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海水の放射性物質 横ばい傾向

10月13日 20時46分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水に含まれる放射性物質の調査で、12日の2号機と3号機の取水口付近の濃度は、ともに前の日を下回りましたが、全体としては横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。このうち、12日、2号機の取水口付近では、海水1cc当たり、セシウム134が国の基準の5倍の0.3ベクレル、セシウム137が4.1倍の0.37ベクレル、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の17倍の1ベクレル、セシウム137が13倍の1.2ベクレルでした。2号機と3号機の取水口付近とも放射性物質の濃度は前の日を僅かに下回りましたが、全体としては横ばいの傾向が続いています。また、沿岸と沖合の5か所で行われた海水の調査では、放射性物質は検出されませんでした。