F1:2年目の韓国GP、膨らむ赤字

 今年大会を運営した「全羅南道F1組織委員会」のソ・イナム広報チーム長は「今年からはメーンスポンサーとして、SKとポスコが参加した。企業の参加がこれから増えれば、運営費用の負担が軽減され、赤字構造が改善される」と述べた。

 組織委は、運営費を昨年より約100億ウォン(約7億円)削減できたほか、興行収益は約80億ウォン(約5億円)増えたと説明した。16日の決勝は、約8万4000人の観客を集め、座席は90%近くが埋まった。期間中の観客は前年並みの約16万人だった。

 組織委は「1年目の昨年には、観客を集めるため『自由利用券』という招待券を2万5000枚発行したが、今年はそれがなかった。2年目は自発的に来場した客が2万人以上増えた計算だ」と分析した。

 パク・チュンヨン全羅南道知事は「昨年のF1が全羅南道にもたらした経済的波及効果は1兆2000億ウォン(約800億円)に達する。当面自治体が赤字を出しても、大局的にはF1が地域経済の活性化、国の格の向上に寄与する」との認識を示した。

木浦= チョ・ホンボク記者
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