１０月１６日朝、水が溢れ出ているのが確認された奈良県五條市赤谷の土砂崩れダムでは、現在も警戒が続いています。

越流が確認された赤谷の土砂崩れダムの水位は１０月１６日午後５時の時点で、最も高かった午前６時ごろに比べて約１・０１メートル低下しています。
近畿地方整備局によりますと、越流は１０月１６日午後５時現在も続いていますが、今のところ、下流に設置されている監視カメラの映像では水量に大きな変化は見られていません。
１０月１６日午後５時現在、赤谷地区では雨は上がっていますが、今もダムの水位は高く危険な状況が続いていて、近畿地方整備局は今後も厳重な警戒を呼びかけています。

兵庫県香美町では、地元特産の但馬牛の美味しさをＰＲするイベントが開かれました。

イベント会場となったスキー場のゲレンデに集まった人たち。彼らのお目当ては地元の特産品の但馬牛です。このイベントでは、訪れた人たちに但馬牛の鍋が無料で振舞われたほか、焼肉をはじめホルモン焼きそばなどの屋台が賑わいを見せていました。
【訪れた人たちは】「美味しい」「食欲がありすぎて困ってます」と話していました。
また、参加者が１メートルの箸を使いいかに早く相手にステーキを食べさせるかを競うゲームも行われ、参加者は本場の但馬牛を堪能していました。

福島第一原発の事故を受け、脱原発を訴える集会が京都市内で開かれ、福島県から避難している女性が思いを語りました。

【瀬戸内寂聴さん】
「（子どもたちに）安心できる日本を残して死なないと申し訳ない」

集会は京都の市民団体が脱原発をテーマに開いたもので、約１０００人が集まりました。
集会では、作家の瀬戸内寂聴さんが講演を行ったほか、福島第一原発の事故の影響で京都に避難している女性が思いを語りました。

【福島から京都に避難している女性】
「福島は今、見えない敵と情報に翻弄され混乱し戦場と化している。原発がある限り、あすはわが身であることに気づいていただきたい」

集会のあと参加者は市内でデモ行進を行い、道行く人に脱原発を訴えていました。

秋の陽だまりに揺れる白とピンクの花びら。
滋賀県近江八幡市では２５０万本のコスモスが見ごろを迎えました。
これは４．５ヘクタールの休耕田を利用して地元の自治会が育てたもので、花を摘み取って持ち帰ることもできます。
一角にはヒマワリも植えられていて、田園に鮮やかなアクセントを加えます。
コスモスの花は今月いっぱい楽しめるということです。

大阪府寝屋川市では、京阪電車の車両基地が公開され、多くの家族連れや鉄道ファンでで賑わいました。

子供たちが引っ張っているのは実際に京阪線を走っている重さ３１トンの現役車両です。今回で１０回目となるこのイベントは沿線住民へのサービスとして始まったもので整備工場ではクレーンで持ち上げられた車両が普段では見られない角度で公開されました。
【女の子】「いろいろ（部品が）ついてて面白かった。一回ちょっと運転してみたい。」
会場ではそのほか、実際に運転士が使った時刻表などが販売され１万３千人が来場しました。

日本三景のひとつ京都府宮津市の天橋立では、「丹後きものまつり」が開かれました。

このまつりは、着物の良さをもう一度多くの人に知ってもらおうと毎年開かれていて、着物姿の人なら無料で人力車などに乗ることができます。16日は全国各地から着物姿の女性など１２００人が集まり、秋の景勝地を華やかに彩っていました。

１６日午前、大阪市西成区の住宅４軒を焼く火事がありました。
火は先ほどほぼ消し止められましたが２人がケガをしています。

午前１０時ごろ西成区天下茶屋北で家が燃えていると通行人から消防に通報がありました。
消防車２９台が消火にあたり火はおよそ４０分後にほぼ消しとめられましたが、木造三階建ての住宅など４軒を焼きました。
消防によりますと男性二人がケガをしていて一人が重傷、一人が軽傷だということです。
また阪堺電車が火災現場のすぐ近くを通っていて我孫子道駅と恵美須町駅の間で電車が止まっているということです。

シンボルマークのピンクリボンをつけて街を歩き、乳がんの早期発見の大切さを訴えるイベントが１６日、神戸市内で開かれました。

ピンクリボンスマイルウォークは、乳がんの早期発見や早期治療の大切さを伝えようと、全国各地で毎年開かれているものです。
神戸市中央区には約４０００人が集まり、乳がん予防のシンボルマーク・ピンクリボンをつけて、街を歩きました。
日本では女性の１６人に１人が乳がんになると言われていますが、早期に発見すれば治る可能性が高く、参加者は定期的に乳がん検診を受けるよう呼びかけました。
参加者の１人は「遠い問題だと思っていたけど、自分も女性だし２０歳も超えてから身近に感じないといけないと思った」と話していました。
会場では、東日本大震災の被災地への応援メッセージも集められ、今月末の仙台でのスマイルウォークに届けられるということです。

八百年の歴史を持つ焼き物の町、兵庫県篠山市では「陶器まつり」が開かれています。

篠山市今田町は平安時代に始まったとされる丹波焼発祥の地です。
丹波焼は瀬戸焼や備前焼信楽焼などと共に日本古来の窯六古窯のひとつに数えられていて、８００年余りの間、伝統工芸として守られてきました。
陶器まつりには、この地区の窯元およそ４０軒が参加していて、訪れた人たちは並べられた陶器の形や手触りなどを何度も確かめながら掘り出し物を探していました。
【来場者】
「湯のみ買いました、いいですね」
「楽しみにして、朝早くから出てきました。日中はすごい人で、大変なので」
この祭りは１６日まで開かれ、会場では陶器の他に、枝豆や栗などの丹波の特産品も販売されています。