【今回のゲスト】 いとうせいこう 石原良純 榊原郁恵 次長課長 永井大 マツコ・デラックス 森泉
以前にマクドナルドを特集したのは2010年7月。その時は、ハンバーガーの作り方から、クルーのスゴ技、ニンテンドーDSを使ったクルー教育など、驚きの情報をゲットできた。
あれから1年3ヶ月で果たしてマクドナルドはどのように変わったのか?
<マックが1年前から変わったこと・・・チキンメニューが看板メニューになった>
・「ジューシーチキンセレクト」・・・スパイシーな衣とやわらかいもも肉のジューシーさが人気を集め、1億2000万本以上売り上げる驚異的なヒット商品。
・「アイコンチキンソルト&レモン」・・・トーストしたパンにソルト&レモンの特製ソースと、オニオン、レタス、チーズをのせ、パリパリした皮が特徴のもも肉をサンドした女性に大人気のメニュー。
【マクドナルド人気ハンバーガーベスト3】
第1位:てりやきマックバーガー
第2位:ビッグマック
第3位:チーズバーガー
<アメリカのマックは日本のマックとどこが違う?>
・「サードパウンダー」・・・日本でおなじみの「クォーターパウンダー」はお肉の重さが1/4ポンド(約110g)なのに対し、アメリカ限定の「サードパウンダー」はお肉の重さが1/3ポンド(約150g)というボリューム。
・ポテトやドリンクの大きさ・・・Lサイズポテトの大きさは日本は約13cmなのに対し、アメリカは約15cm。Lサイズドリンクの大きさは日本は約16.5cmなのに対し、アメリカは約18.5cm。アメリカのマックでは店舗によってドリンクはカップだけ渡されてドリンクバーで飲み放題。
・チキンのバーガー・・・アメリカのマックのチキンのバーガーはチキンを揚げるか焼くか選べる。
・「チーズバーガーセット」・・・基本2個セット。1個だけ欲しい場合は言わなければならない。
・「サイミン」・・・ハワイのマックにはメニューに「サイミン」というヌードルがある。
<マックフライポテトのアメリカ工場に潜入>
ポテト工場ではアメリカ、日本、東南アジアなど世界約20ヶ国のマックフライポテトを作っている。
工場に届いたジャガイモは、水で洗って表面の土を落とし、凄い圧力で蒸気を当てて皮を一気に吹き飛ばす。残ってしまった皮は人の手で1個1個カット。皮を剥いたポテトは管の中を水とともに流れて、管の途中にある網目のカッターを通って一気にスティック状に切られる。カットされたポテトは、お店で揚げる前に工場で一度軽く油で揚げている。こうすることで、お店での揚げ時間を短縮でき、2度揚げでカリッとした食感になる。その後、冷凍し袋詰めして世界各国に送られていく。
<1年前から変わったこと・・・店舗数が減った>
マクドナルドでは、1年前約3700店あった店舗が400店減って約3300店舗になった。これは、小さいお店をどんどん閉店して、代わりに大きい店を作っているため。それでも売り上げが伸びているのは、期間限定メニューやキャンペーンを頻繁に行っているから。
今月28日から期間限定で発売される「KBQバーガー」は、甘辛いコチュジャンソースに、オニオン、シャキシャキレタス、チーズをのせて、その上にジューシーなお肉とじっくり煮込んだプルコギをのせた商品。チキンタツタの新しい味「チキンタツタ和風おろし」も近日発売する。
<1年前から変わったこと・・・デザイン店舗、2台同時注文、デリバリーサービス>
・都内を中心に新デザイン店舗が増えた。
・2台で同時注文ができるドライブスルーができた。
・デリバリーサービス開始(用賀インター店、環八等々力店)。
<マックの店員に聞いたマックのメニュー実はこうやって食べるとおいしい>
・冷たいマックフルーリーに熱々のアップルパイを割って入れる。アップルパイのパリパリ感が残っているうちに食べるのがおすすめ。
