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No25229 の記事


■25229 / )  Re[7]: ベアト=朱志香説を軸にして
□投稿者/ Townmemory -(2009/05/18(Mon) 03:58:54)
     皆様、こんにちは。
     この書き込みは「朱志香=ベアトリーチェ」説でなんでもかんでも説明しよう、という趣向でお送りしております。
     ↓これを開くと、頭から順に読めると思います。
     http://rena07.com/Cgi/umi_cbbs/umicbbs.cgi?mode=all&namber=13032&space=0&type=0&no=0#25121


    ●戦人二人説

     どうも右代宮戦人が二人いるっぽい、というのは、けっこうさまざまな人が提唱していらっしゃいますね。
     賛成します。

     ベルンカステルとラムダデルタが、
    「ベアトリーチェが期待する奇跡は絶対に起きない。ベアトリーチェは絶対にこのゲームに勝てない」
     と保証しています。

     これがどういう意味なのかを理解するためには、「このゲームの勝利条件」が明確にならなければいけません。

     ベアトリーチェにとっての勝利条件は、
    「戦人が魔法を認めること」
     ですが、
     朱志香=ベアトリーチェ説における勝利条件は、もうちょっと細かくなります。
     朱志香=ベアトリーチェ説の勝利条件は、
    「戦人が、朱志香との間にかつてあった魔法を再び認めること」
     です。
     戦人に魔女同盟に復帰してほしい、私と二人で黄金郷を築いてほしい、私をまた愛してほしい。その欲求がみたされることが朱志香=ベアトリーチェの勝利です。

     だいたいイメージとしてはこうでしょう。

    戦人「なんてことだ、俺はなんて大事なコトを忘れ去っちまってたんだ! すまねえ、俺がこんな大切なことを忘れてたせいで、おまえにこんなひどいことまでさせて、おまえにさみしい思いをさせて……。ああ、認めるよ、俺たちはあのとき魔法を使えたんだよな。あるよ、俺たちの魔法は確かにあるよ!」

     だいたいこのくらい言わせたらベアトリーチェは満足するかと思われます。


     でも二人の上位魔女が、「ベアトリーチェは絶対に勝てない」と保証しています。

     そういうところで、戦人二人説が効き始めるわけですね。

     かつて幼少朱志香に「魔法なんてねーよ!」と言い放った戦人と、いまベアトリーチェが対戦している戦人は、同じ名前を持つが別人である。
     この条件を仮定した場合、戦人は、絶対に、「かつて私たちの間にあった魔法」を思い出しません。
     六面体のサイコロを一千万回振ってもゼロや7は出ません。


    ●二人の戦人の入れ替わり

     つまり入れ替わりが起こってるわけです。
     戦人の中で、この入れ替わりがどういうリクツで処理されているのか(なぜ認識してないのか)については、ここでは考えません。どう処理されてても良いからです。

     どうして戦人が二人いるのか。
     一人は、留弗夫と明日夢の間に生まれた子ですね。
     もう一人は誰だ。

     あからさまにアヤシイのは崖から落ちて死んだ人間ベアトリーチェですよね。

     何の根拠もないことですが、「あからさまにアヤシイ」を理由にして、人間ベアトリーチェが産んだ子も右代宮戦人だということにしましょう。そのように仮定して、この物語という式に代入するわけです。つりあえばおなぐさみです。なんだか数独を解いてるみたいですけど。

     ウラをとっていないんですけど、「EP4 真相解明読本」というのに、年表が載っていたそうですね。この掲示板のどこかに、それを書き写していらっしゃる方がいました。

     それを見て、逆算してみると、人間ベアトリーチェが死亡したころ、右代宮戦人が誕生しています。
     素直な推測をすると、人間ベアトリーチェは右代宮戦人を産んで、直後に事故で死亡した。

     人間ベアトリーチェを妊娠させたのは、ふつうに想像すれば、金蔵となります。金蔵以外に可能性があるのは源次と川畑船長くらいでしょうが、とりあえず金蔵としておきましょう。

     魔女ベアトリーチェとゲームで対戦している戦人は、「自分は明日夢から生まれた」と赤字で言えませんでしたので、ゲームで対戦している戦人は人間ベアトリーチェから生まれた、ということになります。
     ということは、我々がよく知っている、ゲームで戦っている戦人は、金蔵の孫ではなく息子ということになります。留弗夫との関係は、親子ではなく異母兄弟ということになります。

