■25147 / ) |
Re[8]: ベアト=朱志香説を軸にして
|
□投稿者/ Townmemory -(2009/05/17(Sun) 04:47:19)
![](/contents/069/836/648.mime4) | >オジマジンさま
ありがとうございます。すごく自信がある説なのに、なんか、思いのほか反応がうすいので、自信なくしかけていたところでした。もしくは、おもいっきり既出だったかな、とか。 現状では、かなり美しく妄想できていると思います。自分の中では、これが正解で、真実です。同盟しますか?(笑) いや、冗談でもなく、大勢によって強固な魔女同盟を結成できれば、竜騎士さんがこれとは別の真相を提示してきたとしても、それを撃退できる可能性があります。
*
前の書き込みですが、その後、ちょっとだけ軌道修正の必要が生じました。 「さくたろ殺し」に相当する事件が朱志香にもあって、それによってベアトリーチェが黒魔女化した、というくだり。 大筋ではその通りだと思うのですが、事件後しばらくは、ジェシカ・ベアトリーチェはまだ白かったのだろうと思い直しました。
そこに、真里亞のさくたろが殺されるという事件が起こる。 真里亞は、「優しくて大好きなママ」という魔法を、ついに維持できなくなる。 真里亞は傷つく。 真里亞は自分がかわいそうだ。 真里亞はママが憎い。 真里亞はママを拷問する。 ベアトリーチェは「もう十分か」と訊ねる。 真里亞は「まだまだ足りない、まだ拷問する」という。 ベアトリーチェは真里亞の絶望を思い知る。 ベアトリーチェは真里亞のことがかわいそうでならない。 でも、よく考えたら私だってかわいそうだ。 私にも同じことがあった。 そうか、私もかわいそうだ。 私だってこのくらい悲しんで絶望する権利があるんだ。 そのことがやっとわかった。 許せなくなってきた。許さない、復讐してやろう、つかまえて拷問してやろう、くけけけうひゃひゃ……という経過をたどったのだろうと思われました。
つまり、真里亞の闇が、ジェシカ・ベアトリーチェを侵食したのですね。 「さくたろ殺し」がもし発生しなければ、楼座がもうすこし穏当な母親であったなら、ベアトリーチェは黒魔女化することはなく、六軒島殺人事件は発生しなかったのです。きっと。そう考えると、やりきれないですけど。
でもじっさい、「ベアトリーチェ=朱志香」説を採用すると、かなりのことが説明できるんですよね。 ep4ラストの「わたしはだあれ」問題にしても、朱志香に対して「おまえなんかいない宣言」をした戦人、という条件を加えると、なんとかぎりぎり成立してしまいます。 「俺の世界に右代宮家なんて存在しない宣言」が存在したとして、それを真に受けた人物は、きっと「この島には戦人以外だれもいないが、にもかかわらず私がいて戦人を殺す」が赤字で言えてしまう気がします(でも少し苦しいか)。
あっと気づいて、この説いいなと思ったのは、ep1の第一の晩、夏妃の部屋まで来たと思われる犯人がなぜか夏妃を見逃した理由が説明出来るんです。
あの夜の直前、夏妃と朱志香は、少し優しい言葉をかけあい、朱志香は夏妃にお守りをあげ、夏妃はこんど自分のお守りをあなたにあげますと約束するんですよね。 そして夏妃はドアノブに、朱志香からもらったお守りをかけて眠る。 朱志香は夏妃を殺して第一の晩の生け贄にしようと、部屋にやってくる。 ドアを開ける。後ろ手でドアを閉めようとして、お守りがノブにかかっているのを発見する。
それって単に、「魔除けがあるから近寄れなかったことにしよう」っていうことでは、ないのですよね。 お守りがあれば魔を退けられる、というのは、「魔法」です。
私の魔法をお母さんが信じてくれた!
嬉しい。
だから殺さない、殺せないのです。
そして、代わりの生け贄を調達する必要が生じ、イレギュラーな理由でゲストハウスから本館にやってきて見回りをしていた紗音が、夏妃のかわりに殺される。 紗音を殺したことで嘉音は激発し、主である朱志香を裏切る。 たぶん、「紗音との間に強い絆を持つ」という「設定」を嘉音創造時につけてしまい、いったん設定したらそれは主であっても上書きできないのでしょう。 ボイラー室では、朱志香みずからが嘉音を否定する、という、かなりの悲劇が起こっていたのではないか、と想像しました。 ep1以降、紗音だけが先に死んで嘉音が生き残る、という展開はないですね。
|
|