2011年 10月 16日
ピンクリボンフォーラムおかやま
乳がん検診の早期受診を呼びかけようというイベントが16日、岡山市で開かれました。この催しは岡山市の病院などが開いたもので、講師を務めた岡山大福クリニックの伊波茂道医師が乳がん検診の現状を説明しました。乳がんは日本の女性の16人に1人の割合で発症していますが、岡山県の受診率は15・1%に留まっています。伊波医師は受診率の低さを指摘した上で、早期発見で乳房を残した治療もできるため、積極的に検診を受けて欲しいと訴えました。また、ミス・ユニバースジャパン公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんのトークショーも開かれ、食生活を見直すことは美しさを保つだけでなく、乳がんの予防にもつながることなどをアドバイスしていました。

岡山県産木材をPR
岡山県産の木材の良さを知ってもらおうというイベントが16日、岡山市で行われました。このイベントは木材業者で作る岡山県木材組合連合会が毎年行っているものです。会場では、家族連れなどが県北で伐採された美作スギを材料にのこぎりや金づちを使って、本立て作りなどを体験していました。国内の林業は景気低迷による住宅需要の減少と価格の安い外国産木材の輸入で衰退していて、こうしたイベントを通して木材の需要拡大を図っています。また、上質な木材を育てるためには人の手による間伐が必要ですが、高齢化による後継者不足のため放置された森林も多く、若い世代の担い手育成が課題となっています。