・サイドメニューのサラダにシャカシャカチキンのブラックペッパーをかけてシャカシャカチキンと同じ感じで振って食べる。
<マックでもっと得する情報>
マックには紙のクーポンをはじめ、ケータイで入手できるクーポン、お財布ケータイの要領でかざして使えるクーポンなどがある。(調査日:2011年9月)
・「チキンフィレオセット」通常620円→紙のクーポン470円【150円お得】
・「ハッピーセット(チーズバーガー)」通常470円→紙のクーポン350円【120円お得】/携帯クーポン290円【180円お得】(※携帯クーポンは更新される回数が多くより安い場合がある)
「ハッピーセット(ナゲット)」4つ、「ハッピーセット(チーズバーガー)」4つ、「チキンフィレオセット」1つ、「チーズバーガー」1つ、「ソフトツイスト」1つ=通常料金4680円→クーポンを使って支払った金額2990円【1690円お得】
さらに、ポテトやナゲットなどの単品はクーポンを利用すると半額以下になる。
・「ポテト」通常250円→紙クーポン120円【130円お得】
・「ナゲット」通常260円→紙クーポン120円【140円お得】
これらを上手く組み合わせれば、最高で通常5410円の商品→クーポンを使って支払った金額2990円【2420円お得】
<電車の運転方法を完全攻略>
運転士には全員に運転キーとドアキーが1つずつ支給されている。運転席のハンドルの下の部分はアクセルになっていて、数字が大きいほどスピードが出る。反対に上の部分はブレーキになっていて、数字が大きいほどブレーキが強くかかる。車掌から出発の合図が出たらアクセルを一番下の位置へ。路線が合流するところは揺れるためアクセルを緩める。止まらない駅のホームを通過する時はちょっとスピードを落としながら通過。ホームを抜けたら少しスピードアップ。次の停車駅が見えてきたらブレーキをかけ始め、ホームの真ん中くらいでもっとブレーキを強くし、後はブレーキが徐々にきいている状態をキープし、停車位置でピタリと電車を止める。ブレーキをかけるタイミングは線路脇の鉄柱やレールのつなぎ目などを体で覚え、それを目印にブレーキをかけているそう。
東横線の電車の最高時速は110キロ。区間、区間で最高時速が決まっていて、それ以上出せないシステムになっている。
<電車の遅れはどうやって取り戻すのか?>
電車の遅延と戦っているのは、列車運行の心臓部ともいえる運輸司令所。巨大モニターには運行するすべての電車が表示されている。点滅すると電車の遅延マーク。遅れを取り戻す指示を出すのは指揮者という役職。指揮系統を増やすと混乱しやすくなるため、修正プランのベースは指揮者が中心となって考えている。指揮者の出した指示は無線で駅や列車に伝えていく。
指揮者が出す指示は大きく2つ。乗客の乗り降りの時間や折り返し駅での待ち時間など、駅での停車時間を短くする方法。それでもダメなら、遅れて詰まってしまった電車の本数を減らしたり、電車の行き先を変えるなど、かなり大胆な決断をしなければならない。
<非常停止ボタンを実際に押したらどうなるのか?>
ホームに人が落ちた時などの緊急時に押すことができる非常停止ボタンを実際に押すと、赤いランプが点滅しブザーが鳴る。そして、そのボタンがある駅から半径1km以内にいる電車すべてに緊急停止信号が送られる。運転士は非常ブレーキをかけ絶対電車を停止させなければならない。これは、人の命を最優先する時の緊急措置。
もし、不審者を発見した場合は、非常停止ボタンではなく、その下にある防犯ボタンを押すと、駅の係員や警備員が駆けつけてくれる。
<運転席のボタンは何に使うの?>
・耐雪ブレーキ・・・雪の日に使うブレーキ
・デフロスター・・・フロントガラスに付いた細い熱線で曇ったガラスを見えやすくする。
