お茶の水女子大学の前身・東京女子高等師範学校の校舎が1923(大正12)年の関東大震災で焼失してから復興するまでを写真や日誌などで紹介する展示が、東京都文京区大塚2丁目の同大・歴史資料館で開かれている。14日まで。
文京区湯島にあった旧校舎は関東大震災で起きた火事で焼失した。展示されているのは、延焼で校舎が火事になる直前に職員らが運び出した書類や震災直後の日誌。地震当日の様子や校舎が焼失した衝撃などが生々しく記されている。新校舎は36年、現在の文京区大塚に建てられた。本館は震災の教訓を生かした構造で造られ、国の登録有形文化財になっている。
本館内にある歴史資料館担当で、展示を企画した志賀祐紀さん(36)は「東日本大震災を受け、復興への願いを込めて企画しました」と話す。
入場無料。開館は午後0時半〜午後4時半。8〜10日は休館。詳細はホームページ(http://archives.cf.ocha.ac.jp/info_kikaku_2011.html)。