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| glare | Succubus Quest短編 (2) | |||
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レビュワー [ 赤松弥太郎 ] ジャンル [ コマンド入力型ADV ] 作者 [ 秋全也 さま ] 容量・圧縮形式 [ 11.0MB・ZIP ] ダウンロード ![]()
ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:8
満ちては欠ける 宇宙を行く 神秘の舟
もし、あなたが「two」という作品を忘れていたなら、それはクリアしていなかったからですよ。
ヒロイン・てとの正体とか、主人公達のその後とか、あの種類のやるせなさ、せつなさみたいなものは、絶対に忘れられないはずですから。
人によっては彼のことを、寂しいヤツだと笑うかも知れないですね。
しかし今、思い出したようにあの作品をクリアして、ボクはじっと自分の右手を見るのです。
あいつらは愛を手に入れたけど、ボクが手にしたのはこの右手と、肥大化した妄想だけじゃないか、とね。
さてさて、今回紹介するのは、その秋全也さんの久々のフリーゲームです。
ある日、あなたのところにメイド型ヒューマノイドが送りつけられるところから、物語は始まります。
……どうせみなさん、想像したことはたった1つなんでしょう ? 変態。
彼女は自身をネットに接続し、検索を行うことができます。
調べたい語句を入力してください。はい、どうぞ。
そうです、本作はコマンド入力型ADVなのです。
ポートピア殺人事件のようなカタルシスを生むポテンシャルを秘めつつも、コマンド選択式に駆逐された旧世紀の遺物。
本作のコマンドは「検索ワード」という体裁を採っているので、でたらめに動詞を打ち込んでも反応しません。
ですが、すべてのコマンドはそれ以前の会話で出てきている単語に限定されてますから、そこまで難しくはないです。
ただし、LiveMakerのバックログはそこまで優秀ではないので、メモは必須ですね。
どうしても入力すべき単語が思い出せなかったら、最初からプレイし直した方が早いかもしれません。
体感で言うと、ノーヒントの「two」よりはカンタン、程度。それなりに歯ごたえはあります。
どうせリアルじゃ女の子にかける言葉も見つからないんでしょうから、せいぜい苦労しやがれってことです。
そういうわけですので、ボクとしては、本作は他サイトの攻略情報を見ずにクリアしてほしいと切に願っています。
その分、クリアした喜びもひとしお……最終試練のあとのエッチも、搾り尽くす感じでたいへん実用的ですので。
ですが、攻略に関係のないヒントなら、1つくらい出しても構いません。
ユーザー名の入力は、本名にするのがこの手のゲームのお約束ですが、それができない奥ゆかしい方もいるでしょう。
もし迷うのなら、彼女の口調、性格から言って「マスター」「兄さま」あたりがオススメです。
プレイ時間は、全く詰まらなければ30分程度。ボクは初回4時間程度かかりました。
前作のようなファンタジーな出来事は起きませんが、やっぱり秋さんのストーリーは美しいです。
ほら、不思議なことが起きそうな月の蒼い夜じゃありませんか。
強がりで、寂しがりやな彼女と、どうか仲良くしてください。
管理人コメント本作のキーワード探しは、初見では中々難しくなっています。グレアのセリフに出てくるものばかりでなく、自分が入力した設定も含まれるのです。
なお、あくまで「キーワード」はフラグが立つモノのみとなっています。(現バージョンでは)グレアの細かい設定やセクハラワードを投げかけても「今調べることではありません」と冷たい返事が返ってきます。
グレアとの会話は、あくまで真面目に進めましょう。ストーリーにのめりこむ意味でも、それが最高の攻略法なのです。
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【 Succubus Quest短編 - 老司書の短い夢 】
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レビュワー [ SPITⅨ ] ジャンル [ セックスバトルRPG ] 作者 [ SQDT(代表:civmit さま) ] 容量・圧縮形式 [ 186MB・ZIP ] ダウンロード (リンク先18禁!)
ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9
RPGのシステム文が猥語に、敵が女の子になった世界
えーと、こんにちは。2回目のレビューも2ndレビューというヘタレなSPITⅨです。
私めが長らくお世話になったゲームが一覧にありましたので、本日こうして筆を取らせていただくに至りました。
お忙しい中誠に恐縮ではございますが、しばしお時間を頂きたくお願い申し上げます。
熟練レビュワーの方々に於きましては、未熟者が賢しらに語る愚をご笑覧いただければと。
1.ジャンル『セックスバトル(略称:SB)RPG』の説明
さて、ジャンルは前の方が書いている通り『セックスバトルRPG』となります。セックスバトルはSBと略されたり、BFと置き換えられたりします。
このジャンルについて知識の無い方もおられるかと思いますので、まずはこのジャンルの説明から。
有り体に言えば、ドラ○エのように、敵の表示された画面を見ながらコマンドを入力し、ターン制でダメージを与え合っていくものです。
ただし、武器は剣や攻撃魔法ではなく性技、つまり相手に快感を与える技となります。
要は描写の違いということです。例を挙げますと・・・・
<一般的なRPGの戦闘>
主人公は剣で切りつけた!魔物に○ポイントのダメージ!
魔物は炎を吐いた!主人公に×ポイントのダメージ!
<一般的なセックスバトルRPGの戦闘>
主人公は色魔の胸を****した!色魔は○ポイントの快感を受けた!
色魔は主人公の****を舌で****た!主人公は×ポイントの快感を受けた!
という風に、描写が性的なものに置き換わっております。
無論画面に表示される敵の絵も、おぞましいモンスターではなく艶やかに笑う女の子です。
服を脱いだり脱がせたりすれば、しっかり裸にもなります。ご安心下さい。
2.『Succubus Quest短編 - 老司書の短い夢』のシステム
ジャンルの説明が長くなりました。このゲームの解説に移ります。まずはストーリーから。
「アイゼクト」というお爺ちゃんが「エスト」という夢魔(夢の中の魔物、殆どが♀)に絡まれ、若かりし頃の姿で夢の中に囚われます。
彼は夢から覚めるため、色欲のままに(性的な意味で)襲いかかる夢魔をセックスバトルで打ち払い、夢から覚める方法を探すというストーリーです。
アイゼクトは『読書室』という場所を拠点に、さまざまなダンジョンに潜ります。
ダンジョンの構造は入る都度に違う構造となる、所謂ランダムマップとなっております。
そのランダムマップには夢魔のシンボルが配置され、発見されるとものすごい速さで接近してきて、接触でバトルとなります。
凝っているのは、その夢魔のシンボルは遠くからだと薄ぼんやりしていたり透明だったりして、見えない点です。
ちなみに、相手の背後を取ればこちらが先制できますが、こちらが走っていたり背後を取られた場合、ほぼ先制されるという非常に凝った作りとなっております。
アイゼクトには『RP(リアリティポイント)』というものが存在し、これがゼロになるとゲームオーバーとなります。
RPはダンジョンの中を歩き回っていると自然減少しますが、****してしまうことで大幅に減少します。
伏字の中身はご想像にお任せします。18歳以上の方なら何となく予想がつくかと。
以後この行為を「イかされる」と表記致します。
アイゼクトには一般的なRPGではHPにあたる『EP』というステータスも存在し、これが0になるとイかされてしまいます。
相手の攻撃で削られるのはこのEPで、これが0になった状態だと一定時間行動不能になった上に、今度はRPにダメージが入ります。
そして「テンション」とも表記される『TP』というステータス。アイゼクトの攻撃力にも影響しますが、これが一定値ないと使えない技もあります。
これは脱衣していたり、相手と本番していると自然に上昇していきます。ダンジョンを歩いていると一定値(100)まで近づいていき、そしてイかされると大幅に減少します。
戦闘システムについて、まとめます。
RP:0になったらゲームオーバーの数値。ダンジョン徘徊で自然減少、イかされると大幅減少。
EP:HPのようなもの。0になったらイかされ一定時間行動不能。
TP:攻撃力と使用できる技に関係。所謂「やる気」。
これに加え「ムード」という要素もあります。有り体に言えば、愛し合う雰囲気です。
