ＡＫＢ初アニメ化！声優選抜９枠オーディションにＳＫＥ、ＮＭＢら２００人参戦

　人気アイドルグループ「ＡＫＢ４８」が初めてアニメ化（来春放送予定。放送局、タイトルは未定）されることになり、その中の９人のキャラクターの声優を「ＡＫＢ４８」のみならず、「ＳＫＥ４８」「ＮＭＢ４８」ら総勢２００人の中から“ガチンコオーディション”で決めることになった。主題歌もこの９人が担当する予定で、選抜総選挙、じゃんけん大会に続き、新たな戦いが幕を開ける。

　ＡＫＢ４８、ＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８、そして、始動間近の福岡・博多を拠点とするＨＫＴ４８を含めた総勢２００人が、アニメ声優枠「９」を巡り、オーディションに臨むことになった。

　まず１１月に１次審査が始まり、２００人を３０人に絞り込む。最終選考は都内で公開オーディションという形を取り、１２月にも９人が決まる。主題歌も担当するだけに、新たな選抜大会、となりそうだ。

　ＡＫＢ４８のアニメ化は初。総合プロデューサーの秋元康氏が企画・監修を務める。原案・総監督は１９８４年に公開された映画「超時空要塞マクロス　愛・おぼえていますか」で総監督を務めた河森正治氏、エグゼクティブプロデューサーは「ヱヴァンゲリヲン」シリーズを手がけた大月俊倫氏と、アニメ界では知る人ぞ知る、豪華なスタッフ陣が名前を連ねている。

　ストーリーの詳細は登場人物が９人、ということ以外は未定。最先端技術を駆使し、新しいアイドル像を提示する作品になるという。このアニメを原案にしたコミック化も予定。河森氏は「伝統的なアニメーションに最新のＣＧ技術、アイドルたちのプロ魂を融合させて、笑いあり、涙あり、歌あり、ダンスありの感動的な作品をお届けし、世界中を元気にしたい」と話している。

　選考基準は「将来的に声優の仕事にも挑戦したい」という意気込みがあり、かつ、本人のパフォーマンスが重視されるという。「ＨＫＴ―」の２１人は近く予定されている劇場デビューへ向けてレッスンの真っただ中だが、やる気と熱意が伝われば、大抜てきもある。２００人にも及ぶ“ガチバトル”が始まる。

　◆「ＡＫＢ４８」は７６人　ＡＫＢ４８は現在、チーム「Ａ」（１６人）、「Ｋ」（１６人）、「Ｂ」（１６人）、「４」（１１人）と研究生１７人を合わせ７６人が在籍。名古屋・栄を拠点にするＳＫＥ４８はチーム「Ｓ」（１５人）、「Ｋ２」（１６人）、「Ｅ」（１６）と研究生９人で５６人。大阪・難波を拠点にするＮＭＢ４８はチーム「Ｎ」（１６人）と研究生３１人で４７人。福岡・博多で今秋にデビュー予定のＨＫＴは２１人がレッスンに臨んでいる。

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