モノノ怪 参之巻 「のっぺらぼう」 [DVD]
…難しいよ(´;ω;`) (画像へのリンクありマス)
すべてw
独特の絵柄・色調は好みが分かれるかも?・今回だけイマイチ理解出来てないw
● のっぺらぼう
と言うわけで、ひさしぶりに『モノノ怪』のレビューです
今回は第三エピソード(話数で言えば6話・7話)の『のっぺらぼう』
お蝶という女性の行った惨殺事件のお話で、最初はタダの一家惨殺事件のように始まりますが…
本当は誰が殺したのか?誰が殺されたのか?
それをいつもの薬売りが怪しげな技を駆使して解明していきます
…以下ネタバレがあります…気になる方はすぐにブラウザイの戻るボタンで(ry
相当回数見直したつもりですが…未だにこのエピソードだけはスッキリと完全に納得出来る形で理解は出来てません
最後に薬売りが言う
「しかし…誰も…居ない…」
のセリフから、(四之巻のエピソードのように)惨殺事件そのものが既に随分以前に起こったことであるようにも受け取れます
ただ、『仮面の男=物の怪ではない』とお蝶が理解して「ばっかみたい」と吐き捨てるように言った点や、その後の話の流れを考えてみても惨殺事件自体もなかったのかも?
でも、そうすると、惨殺されたことになっていた嫁ぎ先やそこで受けた扱いも含めて全て妄想の線も出てくるし…
「何時の時点から取り憑かれていたのか?」「その後お蝶はどうなったのか?」
等など疑問がイッパイですw
大筋では、母親の歪んだ愛情で育てられたお蝶がその期待に応えるために、自分の想いや気持ち=自分自身の心を殺し続けた結果物の怪に成り果てたってトコロは間違いないかと思います
真:物の怪が面の男を操り、お蝶を「あの家」に縛り付ける
理:母親の歪な愛情を受けたお蝶の心に物の怪が取く
形:お蝶自身
だと薬売りも言ってるんでこの点は間違いないのかな?
まぁ観る人次第で受け取り方も変わるように「遊び」が多めに作られてるんでしょうかね
…もし、何かスッキリ出来る解釈をお持ちの方居られましたら、是非コメントをw
● まとめ?
何度も見直すと気づきますが(このエピソードだけではないですが)、いろんな場所・小物に仕掛けがイッパイ有ります
台所=縛られていた場所の壁に一面梅の絵が描かれているトコロとかお蝶の状況を表していたんじゃないかなぁとか、観ていて一番妄想が楽しめるエピソードでもありました
これまたモノノ怪のエピソード全般的に言える事ですが、過去の空想の世界を借りて心の大事さを訴えてますよね
お蝶ほどではないですが、多かれ少なかれ周りの視線に晒され評価されることを重視するあまり自分を押し殺して心を壊すのって一種の現代病のようになってます
前巻の「海坊主」では苦悩から逃げて目を瞑ることで、その消化しきれない想いがさらに重く暗くなっていきモノノ怪になったお話でしたが、今回も心の振る舞いが違うだけで根本は同じなんじゃないかなぁ
人間は肉体以上に心が弱い生き物ですからね
陳腐なセリフですが「身体の傷はいずれ治っても心の傷は簡単には治らない」とみんなが心底理解して
己の欲せざる所人に施すことなかれ(孔子?老子??…ぶっちゃけ古語かなんかで習っただけですけどwww)
な風に優しくなれれば今より何万倍も日本は過ごしやすくなるかと思うんですけどね~ ヽ(´ー`)ノ
…買い占めとか某社の対応とか見てたらまだまだムリかな?
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この巻の画像を二枚だけブログの方にアップしました
http://ameblo.jp/sitekimemo/entry-10840243551.html
よろしければどうぞ
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[データ更新日時:2011/10/17 05:20]
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