初めての悪堕ちSSです!

 ブログオープン後最初の悪堕ちSSを発表したいと思います。正直こんなものでいいのかという不安はありますが、とりあえず自分を信じてやっていきます。内容的には、快楽堕ち・触手・淫魔化といったところでしょうか。御意見・ご感想をお待ちしています。
 私、白金 椿は暗闇の中、石畳の上を音も無く駆けていた。
(ふふっ、ちょろいものね。後は脱出してお頭に報告するだけ・・・)
 私は勅命を受け、ある組織の内情を探るために潜入した。その組織、邪淫教団は数年前に生まれた新興宗教で、当時は一部狂信的な信者がいるだけの小さなものだった。それがここ1,2年で急速に拡大し、西の帝国に至っては国ごと支配されていた。事ここに至り、わが国の王は私達、くのいち部隊〈朧〉に徹底調査を命じた。
(それにしても・・・意外にあっさり終わったわね・・・西の三篠(みしの)が失敗したっていうから警戒してたのに・・・)
 三篠。かつて幾度と無く刃を交えた西の帝国のくのいちだ。自他共に認める好敵手。その三篠が同様の任務で消息を絶った。それを聞いて気を引き締めていたのに・・・
(あれは昔から簡単な任務だと油断するところがあったから・・・そのせいで捕まったか、殺されたか・・・)
 そんなことを考えながら、確認しておいた脱出経路をひた走る。
「うふふっ、さすがねぇ椿。侵入、調査、脱出・・・どれをとっても完璧。」
「!?くっ・・・」
 突然声が聞こえると、苦無が飛んでくる。あわててかわし短刀を構えると、見知った顔が姿を現す。
「三篠・・・?生きていたの・・・」
 そう言いながら警戒を解きません。ここはまだ敵地。たとえ知った顔に会っても気を抜くわけにはいきません。
「ええ、死んでなどいないわ。戻る気も無いけど・・・」
「そう。寝返ったというわけね。」
「うふふ、そういうこと。で、貴女をこのまま逃がすわけにはいかないのよ。」
「お生憎様。私は貴女とは違うわ。」
 そして、踵を返しあらかじめ決めていた他の脱出ルートへ走り出す。
「ムダよ?貴女の考えなんてお見通し。」
 その声が聞こえたときにはもう遅かった。周囲を煙に包まれ、視界を奪われていた。
「この程度で私の動きを止めたつもり?」
 しかし、急に身体に痺れが走り、眠気に襲われていく。
「くうっ、何なのよこれ?か・・らだ・・が・・・」
 私はそのまま眠りに落ちていきます。遠くで三篠が何か・・・言って・・・
「うふふっ、貴女もすぐにわかるわ。この教えの素晴らしさが・・・」

           *************************

 どれほどの間眠っていたのか、気が付くとすでに拘束されていた。
「お目覚めかしら、椿。これから貴女には、教祖様が直にわが教団の教えを説いてくださるわ。光栄に思いなさい?」
 私は口に噛まされた轡のせいで、何も言えずただ睨みつけることしかできません。この教団の教祖については、今回の調査でも全くわからなかった謎の人物。その人物が私のような、捕らえられた者の前に姿を現すなんて・・・
(私も信者にするつもり?どこまで本気なの?)
 すると、正面にあった扉が音も無く開き、人影が現れる。
(え・・・?)
 現れたのは見目麗しい美少年。こんなだいそれた事をする人物だから、もっと年配の男性か、魔女風の女性だと思っていた。
『三篠、ご苦労様でした。・・・あの口枷は?』
 その声は合唱隊のようなボーイソプラノ。敵の首魁だというのに不快感が湧きません。
「はい。教祖様にお会いするまでに、舌でも噛まれては困りますので・・・」
 三篠の声は掠れ、陶酔した様子で報告しています。私は彼の瞳から目が離せなくなっていました。三篠が、多くの信者たちが惚れ込むのも無理はないと思えるほどに・・・
『そうですか。では外してください。せっかくの顔が台無しです。』
「かしこまりました。」
 三篠は私の後ろに回り、轡を外します。
「ぷはっ・・・んぐっ・・・??」
 口が自由になった途端、唇を奪われ困惑します。
(舌が・・・だめっ・・なのに・・・)
 舌が絡み、その甘すぎる口付けに頭がまともに働きません。
「ぷはぁ・・・ああ・・・」
 長い接吻から解放されると、惚けた顔で彼を見つめます。
『ふふ、意外と素直ですね。経験が無いようで・・・』
 図星だった。恥ずかしさから、つい眼を逸らしてしまいます。
『ふっ、それならそれで・・・ああ、三篠。あなたはもう外してください。楽しんできていいですよ。』
「かしこまりました。」
 ちらりとこちらに視線を向け立ち去る三篠。その眼に浮かぶのは羨望の色。

