韓日の通関手続き簡素化 11月に協定発効
【ソウル聯合ニュース】韓国の関税庁は16日、日本と締結した通関手続きを簡素化する「AEO制度」の相互承認協定(MRA)が11月1日付で発効されると明らかにした。
同庁は輸入検査率の低減、優先検査の実施、検査費用の削減など、通関手続きで優遇措置を与えるため、対日輸出競争力が高まると見込んでいる。
AEO制度は税関当局が輸出入企業の安全管理などを審査し、認定する制度で、米国、欧州連合(EU)、中国など、世界50カ国・地域が導入している。
同庁は日本との同協定の適用企業を増やすため、AEO認定を拡大するとともに、施行状況をモニタリングする計画だ。
韓国の1〜8月の対日輸出額は258億ドル(約1兆9918億ドル)。このうちAEO認定企業の輸出額は48億ドルと、全体の18.6%にとどまっている。