脱衣関係や甘い言葉、本番に移る時などに上昇します。
以上のように、戦闘システムは結構複雑です。その分、リアリティはありますが。
上で触れた説明の通り、システムは少々特殊です。基本的なワードや説明を押さえれば理解し辛いということは無いと思います。
それでも特殊なことに変わりはないので、慣れないうちは苦労するかもしれません。
なお、他のレビューで多いリョナ・陵辱要素は全く存在しません。
セックスバトルと聞いて上記の要素を期待される方もおられるかも知れませんが、期待しないほうがよろしいと思います。
3.装備とステータスに関する特徴
このゲーム、レベルアップでのステータス値上昇もありますが、それ以上に装備が重要になって来ます。
装備と言ってもアクセサリが2点しか装備できないのですが、このアクセサリ、さまざまなオプションがついています。
例えば「EP+10%」「センシブ耐性+50%」「隠密+1」のようなプラス効果や、「口に弱い」「少女に弱い」などのマイナス効果もあります。
重要なのは、これらのアクセサリは『合成』ができるという点です。
2つのアクセサリを1つに合成する際、両方のアクセサリのオプションが引き継がれるので、これを繰り返していけば様々なプラス効果があるアクセサリを作ることが可能です。
アクセサリには「強化値」も存在し、アイテムや合成でこの値を伸ばすと、ステータス上で少なくない恩恵が得られます。
合成は「ベース」となったアクセサリが残るので、『騎士のペンダント』あるいは『花のかんむり』等の常時装備するようなものにプラスのオプションをつけ、『ダイヤモンドリング』等のステータスの伸びが平均的な装備を強化していくのが無難でしょう。
ただし、合成をしてくれるのはダンジョン内に稀に出現する紋白蝶だけなので、合成をするチャンスが少ないです。
ラスボス等はレベルが最高でも、装備が十分に強化されていないと勝てません。
装備が良ければそんなに高くないレベルでも倒せるのですが。
なお、とある種類のマイナス効果だけを限界までつけたアクセサリーを装備しているプレイヤーが何故か多数存在します。
理由はあえて語りません。一周クリアしたら是非やってみてください。
4.エロい要素
18禁という特性上、実用性というものを重視する方々もいらっしゃるかと思います。
結論から言いますと、CGは画面に表示される静止画が変化するだけですが、主人公、敵双方ともに性技で快感を与え合う仕様ですので、描写は豊富でプレイヤーの妄想力を掻き立てる内容です。
ですので、シチュエーションを妄想できる方なら実用性の方も大当たりかと思われます。
表示される敵のCGも、着衣状態or脱衣状態のどちらか、通常orクライシス(所謂残りHPが少ない状態)のどちらか計4パターンで画像や表情が変化します。
具体的に言えば、『着衣・通常状態』『着衣・感じている状態』『裸・通常状態』『裸・感じている状態』の4種類の差分が1体の敵に用意されているということです。
一部のボスは、これに加え本番中も画像が変化します。
しかし、やはり一般的な同人エロゲー等と比べると、グラフィックの変化に乏しく、動画もありません。
画面いっぱいに表示された女の子が****して****する動画じゃないと実用性が無い!と仰る方、今作品で実用性は皆無と思われます。
もちろんRPGとしてもよくできた作品なので、エロ目的でなくてもお楽しみいただけるかと思いますが、エロ目的でプレイされるとがっかりされるかと。
妄想、補完はセルフサービスでお楽しみ下さい。
敵の種類、CG枚数は以下の通りです。数え間違いがあるかも知れませんが、ご容赦ください。
本番CGがあるボス:6種類 (1種類あたりCG差分6枚)
本番CGがないボス:4種類 (1種類あたりCG差分4枚)
一般の雑魚敵:55種類 (1種類あたりCG差分4枚)
差分を含めない敵キャラCG枚数:65枚
差分を含めた敵キャラCG枚数:272枚
このように、CG枚数はそう多くないものの敵の種類は豊富ですので、中にはお気に入りの娘さんも見つかるかと思います。
ただ、ほぼ例外なくエロいので「俺は何も知らない処女の生娘を****したいんじゃあ!」という方は1種類しか好みの娘がいないかと。
他にも、大多数の夢魔がソフトな人外ですので、少しでも人外だと興奮せん!という方にとっても実用性は期待できないと思います。
こう書くと、一部の嗜好の方にとって実用性は期待できないと思われます。