     ちなみに「金蔵襲名説」を採用すると、金蔵の子でありながら、金蔵の孫であることもできますね。
     そして確か、「俺は留弗夫の子だ」とは、赤字で言っていない。

     いつ入れ替わったのか、どうして入れ替わったのか、明日夢の子はどこに行ったのか、は不明です。わかりません。


    ●留弗夫「俺は殺されるだろうな」

     戦人は、入れ替わりを知らないみたいです。
     そして状況的に、霧江も、そのことを知らされていない。

     ep1の1日目に、留弗夫が戦人&霧江に向かって、家族の深刻な話をしよう。俺は殺されるだろうな。意味深にそう言っています。

     あのタイミングは、たしか親族会議がこじれきっていました。そして留弗夫にはカネが必要だった。
     ということは留弗夫にとって、「金蔵の実子としての戦人」は強力な切り札になります。
     ふつうに考えて四等分の遺産分配が、留弗夫一家には五分の二、入ってくることになる。
     いや、それよりも「二票」という投票権が強いかもしれません。

     だから家族の話をしよう、なのです。

    留弗夫「黙っててスマン、実は戦人は俺の子じゃなくてオヤジの子なんだ。
      ということで俺と一緒に親族会議を戦ってくれ。
      ……って、打ち明けなきゃいけねぇんだよなあ、戦人と霧江に。
      うわー、戦人は明日夢の一族のほうにスゲーなついてるし。
      霧江は戦人のこと、明日夢の子だと思ってるから半分憎んでるし。
      そんなこととても言えねぇ〜。
      でも言わなきゃなあ……。
      言ったらスゲー怒るだろうなあ……。
      殴られるくらいじゃすまねえかもなあ。
      俺、きっと殺されるなあ」

     おお、あのシーンが、説明できました。


    ●07151129の謎

     戦人二人説に基づくとすると、07151129の謎はきっと以下のようなことではないでしょうか。
     0715は、戦人の誕生日だそうです。
     だとしたら、1129は、もう一人の戦人の誕生日です。

     07151129は、貸金庫の「扉を開く鍵」でした。

     この作品において、「鍵」というのは、「謎を解く手がかり」という意味合いです。

     つまり、
    「二人の戦人が揃ったとき、謎はすべて明かされ、黄金郷の扉は開くだろう」
     という意味でしょう。

     ちょっと勇み足をして、解答編終盤の展開を予想してみます。
     密室の謎なんかは、ずーっと考え続ければ、いつか絶対解けてしまいます。戦人の仮説を、ベアトリーチェはいちいち赤字で切らなければならないルールですから、どんどん可能性は狭まっていきます。
     その意味でもベアトリーチェは勝てないです。
     でも戦人が勝ち、ベアトリーチェが負け、戦人は妹のもとに帰り、ベアトリーチェはひとりぼっちになる。それで物語として良いのか。

     美しい結末は、戦人とベアトリーチェが両方勝利条件をみたし、双方が満足な結果を得ることです。
     そのためには、「もうひとりの戦人」がゲームに登場することが絶対必要です。
     生きてるのか死んでるのかもわかりませんが、何かのアッと言わせるような方法で、バッと連れてくるしかないのです。朱志香説と戦人二人説を正解とするならば。
     だから、何かスゴイ方法でムリヤリ連れてくる。
     二人がかりでゲーム盤をたたき割る。
     だいたいそういう展開になるんじゃないかな。という予想でした。


     話を戻します。
     07151129が、ふたりの戦人の誕生日だとするのなら。
     この番号を暗証番号として指定した人物は、戦人が二人いることを認識してたことになりますね。
     朱志香説だと、それは朱志香ということになります。
     朱志香がボトルメールを書いて真相をケムに巻いた。
     朱志香が南条と熊沢の遺族に金を送って殺人のお詫びをした。
     その金の受け取り方が07151129。

     はて、朱志香がベアトリーチェであり、彼女は戦人が二人だということを知っていた。ならば前提が崩れるんじゃないか。二人いることがわかってるんなら対戦相手を間違えないんじゃないか。

     この矛盾を解消するような想像をしてみましょう。こうです。

     朱志香は戦人のことが好きだった、というのが基本条件ですから、誕生日くらい覚えてて、プレゼントをあげようとするでしょう。
     誕生日を聞きます。1129戦人が、11月29日だよ、と答えます。
     さて、時間が経過して、翌年の親族会議の日。
     朱志香はプレゼントを用意しています。まだ2ヶ月先だけど、年に一回しか会えないんだもんな、今、プレゼント渡すよ、ほらよ。
     けど、その年に現れたのは0715戦人だったのです。
    「何いってんだよ。俺の誕生日は7月15日だよ。とっくに過ぎてるよ」

     えっ、どうして?

     幼い朱志香につきつけられたミステリーです。
     そしてこのミステリーを、彼女はまだ解いていないんです。

     解いていないけれど、これは、とても重要なことのような気がする。
     この秘密がわかったら、あの日、戦人に「魔法なんてない」と言われてしまった、あのとき不審に納得がいく気がする。
     この謎がとけたら、私はもう一度、黄金郷にたどりつける気がしてならない。

     その予感がした。だから彼女は、カネしか詰まっていない「小さな黄金郷」の鍵として、この番号を使うことにした。

     そんなところで、どうでしょうか。
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