対する政府の要求も強くなります。
早くも、壮絶なバトルが始まっていますが、一般国民への影響は
ジワジワと来ますので、注意していないと、選挙結果がどれほど
日常生活や仕事に影響を及ぼすのかが分からなくなってしまいます。
さて、選挙中は、混合診療の特区申請のやりとりもお休み状態でした。
そろそろバトル再開の時が近づいています。
これまで、何度かやりとりを行い、結果は政府のHP上で公開されている、
というのですが、相当のマニアでないと、見つけられないものとなっています。
最後に政府から送ってきた回答は、要すれば、「免疫細胞療法の安全性と
有効性が科学的に明らかなものであるなら、先進医療制度を申請すれば
いいですよ」、ということになります。
先進医療適用申請には、安全性と有効性が明らかなことを示す ???
まず安全性については、何をぬかすか、です。
今、保険適用になっている標準治療の一体、
どこが、どう安全なんでしょうか?
化学療法剤や放射線が保険適用になるんですから、
どんなに危険なものでも、まず、安全性の評価は、OKなはずです。
安全性の審査というなら、まず、保険適用になっている治療法の
安全性を再評価してから言うべきではないでしょうか。
免疫細胞療法は、本人の細胞を体外培養して戻すだけですから、
放射線を浴びせたり、未知の化学物質を大量に投与するより遥かに安全です。
有効性はどうでしょうか。
治らないじゃないですか、標準治療では。
原理からいっても、放射線や化学療法では、
がん細胞を全滅させることはできない上に、
悪性度を増してしまうのですから、治せるはずはないのです。
そんなことは科学的には明らかなのです。
標準治療の場合、延命効果が1ヶ月とか2ヶ月で、
保険適用にしてしまうのですが、
問題は、延命というのが、
他の標準治療を受けている人との差でしかない、
ということです。
標準治療は、科学的には、有効性は低いと考えられますが、
臨床上も、まともな評価は行われていないのです。
なのに保険適用になっています。
毒薬Xを飲む人より、毒薬XとYを両方のんだ人の方が1ヶ月長生きする。
だから、毒薬Yは、有効である、としているのです。
最初から、毒を一切のまければどうなるのかは調べていないのです。
さて、政府の前回の回答に対しては、先進医療制度が適用されても、
現実には、患者さんの救済にはまずなりませんよ、あくまで、即時、
混合診療の例外的(がん治療のみ)適用を要請します、
と再々回答しております。 (回答骨子は後日、改めて)