『さあ、始めましょう。わが教団の教えは実体験をもって伝えるもの。心を楽にして全てを委ねなさい。』
 ぼんやりとした頭で、思わず頷いてしまう。その直後、彼の影が膨れ上がり、中から無数の触手が襲い掛かってきた。
「ええっ?いやっ、何よこれはっ??」
 それを見た瞬間、頭のもやが晴れ、逃げようと身をよじる。
「ああぁっ・・・きもちわるい・・・」
 赤黒いその触手は私の身体にまとわり付くと、その表面からにじむ粘液をすり込むように全身を動き回る。着ていた忍び装束は引きちぎられ、瞬く間に全裸にされていた。
「くうっ・・・いやぁ・・・」
 気持ち悪い。そんな心とは裏腹に、身体は次第に熱を帯びていく。
「はぁ・・・んんっ・・・ああぁ・・・」
 体中をくまなく動き回る触手。いつの間にか嫌悪感は薄れ、与えられる刺激に酔い始めていた。
『ふふふ、随分と感じているようですね。声が甘くなってきましたよ?』
「・・・!そ、そんなこと・・・」
 ない、と言えなかった。気を抜けばこの感覚に流されてしまう。唇を噛み堪えようとする。しかし、私の呼吸の合間を計ったように刺激を送り込んできて、すぐに抑えられなくなる。
「あぁ・・ん・・はぁ・・くぅん・・・」
 声が出てしまうと、頭の中に堕落へのささやきが聞こえてくる。
(もう・・何もかもどうでもいいような・・・この・・感覚にすべて委ねて・・・)
 受け入れてしまえば楽になれる。そんな誘惑が頭から離れない。だがそれに屈するわけにはいかない。忍びとしての矜持が私を支えていた。
『ふぅん、思った以上に強情だね。まあ、そうでなくては面白くない。でも・・耐え切れるかな?』
 そういって彼は自身の剛直を私に見せると、下腹部に触れさせる。そして再び・・・唇を奪われた。
(え・・・どういうこと・・・)
 私は戸惑っていた。触手を除けば、彼の行為はひどく優しいものだった。まるで、恋人同士がするような・・・そこまで思いつくと、抗っているのが罪深いことのように思えた。彼の愛に応えなければ、彼の望むような女にならなくては、と考えるようになっていた。彼の舌を積極的に受け入れ、絡ませる。彼の唾液も嬉々として飲み込んでいた。
 不意に唇が離れ、唾液の橋が光る。
『さあ、君の望みを言ってごらん。どうして欲しい?どうなりたい?』
 唇が離れた喪失感と、もっと彼に愛されたいという焦燥感にも似た欲求が、私の躊躇いを吹き飛ばしていく。
「私は・・・」
 彼は、いいえ教祖様は私のことを待ってくれている!
「私は、教祖様に愛して欲しい。ずっとお傍にいたい・・・」
『ふふ、ああいいとも。今日から君は僕のモノだ。さあ、受け入れるがいい!闇の快楽を!解き放て、君の欲望を!』

