首相 南スーダン陸自派遣の意向
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首相 南スーダン陸自派遣の意向

10月16日 17時34分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

野田総理大臣は、自衛隊の航空観閲式で訓示し、国連のPKO=平和維持活動として、アフリカの南スーダンに陸上自衛隊の施設部隊を派遣したいという意向を表明しました。

航空観閲式は茨城県の百里基地で行われ、野田総理大臣は800人余りの自衛官らを前に訓示しました。この中で、野田総理大臣は、まず、東日本大震災での自衛隊の活動について「10万人を超える態勢を組み、被災地での支援を全力で行った。国民が改めて頼りになる自衛隊を実感することができた」と述べ、評価しました。また、北東アジア情勢について「挑発的な行動を繰り返す北朝鮮、軍事力を増強し続け、周辺海域などで活発な行動を繰り返す中国の動きなど、わが国を取り巻く安全保障環境は不透明さを増している。こういうときこそ、機動力を重視した動的防衛力の整備が喫緊の課題だ」と述べました。そして野田総理大臣は、国連のPKOについて、「自衛隊は数々の実績を残してきたが、新たに南スーダンでどういう貢献ができるか、最終的な調査を行っている。国際社会から信頼、尊敬される国となるためにも、一層取り組んでいかなければならない」と述べ、南スーダンに陸上自衛隊の施設部隊を派遣したいという意向を表明しました。一方、16日の観閲式では、戦闘機や空中給油機などの飛行が披露されましたが、F15戦闘機は、今月7日に石川県で機体から燃料タンクが落下した事故を受けて、飛行を取りやめ、地上での滑走のみになりました。