東京海洋大のチームは15日、福島県いわき市の沿岸で今年7月に採取したプランクトンから、高濃度の放射性セシウムを検出したとする調査結果を発表した。小型の底生生物からも比較的高い濃度を検出した。
東京電力福島第1原子力発電所事故の放射性物質が取り込まれたとみられ、プランクトンを餌とする魚類への影響が懸念される。石丸隆教授は「食物連鎖で魚にどのように濃縮されるか分からないので継続的な調査が必要だ」と話す。
チームは7月上旬、いわき市の沿岸から60キロメートル沖までを船で航海し、プランクトンや小型の底生生物を採取。検出したセシウムは、沿岸近くのプランクトンが最高で1キログラム当たり669ベクレルと高く、沖合10キロメートルでは同6ベクレルと低くなった。また底生生物のクモヒトデからは同137ベクレルを検出。底生生物は海底にたまった放射性物質を取り込むため、今後濃度が高くなる恐れがあるという。
単純比較はできないが、食品としての魚介類の暫定基準値は1キログラム当たり500ベクレルと定められている。〔共同〕
東京電力、石丸隆、プランクトン、東京海洋大、福島第1原子力発電所
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