エロい(大抵は人外)女性が襲ってくる状況に立ち向かうorやられる。こういう状況で興奮できる方なら実用性は期待できるかと。
なお、アイゼクトのEPがゼロになった時の夢魔の台詞や表現が所謂ドMの方々に人気のようです。
そういう方々はわざとやられて、台詞やシチュエーションを堪能しているとか。
しかも自由に呼び出し戦闘ができる『シトリーの部屋』なる場所までどこかに存在しているあたり、そういう方々の需要を特に狙った作品かも知れません。
まとめると、
A.シチュエーションを妄想で補完できる
B.エロい(大抵はソフト人外)女性が襲ってくる状況に興奮できる
この2点を満たしていれば、性的な意味でも十分にお楽しみいただけると思います。
5.その他
このゲームはフリーソフトです。と言うか、シェアウェアでしたらここでレビューができません。
しかし、このゲームには機能を拡張したシェアウェア版が存在します。『白の史書と色づく魔物』というものです。
となると、このゲームは体験版的な機能制限バージョンで、いいところで有料版をお買い求め下さいアナウンスが出るゲームと思われるかもしれません。
実際は逆で、シェアウェア版を導入しても、追加ダンジョン1つに夢魔が7種類しか追加されません。
もちろん、シェアウェア版でしか見れないエンディングも存在しませんし、メインストーリーにも全く影響しません。傍から見れば購入しない方がいい仕様かも知れません。
こうなると、むしろシェアウェア版より、よくある『フリーソフトだが寄付特典つき』のような要素が強いと言えるかもしれません。
にも関わらず、シェアウェア版が結構な本数でダウンロードされています。
つまり、それだけ嵌まってしまった、ファンになってしまった方々が多いということです。かく言う私めもその1人です。
難易度は難しいと言うより『工夫が要る』部類に入りますが、攻略wikiや攻略掲示板も調べればちゃんと存在します。
そういう場所を覗くのが嫌いな方でも、工夫を凝らしたり、よく調べてみたりすれば何とかなります。
ただしサクサク進めるタイプのRPGではないため、サクサク感はありません。
ヌルゲーとは呼べない代物ですので、攻略を見てもワカンナイという方は詰まると思われます。
やり込み要素は豊富で、エンディングもマルチエンディングです。2周目以降、特定の条件を満たすと真のラスボスと言うべき存在と戦えたりします。
クリアだけで物足りないなら、夢魔の種類や解説が載った図鑑『夜の本』をコンプリートするのも一興です。これもまた、大変です。
メインストーリーには関係しないものの、『理想郷への道』という超難関ダンジョンも存在します。
貴重な睡眠時間を水泡にされたのは恐らく私だけではないと確信しております。
エロゲーとして見ても条件が合えば実用性は大いにあり、通常のゲームとしてもやりこみ度は高いというのが私めの見解です。
反面、妄想補完ができなかったりシチュエが合わなかったりする人にとっては実用性が無く、サクサク感のあるRPGやヌルゲーがプレイしたい方には合わないとも言えます。多くの人を魅了してきたゲームであることは間違いないので、迷っている方はとりあえずプレイしてみることをオススメします。
管理人コメント1stレビュー(2008.01)から現在(2011.09)までの3年半の間…と言うか、1年前から急速に、同人界において多種多様なエロRPGがあふれてきました。
最も、そのほとんどは、通常のエロゲーと同じく「イベント・ストーリーとしてエロシーンが存在する」物ばかり。今回の「Succubus Quest」シリーズのように「戦闘としてエロシーンが存在する」RPGは、それほど多くはありません。
その中でも、「Succbus Quest」のセックスバトルは、グラフィックにおいても、難易度においても、戦法や装備によるバリエーションの豊富さにおいても、2011年の現在でも頭一つ秀でた作品であります。
その点は、1stから3年半にもなって2ndレビューが、しかも、テキストデータにして10KB超にもなる長大なレビューが贈られた現状からも明らかです。
制作チームであるSQDTでは、この3年半の間にも、シェアウェア版「白の史書と色づく魔物」、書籍「Femme Fatale -原色魔女図鑑-」の販売、そして、新作「夢の魔物とお伽の騎士団」と精力的に開発を続けています。
新作は、おそらくシェアウェアになると思われますが、完成が非常に楽しみです。