 教祖様の剛直に私は処女を捧げる。痛みはすぐに快感に変わり、動きに合わせ腰を振る。触手が私の口とアヌスを激しく蹂躙した。何度も昇りつめ、膣内に熱いものを感じたときには、絶頂とともに潮まで吹いた。気を失いそうな快楽の中、心が深い闇に染まるのを感じていた。
 変化は内面だけでなく、外見にも及んだ。日焼けした肌は青白く変わり、耳が伸びて尖っていった。側頭部から一対の角が、尾てい骨から黒い尻尾が生える。犬歯が伸び一対の牙となり、両手の爪が伸びる。最後に背中から蝙蝠のような禍々しい翼が現れると、私はゆっくりと身体を伸ばし、教祖様の前で跪く。
「教祖様、私のような者を受け入れていただき、ありがとうございます。今日この時より私 白金 椿は、教祖様の永遠の下僕として、お仕えすることを誓います。」
『ええ、椿。これからよろしくお願いしますね。』
「はい!」
『しかし驚きました。素質はあると思いましたが、ここまでとは・・・』
 淫魔として覚醒したことを言っておられるのだろう。自分でも不思議ではあるのだが・・・
『人の姿に戻れますか?』
「はい。やってみます。」
 変装の要領で少し念じると、前と同じ姿に戻った。違うのは目つきや体つきくらいだろう。
『よろしい。では椿、あなたはこれより東の皇国を篭絡する段取りをつけなさい。まずはあなたのいた〈朧〉を堕とすといいでしょう。』
「はい・・・楽しみです・・・」
『貴女には幹部権限を与えます。三篠や他の者も自由に使って構いません。』
「かしこまりました。」
『ふふ、僕は素晴らしい下僕を得て幸せですよ。』
「ああ、ありがとうございます、教祖様・・・」


 そして一月の後、皇国は淫獄と化した。二つの国を飲み込んだ邪淫教団は、世界中に信徒を増やすも侵略行為を行わなかった。数百年もの間、教団は隆盛を誇り、教祖の存在も知られることはなかった。その隣には、腹心と思しき淫魔の姿が常にあったとされるが、真実は闇の中である。

                                           END

 *****************************
 読んでくださりありがとうございます。少々長いかも知れないと思いましたが、いかがだったでしょうか?御意見・ご感想をいただければありがたいです。それでは次回の更新まで・・・
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No title

はじめまして。
舞方雅人と申します。
私も悪堕ち系統が好きなので、お邪魔させていただきました。

SSお疲れ様でした。
なかなかいい作品ですね。
私ごときがこんなこというのもおこがましいことではありますが、内容的には楽しめるシチュの作品だと思います。

初めてのということで、やはり多少文章の硬さとぎこちなさ、それに描写の足りないと思われる箇所が何箇所かありますが、そういったことは書いている内においおい身についてくるものと思います。

今はいろいろな作品を読み、いろいろな作品を書いて行かれるのがいいと思いますので、楽しんで創作活動を続けていかれるのがいいと思います。

私自身未熟な身ですので、こんなえらそうなことを言ってすみません。
今後のご活躍を応援しております。
一緒に悪堕ちを楽しみましょう。

Re: No title

> 舞方雅人様
 コメントありがとうございます。
 読むことはあっても、書くのは初めてだったので、試行錯誤の作品になったと思います。

 未熟とおっしゃっていましたが、多くの作品を書いておられるようなのでいろいろと参考にさせてもらいたいと思います。

 今後ともよろしくお願いします。

No title

とてもいいシチュのSSでよかったです。
この作品は王道中の王道という感じなので、主さんの好きなシチュとかが強く出ている他の作品も読んでみたいと考えてしまいました、次回も楽しみにしています。

Re: No title

> とてもいいシチュのSSでよかったです。
> この作品は王道中の王道という感じなので、主さんの好きなシチュとかが強く出ている他の作品も読んでみたいと考えてしまいました、次回も楽しみにしています。

>コメントありがとうございます。できればお名前を記載していただけるとありがたいです。
まだまだ未熟者ですが、少しでもよい作品を出せるよう努力してまいります。

No title

SS拝見させていただきました~。
敵の教祖に魅入られて心も身体も変容して行く、
その過程が良かったです♪
特に心が変わり行く状況がしっかりと描かれているのが個人的にはGoodでした♪

これからの活躍に期待&応援してます♪
新しい悪堕ち好きの方が増えて嬉しいです♪

Re: No title

mizuha様>
コメントありがとうございます。
悪堕ち過程は心の変化をどう表現するかに重きを置いているので、
喜んでいただけて嬉しいです。

まだまだ未熟ですが、これからもよろしくお願いします。
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