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あんぽ柿の生産自粛を セシウム検出で福島県、産地に要請
 福島県は14日、伊達市で収穫、加工された干し柿「あんぽ柿」から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出されたとして、伊達市と他の産地の国見、桑折両町などに生産自粛を要請した。  県は県産柿から一定量のセシウムが検出されたことから、3市町で9月に収穫された柿21点を県衛生研究所で試験的にあんぽ柿に加工。このうち伊達市産の柿を原料とした3点から、621.3〜713.7ベクレルが検出された。  県によると、あんぽ柿から検出された放射性物質の量は、原料の柿の2〜11倍に増えた。干し柿に加工する過程で放射性物質が濃縮されたとみている。  3市町はあんぽ柿の産地。昨年の生産量は約1200トンで、販売額は約22億円に上る。 
2011年10月15日土曜日 
 
 
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