・足元暖房・・・運転席の足元にあるヒーターをつける。
・右足のペダル・・・クラクションを鳴らし、ホームのお客様に注意を促す。
・左足のペダル・・・ヘッドライトの上向き、下向きを変える。
・運転席のモニター・・・車両ごとの室温、湿度、乗車率などが表示される。このモニターで車両ごとに冷暖房を調節することもできる。
・運転席右側のボックス・・・電車のシステムを管理するスーパーコンピューターが入っている。
・ハシゴ・・・緊急時お客様を電車の外に出すためのもの。運転席の真ん中にあるロックを外すとドアが開くようになっていて、そこからハシゴを使ってお客様を外に誘導する。
<車掌さんのお仕事&秘密のボタン>
車掌さんの仕事(1)電車が駅に着いたらドアを開ける・・・車掌室にある箱の下にあるボタンを押し上げるとドアが開くようになっている。
車掌さんの仕事(2)発車の予告ベルを鳴らす・・・リモコンのボタンを押すとホームの箱が反応してベルが鳴る仕組み。
車掌さんの仕事(3)ホームのモニターでお客さんの乗り降りをチェック
車掌さんの仕事(4)安全確認してドアを閉める・・・車掌室にある箱の上にあるボタンを押してドアを閉める。ドアにカバンが挟まったりしている人がいたら、警告音と一緒にその場所が車掌室のモニターに表示されるので、車掌は再開閉ボタンを押してその場所のドアを開ける。安全のため他のドアは開かないようにできている。ドアがきちんと閉まると、車掌は合図ボタンを押して運転士に合図を送る。合図ボタンはモールス信号のようなになっていて、ブザーで色々なことを伝えている。
<電車は走っていないとき何をしている?>
電車は走っていないとき、東急電鉄の車両基地で洗車やメンテナンスを受けている。
「洗車」・・・電車は超巨大洗車機で洗車される。電車が洗車機の前にくると、マシンから大量の水が吹き付けられ、8本あるブラシが回転し、側面の汚れを一気に落とす。10両編成の電車およそ200mをおよそ2分30秒で洗車。最後に、洗車機では洗えない正面の部分を手洗いして終了。洗車は20日に1回行っている。
「定期検査」・・・3ヶ月に1回メンテナンスを受けている。10両編成の車両がすっぽり入る220mある建物の中で行われる。電車の下にはスペースが掘られていて、車両の下からも車輪やモーターの点検などができるようになっている。電車の屋根の上に上って、パンタグラフの点検も行う。
レールも定期的にメンテナンスしており、レールのゆがみなどをチェックして、ゆがんだレールは終電後にレールを削って形を整える車でキレイにしている。
<どこに出している広告が一番高いお値段なのか?>
第1位:中づりポスター(全線・1車両につき1枚)・・・1日60万円〜
第2位:ドア横ポスター(全線・1車両につき1枚)・・・7日間235万円/1日約33万5000円
第3位:ドアステッカー(全線・1車両につき1枚)・・・1ヶ月220万円/1日約7万3000円
<終電や始発の運転手さんはどうやって通っている?>
元住吉駅の隣にある運転士の事務所「元住吉総合事務所」に出勤した運転士は、アルコールチェックをして、運行表で今日自分が運転する電車の確認をする。駅に向かい、自分が担当する電車が到着したところで、すぐに前の運転士から引継ぎ運転開始。終電まで運転した後、空っぽの電車を車庫に戻して事務所へ戻る。終電まで担当した運転士は翌日早朝の電車も運転するため、事務所の仮眠室で仮眠をとる。運転士は絶対に遅刻できないので、アラーム時計を壁に付けることで2度寝を防いでいる。事務所内にあるパソコンで全部屋の目覚まし時計を管理していて、次の日に乗る電車に合わせて係りの人が各部屋ごとにアラーム設定をしている。約3時間ほど仮眠をとった運転士は、車庫から電車を出発させ、この後1時間半ほど運転して終了。今回の勤務が終わる。