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【プロ野球】

巨人・ゴンザレスが力投 中日打線を“沈黙”させる

2011年10月16日 紙面から

力投する巨人先発のゴンザレス=東京ドームで

写真

◆巨人4−1中日

 また1人、竜キラーが出現した。沢村に続き、今度はゴンザレスだ。復帰登板した9日のナゴヤドームとまったく同じ7イニング1安打無失点。ペナントレース終盤で投打がかみ合ってきた巨人が、敵将の胴上げを2日連続で食い止めた。

 「絶対に目の前で胴上げはさせないと思っていた。前回と同じく、積極的な相手にうまく内野ゴロを打たせることができたよ」。来日初完封が見えてきた7回終了後、川口投手総合コーチに「目まいがする」と伝えて降板したが、文句なしの内容だった。

 苦しみ抜いたシーズンだった。2年前に15勝をマークして2年契約を勝ち取ったが、昨季は5勝止まり。「複数年契約で大金を手にして甘えが出たんだろう」。周囲の声も耳に入った。今季は球団が新外国人を大量補強。ゴンザレスを取り巻く環境は厳しくなっていた。

 4月30日からは2カ月以上の2軍生活を味わった。7月に1軍復帰を果たすと、今度は8月23日の阪神戦(東京D)で右ふくらはぎを肉離れ。しかし、気持ちは折れなかった。「まだまだできるということを見せたかった」。地道なリハビリと徹底した体調管理。戦列復帰後もベスト体重の90キロを維持していた。

 この夜の快投で、今季の中日戦は31イニング3失点で、防御率0・87。沢村と並ぶW竜キラーの完成だ。「中日はナンバーワンチームだから油断はできない。こっちも手を打つ」とゴンザレス。目指すは“下克上日本一”。CSで再戦することになれば、エース内海を含めた3本柱が竜の前に立ちはだかる。 (井上学)

 

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